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ネパール旅行記(エベレスト街道トレッキング)-#2

サガルマータ国立公園へ

主な訪問地:パグディン~モンジョ~ナムチェバザール

エベレスト街道を街道沿いの村々に訪れながらのんびり歩く。パグディンからナムチェ坂の途中までは、谷底や木々の中を歩くのであまり展望はないが、ナムチェバザールに近づくと視界が開け、いきなり間近にヒマラヤの山々が迫ってくる。外国人で賑わうナムチェバザールでは、地元でも評判のカフェに入りピザやケーキを試食。夜はティハール祭りで、近所の子供たちがお菓子やお小遣い目当てに踊りにやってきた。

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ネパール旅行4日目 パグディン~モンジョ

お湯とモーニングティ 朝6時半。
部屋に電話はないので、モーニングノックで起床。と言っても、私も含め、ほとんどのメンバーがすでに起きていた様子。

ガイドさんたちが、各部屋にモーニングティーとお湯を入れた洗面器を配ってくれます。

ここは谷あいの村なので、夜は明けているけれどまだ日が射さず薄暗い。しかし、窓から空を見上げると雲もなくいい天気そうでした。

7時半。朝食を食べに昨日の食堂へ行きます。
メニューはお粥と味噌汁。そして、添乗員さんが日本から持参してきたふりかけなどが並びます。

味噌汁お粥

出発までまだ時間があったので外に出てみると、ロッジの後ろにコンデリ峰のヌプツェが朝日を浴びて聳えていました。

コンデリパグディンのロッジ

8時半、出発。
今日は、モンジョ村まで約3時間の行程です。昨日までは下りでしたが、ここからは登りがメインなので、あまり厚着をしないで出発しました。

途中、ヒマラヤの麓に住む人々の生活を垣間見ながら、休憩しつつのんびりと進みます。

エベレスト街道の風景エベレスト街道の風景エベレスト街道の風景エベレスト街道の風景

タムセルク 山道の途中で木々が開けたところに出ると、そこからヒマラヤの名峰タムセルクの雄姿が見えました。
ヒマラヤひだが行く筋も入った真っ白な姿が、澄んだ青空に映えて本当に美しい。

さらにシェルパやゾッキョが行き交う山道は続きます。

エベレスト街道の風景エベレスト街道の風景エベレスト街道の風景エベレスト街道の風景

しばらく行くと滝があり、そこの向かいの坂を登るとベンカールという集落にあるロッジに到着。時刻は10時。ここでチャイをいただきながら大休止です。

エベレスト街道の風景エベレスト街道の風景

その後はしばらくなだらかな道が続き、大きな畑を持った民家が点在しています。畑には主に葉物の野菜が育っていました。
このあたりからもタムセルクが綺麗に見えます。

エベレスト街道の風景エベレスト街道の風景エベレスト街道の風景

さらに進むと長いつり橋が現れ、シェルパ族の聖なる山クーンビラ峰がお目見え。
少し急な上り坂を登って曲がり角を曲がると、エベレスト街道の両脇に並ぶ集落が現れました。
今日の目的地モンジョ村です。

エベレスト街道の風景エベレスト街道の風景エベレスト街道の風景

モンジョ

さらに静かなメインストリートを奥まで登っていくと、今日のロッジ、サミットハウスに到着。
時刻は11時半。予定通り3時間で着きました。

エベレスト街道の風景サミットハウスサミットハウス

昼食の前に先に部屋に入ることになったのですが、今日はトイレとシャワーがついたちょっといい部屋に泊まれることになりました。

トレッキング中のロッジは基本的に予約はできず、現地に着いてから、ツアーを率いるサーダーのコネクションで決まるそうなのですが、そのつながりの度合いによって、同じ値段でもいい部屋を割り与えてくれたりと、同行するサーダーの力量次第で、ロッジの良し悪しが決まります。
ひいてはそのトレッキング自体の質が決まるといっても過言ではないでしょう。

サミットハウスサミットハウス

12時半、昼食です。
今回は、チベタンブレッドと野菜とりんご。どこまでもヘルシーですが、これが地元の人たちが食べる日常食なのです。

サミットハウスサミットハウス

昼食後、再び集合して近くの小学校とゴンパまで散歩に出るということで、その前に、太陽が出て暖かいうちに部屋にあるシャワーを浴びることにしました。
Tさんからは、

シャワーを浴びると体力を消耗し高山病になる可能性もあるので控えたほうがいい

と言われていましたが、今までの経験上、このくらいの標高では問題ないので、それより心配な風邪を引かない程度にささっと熱いお湯で汗を流します。
トレッキング中はシャワーを浴びれないと聞いていたのでこれは嬉しい誤算でした。

