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ネパール旅行記(アンナプルナトレッキング)-#1

世界の屋根ヒマラヤの絶景を望む神秘の国

マチャプチャレ

ヒマラヤトレッキングをしたネパール旅行記アンナプルナ地域の初心者コースをシェルパたちとトレッキングし、世界の屋根ヒマラヤとその麓に住む人々とのふれあいを写真と共に綴る。人と車と牛が行きかうカトマンズの喧騒から離れ、ポカラから出発した2泊3日の山歩きは短いながらも感動の連続。初めて見たヒマラヤ連邦と朝日に輝くマチャプチャレは、想像を遥かに超えた大きさと美しさに思わず感涙。ヒマラヤの絶景とカトマンズの市内観光も網羅したネパール旅行の記録。

主な訪問地:バンコク~カトマンズ(ダルバール広場・ボナダート・パシュパティナート・スワヤンブナート)~ポカラ~(アンナプルナトレッキング開始)フェディ~ダンプス~カーレ~ノーダラ(マチャプチャレ展望)
旅行時期:2005年9月/利用航空会社:タイ国際航空/[外務省]ネパール基本情報

アンナプルナトレッキング 評価:4.04.0星 -kaycom

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ネパール旅行1~2日目 成田~バンコク~カトマンズ

ネパール入国

2005年9月、連休を利用してネパールに行ってきました。日本から、タイ国際航空でバンコクまで行き一泊し、翌日カトマンズまで。

 ネパールへの入国はVISA(US$30)が必要で、私たちはカトマンズの空港で取得しました。その際、申請書に指定されたサイズの写真が必要なのですが、人によって持ってきているサイズがマチマチでした。しかし、入国管理の人は構わずバチンバチンとホッチキスで留めていきます。このへんからすでにネパールの人の気質を感じ始めました。

ネパール上空

カトマンズの街

天気は晴れ。暑さも東京と変わりませんでした。迎えにきていた現地の案内人ヒムさんともすぐに会え、車でホテルまで送ってもらいました。

街に入っての第一印象は、「なんて人と車が多いのだろう」ということでした。東京に住んでいる私でさえそう思うくらい、あふれかえっていました。しかも「最近、信号できました。みんな慣れてない。なんでもありよ」とヒムさんが言うとおり、みんな自由?に運転をしています。牛と人と車をよけながらのここでの運転技術は、相当ハイレベルだと思いました。

カトマンズ
カトマンズ

 無事ホテルに着き、ダルバール広場などカトマンズ市内を観光しました。今ちょうど新盆という時期で、お祭をしていました。夕食は、タメル地区にあるレストランに行ってみました。この地区は、観光客がたくさん集まるところで、お土産物屋やホテルなどがひしめきあっています。
私は、代表的なネパール料理を頼みました。それと地ビールの、その名も「EVEREST」。辛いのがそれほど強くないので、辛さを控えめにしてもらいました。日本人にも本当においしくいただけると思います。一人分がとても多いので、みんなでシェアするといいかもしれません。(写真の食事が一人分です)

カトマンズ
カトマンズカトマンズ
カトマンズ
カトマンズ
カトマンズ
カトマンズ
カトマンズ
カトマンズ
カトマンズ
カトマンズ
カトマンズ
カトマンズ
カトマンズ

首都停電

 食事をしてホテルに帰る際、迷路のような街中で迷子になりました。さらに激しい雷雨になり、私たちはお店の軒先で雨宿りをさせてもらっていました。すると突然ヒュンだかブンだか音がして、ネパールの首都カトマンズ全体が真っ暗になりました。停電です。原因は雷らしいのですが、一国の首都がこんな簡単に停電になっていいのだろうか・・と日本人の私は思いました。しかし、街の人はみな慣れた様子でロウソクを灯したり、店じまいをしたり。

  私たちは、真っ暗な中雨がやむのも待っていられず、少年が運転するリキシャー (人力車)でホテルまで帰りました。ホテルも当然停電で、ロウソクの灯りの中シャワーをあびて寝ました。こんな体験は日本ではそうないだろうと、初日からなかなかいい滑り出しです。