14時、散歩に出発。
ロッジから10分ほどで学校に到着しました。今日はお休みということで子供達の姿はありませんが、山を切り開いて造った校庭と平屋の校舎はいかにも学校っぽい。
このあたりには学校はここしかなく、昨日宿泊したパグディンの子供達は、毎日あの山道を歩いて通学してくるのだとか。シェルパの人たちが身体的に強いのも頷けます。

モンジョの学校モンジョ

ゴンパは学校から丘を少し登ったところにありました。チベット仏教らしい彩られた装飾が青空に映えてとても綺麗。
こちらも今日は誰もいないとのことで中には入れませんでした。

モンジョの学校モンジョ

ふと登ってきた方を振り向くと、モンジョの村が一望できました。山間の本当に小さな集落で、眼下には今歩いているエベレスト街道が細く続いています。
その素朴さに世界中で有名な登山道とはいえ、やはりヒマラヤの奥地なのだと実感。

モンジョの学校モンジョ

来た道を戻ってロッジに戻りましたが、まだ時間があったので一人でメインストリートを散歩してみることにしました。とはいっても、本当に小さな村なのですぐに端っこまで到着。

モンジョの学校モンジョ
モンジョモンジョモンジョモンジョ

民家訪問

折り返して戻る途中、ある民家の前でTさんに呼び止められました。

今この家で民家訪問しています

とのことで中に入ってみると、ツアーのメンバーが揃って椅子に座り、そこの家のお母さんが作ってくれたモモをご馳走になっていました。
モモとは、ネパールやチベットでよく食べられる餃子みたいな料理です。
私もさっそく加わりひとついただきました。皮がモチモチしていて、おやつにちょうどいい。

モモモンジョ

続いて、こちらの地酒ロクシも味見させてもらいました。この家で作ったもので、味はうすい日本酒といった感じ。
しかしアルコール度数は40度以上あるそうで、高山病が心配されるこれからの行程を考えみんな舐めるだけに止めました。

ヒマラヤの麓の風景

お母さんにお礼を言ってロッジに戻ります。
しかしまだ時間がたっぷりあるので、今度は丘の上に登ってみたいと思い道を探索。少し行くと、石垣に挟まれた細い脇道を発見しました。 どこに続いているのかわかりませんでしたが、とりあえず上に向かっているので進んでみます。
人二人は並んで歩けない細い道の両側は民家や畑が並び、洗濯物が干されたり、家畜が休んでいたりととてものどかな風景です。

モンジョモンジョ

民家が途切れ視界が開けると、片側が山の斜面、片側が崖という場所にでました。崖の下を見ると、山間の斜面にいくつもの段々畑が広がり、そこに住む人々が農作業をする姿が見えました。小さな子供も、自分達のできる仕事を手伝っています。
そこには傾きかけた太陽の日差しが山の間から差し込み、なんだか昔話に出てくるような、別世界ではないけれどちょっと時間の違う世界を見ているようでした。

モンジョモンジョ

道はまだ先に続いていましたが、太陽の位置を見るともうすぐ山に隠れそうだったので引き返すことにします。
ほんのひと時でしたが、とても素敵な時間と風景を堪能することができました。

モンジョモンジョ

ロッジに戻り、今度はタムセルク峰の夕焼けを鑑賞。
外の椅子に座って刻々と変化する空と山を見上げていると、真っ白な頂がだんだんと赤く染まっていき、暗くなった夕空に輝いていきます。
周りの高い山に太陽光が遮られて頂上付近しか色がつかないのが残念でしたが、それはそれで美しかったです。
しばらく見とれていましたが、寒くなってきたので部屋に戻りました。

タムセルクタムセルク

19時に夕食。メニューはきのこスープとモモやパスタのメイン。
お腹も一杯になり今日も早寝です。

夕食夕食

ネパール旅行5日目 モンジョ~ナムチェバザール

クーンビラの朝焼け5時半起床。
モーニングノックよりは早い時刻ですが、クーンビラの朝焼けを見たかったのでがんばって起きました。
外に出て少し歩くとその姿が前方に綺麗に見えるポイントがあります。そこにある椅子に座って日が当たるのを待っていると、他のメンバーもポツポツと現れました。
6時すぎ、ようやく朝日が当たり始めましたが、残念ながら期待したほど赤くならなかったので諦めて退散。