ネパール旅行3日目 カトマンズ~ポカラ~フェディ~ダンプス

 今回のネパール旅行の最大の目的は、ヒマラヤのトレッキングです。

  早朝、ホテルでこれからトレッキングのガイドをしてくれる人と落ち合い、空港へ向かいました。ヒマラヤのトレッキング(特にアンナプルナ地域)では、マイオスト(テロ集団)などによるトラブルが発生したりするので、地元のガイドやシェルパとチームを組んで歩くのが安全だということです。

運動不足

カトマンズからブッダ航空でポカラまで。

ブッダ航空から

そこで、今回一緒に登るシェルパの人たちと合流し、買い物をしながら車で登山口のフェディーまでいきました。

ポカラ
ポカラ

そこでシェルパのみんなはパッキングをし、私たちはそれが終わるまで休憩です。
準備も終わり、いよいよトレッキング開始です。最初は結構急な石段の登りが続き、ひさびさの鈍った体にはかなりこたえました。

トレッキングトレッキング

しかし、景色はとても美しく、田んぼが広がる風景は、日本の田舎を思わせます。実際、以前ネパールにきた日本人が「ネパールは60年前の日本だ」と言ったそうです。

途中の休憩所で日本人に数組会いました。彼らは私たちとは逆のルートを歩いてきたということで、これから私たちが向かう道を尋ねてみました。
「そんなキツクありませんよ。ちょっと急な登りをすぎればあとは緩やかだし。」
ホッとしました。
「でも、ヒルはたくさんいますよ」
テンションが下がる中、彼らと別れ再び出発しました。

きれいな緑色の田んぼのあぜ道を進んでいきます。日本の段々畑とそっくりでした。しばらく行くと、また石の道になり、急な登りが始まりました。きつかった・・。それにしてもこんなに体力が落ちているとは、ショックでした。私たちがゼーゼーいいながら必死で登っているのに、シェルパのみんなは、大量の荷物(私たちのバックパックも)かついで、余裕で進んでいきます。後で聞いた話ですが、エベレストでもシェルパをやっているとのこと。今回のトレッキングは、彼らにとって散歩みたいなものだったらしいです。

ネパールの山小屋

やっとの思いで途中の休憩ポイントにたどり着きました。このルートには、いたるところに休憩所や山小屋があり、気軽に立ち寄ることが出来ます。中には、山の中とは思えないようなきれいな建物(まるでお城)もありました。他のところも、お城とまではいきませんが、とてもかわいらしい山小屋で、設備の良さをアピールしているところも多くありました。やはりこういう風にしないと登山客が入らないのかなと思いました。

トレッキング

そんなこんなで、なんとか最初の宿泊地ダンプスに到着しました。小さな山の中の集落といった感じで、私たちがみた家は、ほとんど山小屋をやっていました。中には「SAKURA」というのもありました。きっと訪れる日本人が多いのでしょう。

トレッキング
トレッキング
トレッキング
トレッキング
トレッキング
トレッキング
トレッキング

この山小屋にきて、私が一番驚いたのは、トイレが水洗だったということです。こんなところで出会えるとは思ってもみませんでした。シャワーこそ浴びれませんが、部屋や食堂など、トレッキングの途中で宿泊するには、十分な設備が備わっていると思います。

ダンプスの村からは、晴れていれば目の前にヒマラヤの山々が見えるはずだったのですが、あいにく雲がかかっていて見えませんでした。明日に期待して、山小屋のお母さんが出してくれたコーラとビスケットをいただき、やっと一息つくことができました。

トレッキング
トレッキング
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トレッキングトレッキング
トレッキング
トレッキング
トレッキング
トレッキング

大自然の恐怖

この夜は、大雨でした。本当はテントに寝るはずだったのですが、雨がすごいのとヒルがすごいのとで、部屋に泊まることになりました。しかも、追加料金は一切無しです。この辺の融通の利きさは、日本ではなかなかないだろうなと思いました。

トレッキング
トレッキング
トレッキング
トレッキング
トレッキング

雨とともに雷も激しく鳴り始めました。そして(やっぱり)停電です。山の上なので、上空に雷雲があるというより、雷雲の中に私たちがいる状態でした。そのため、稲妻がバシバシと、すぐ近くの電柱や地面に落ちていました。おさまったかなと思うとまたすぐ次の雷雲が来て、激しい雷雨になります。あまりの激しさに、朝になったら山のふもとまで流されているのではないかと思ったほどで、実際、さっき登ってきた山道が川になって濁流が流れていました。しかし地元の人は、その川になった道を、雷が落ちているすぐ脇を、平然と歩いています。「(戦っているわけではないのですが)勝てない・・」と思いました。

翌日ガイドくんとその話をしたら、「自分達の目の前にも3回落ちて、思わず怖くて飛び出した」と言っていました。こんな大自然と恐怖を同時に、こんな身近で感じたのは初めてだったかもしれません・・・。

ネパール旅行4日目 ダンプス~カーレ~ノーダラ

ネパールの英語

雷と大雨の恐怖から一夜明け、2日目の朝がきました。天気は曇り。残念ながらヒマラヤの山は見えませんでした。「ま、歩くのには涼しくていいや」と、宿泊した山小屋で水を購入してから出発。

トレッキング
トレッキング

途中、通学する子供たちと「ナマステ」と挨拶を交わしていきました。みんな、とても素敵な笑顔で恥ずかしそうに手を合わせてくれます。その度に、ホカっとした気持ちにさせられました。中には、「ハロー」と英語で話しかけてくる子供もいたのですが、あとでガイドくんに聞くと、「ネパール人、英語を話したいんです。普段話せないから」と言っていました。外国人の私たちが「ナマステ」と言い、ネパール人の子供たちが「ハロー」と言う、なんだかおかしな挨拶になっていました。ネパールでは、小学校から英語を学び、テレビでもラジオでも英語の番組がやっています。そのため、みんな英語はペラペラでした。

トレッキング
トレッキング

ヒルとの戦い

2日目のルートは、うっそうとした森の中を歩く、というものでした。昨日の大雨といい、森の中といい、アレにとっては最高の条件でした。そう、ヒルです。昨日会った日本人の言葉がよみがえりました。
「ヒルはたくさんいますよ」
彼らの予言通り、さっそく登場です。私はテレビなどでしか、ヒルを見たことがないので、ナマに出会ったときはかなりショックでした。日本で見たのものとは少し違いましたが、あの気持ち悪さは同じです。

すると、シェルパの一人が森の中へ入り、枝を折ってきました。そして持っていた布を少し破り、それに塩をくるんで枝に巻きつけると水で濡らしました。
「ヒルがついたらこれでたたくといい」と言って私たちに渡してくれました。「こっちではよくヒルにかまれるの?」と聞くと「何度もありますね」とさらっと言っていました。どうやらこちらでは日本の「蚊」と同じようなものらしい(本物の蚊もいますが)。

トレッキング

心強い武器を得て、さらに登っていきました。前日、大雨が降り、ところどころその水が川になって道をふさいでいます。その川を通りすぎると、数匹のヒルが靴にくっついてきます。その度に、手にしている武器で退治していきました。そのポイント以外でもいたるところにいるので、常に「ヒルチェック」はかかせませんでした。登りの辛さと、ヒルの恐怖の気づかれで、普通のトレッキングより疲れたような気がします。

トレッキング
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トレッキングトレッキング
トレッキング
トレッキング

ネパールのお寺で

そんなこんなで、なんとかヒル多発ポイントを突破し、ランチタイムになりました。今回は、カーレにあるお寺の敷地をお借りすることになりました。とても色鮮やかな仏教のお寺で、はじめは鍵が閉まっていたのですが、たまたまそこの管理人のお母さんと出会い、中を見せていただけることになりました。中も、壁から天井から細かい装飾がされていて、あまりの鮮やかさに口をポカンと開けて眺めてしまいました。細部まで本当に丁寧に描かれていて、まがりなりにもデザインを手がけている私にとっては、とても興味深いものでした。

トレッキング
トレッキング
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トレッキング
トレッキングトレッキング

こういった描画の手法は、親から子へ代々伝えられていくそうです。「私も描き方を教わることはできるの?」と聞くと、「マンダラなどの描き方を教えているところがある」ということです。今回は時間がないため無理でしたが、チャンスがあったら一度やってみたいなと思います。

ランチのあと、パッキングが終わるまでの間、そこのお母さんが赤ちゃんを抱っこして私たちのところへ来ました。子供をあやす姿は、どこの国も一緒だなと思いました。 隣には犬が気持ちよさそうに寝ていて、子猫もどこかからやって来ました。人をまったく恐れず、とても人懐こくて、膝の上や肩に乗ってきます。お母さんが言うには、この子猫と犬は、夜いつも一緒に寝ているそうです。

山の風をうけながらそんな話を聞いて、お母さんと赤ちゃんを見ていると、なんだかホンワカした気持ちになってきます。ネパールに来てから、もう何度もそんな気持ちになりました。それだけでも来てよかったなと心から思います。

トレッキング

怪しい雲行きでしたが、なんとか雨も降らず陽もさしてきました。 パッキングも終わり、お母さんと赤ちゃんに別れを告げ、トレッキング最後の宿泊地、ノーダラへ向かいました。

ネパールのスポーツ

学校も終わった午後になると、あちこちで子供たちがサッカーをしていました。ネパールではサッカーが大人気で、日本のナカタも有名です。 学校の校庭でも放課後、大勢の子供たちが、ひとつのサッカーボールを裸足で追いかけていました。 サッカーの他に、凧あげもやっていました。お正月とか季節は関係なく、一年中するそうです。日本と同じように、凧同士を戦わせて遊んでいました。

そんな中、女の子やまだサッカーのできない小さい子供たちは、どろんこのお団子を並べて「おままごと」をしていました。私たちがその横を通ると、「甘くておいしいから食べて!」とニコニコ笑って差し出してくれます。自分の小さいころも、同じことをして遊んでいたなと、懐かしくなりました。

トレッキング

ノーダラ

ランチのお寺からノーダラまでは、いくつもの集落を通り抜け、1時間程度で着きました。

トレッキング

山小屋では、今回もテントではなく、部屋に泊めてくれるということです。荷物を置き、いつものサンダルと巻きスカートに着替え、夕食が出来るまでの間、外を散歩することにしました。 ノーダラからは、出発地でもあるポカラの街が、遠くの山間に見下ろすことが出来ました。明日はあそこまで歩いていくんだ、と眺めていると、虹が現れました。今回のトレッキングでは二度目です。一度目はダンプスで大きな虹を見ることが出来ました。何かいいことがあったらいいな、とほのかな期待をしながら散歩を続けます。

トレッキング

星空の下で

ここにも数件の山小屋があって、「24時間あったかいシャワーが浴びれます」などとうたっているところもありました。これからが、観光のベストシーズンというだけあって、改築したり、新たに建築したりという光景が、ノーダラだけでなく、いたるところで目に付きました。

ここでも子供たちはサッカーして遊んでいましたが、中には羊を追っている兄弟もいました。山の中では、家畜と一緒に暮らしている家がたくさんあり、ノーダラで宿泊した山小屋でも、鶏と山羊を飼育していました。

トレッキング

散歩を終え、山小屋へ戻ると夕食ができていました。今回もすごい量です。チキンカレーにフライドポテト、パスタ、野菜炒め、ご飯、スープ・・・。トレッキングをしている最中に太ったのは初めてです。

夕食も終わり、すっかり暗くなった頃外にでると、ものすごい星空がひろがっていました。天の川が、本当に「川」として見えました。なんだか嬉しくて、部屋に戻ってはまた出る、というのを何回も繰り返してしまいました。

次は、神が棲む山マチャプチャレへ

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