7時に朝食を食べて8時出発です。
太陽の日差しはまだ山に隠れていて谷間まで届きません。

朝食朝食

今日はナムチェバザールまで行くのですが、今回のトレッキングの中で一番きつい道のりで、かなりな急坂を数時間登らなければならないとのこと。しかし、時間的には余裕があるのでそれほど不安は感じません。
Tさんも、

どんなにゆっくりでもいいので自分のペースで歩いてください

と言っているので、
逆に、好きなペースで歩けるので今までよりも気が楽なくらいです。

サガルマータ国立公園

ロッジを出て少し行くと、サガルマータ国立公園の入り口がありました。
サガルマータとはネパール語でエベレストのことを意味し、世界の名だたる高峰が連なるクーンブ山群一帯の世界一高所にある国立公園です。
ここから先が、ユネスコの世界自然遺産に登録されている地域になり、入るには入域許可証(要顔写真)が必要です。
私達のツアーの場合はツアーリーダーがまとめて携帯していました。

入域許可証サガルマータ国立公園の入り口

マニ車が並ぶゲートを抜けると、しばらく急な下り坂が続き、前方にはクーンビラ峰が聳えていました。

エベレスト街道クーンビラ

つり橋を二つ渡り、石がごろごろしている川原を進みます。

つり橋つり橋ドゥードコシ川

川原が終わったところで上を見上げると最後の長いつり橋が見えました。あの橋を渡るといよいよ急登の始まりなので、ここで上着を脱いで薄着になっておきます。

つり橋

つり橋を渡りちょっと下ってから登り開始。

エベレスト街道エベレスト街道エベレスト街道

ナムチェ坂の急登開始

つづら折の山道をひたすら登っていきます。道はほとんどが土で、相変わらずかなりな砂煙が舞い上がります。初日からそのせいで喉を痛めてしまったので、首にタオルを巻き、人やゾッキョが通り過ぎるときはそれで鼻や口をガードしました。
上から下ってくる人を見ると、マスクをしている人が結構います。きっと上に行くともっとひどくなるのでしょう。

最初はみんな固まって歩いてましたが、そのうちだんだんとバラけてきました。
下の方はまだ樹林に囲まれ写真を撮るような風景もないし、私はあまり休まず歩き続けるほうが楽なので(止まると冷えるし)、ガイドさんとしばらく先行していきました。

エベレスト街道エベレスト街道エベレスト街道

エベレスト初お目見え

1時間ほど歩くとトップダラに到着。
人がたくさん集まっているので休憩所だとは思いましたが、実はそれだけではなく、この場所からエベレストが見えるとのこと。

さっそくそのポイントに立ってみると、木々の間からかろうじてそのピークが見えました。このツアー初のエベレストのお目見えということで、テンションは一気にアップ。

上に行けばもっとよく見えますよ

とのTさんの言葉も無視し、崖っぷちまで行って写真撮影。
雲に隠れることもないその姿を見たときは、マチュピチュを初めて見たときと同じで、世界の有名人に会ったときのような感動を覚えました。

トップダラエベレスト

感動の出会いを果たした後は、またひたすら登りです。
しかし、そろそろ高度も上がってきたので視界も開け、左側には雪を被ったコンデリ峰が見えました。

コンデリエベレスト街道エベレスト街道

バッファローの肉 途中休憩したところに肉の塊を籠に入れたシェルパがいました。この肉はバッファローの肉でナムチェバザールで開かれる市場に持っていくとか。
ちょっと担がせてもらったのですが、とても一人では持てない重さ。聞くと100Kgもあるそう。
こっちは一眼レフとデイバックだけでヒーヒー言っているのに、これはもはや細胞レベルで育ちが違うのだろうと思いました。

何度か休憩をしながらがんばって登りますが、今度は空腹でだんだん元気がなくなってくるのがわかりました。
Tさんからもらった柿ピーでなんとかしのぎ、

ナムチェバザールに着けばごはんだ

と言い聞かせ、よたよたと進みます。
少し行くと坂の向こうに民家が見えてきました。そろそろかと思いましたが、目的地はまだ向こうに聳える丘の裏側とのこと。

コンデリエベレスト街道

ナムチェバザール

民家の間を通り、コンデリを眺めながら階段を登ります。半円を描くようにぐるっと丘を回ると、山の斜面に民家が立ち並ぶ風景が広がりました。
エベレスト街道で最も大きな町のひとつナムチェバザール(3450m)です。

コンデリエベレスト街道ナムチェバザール

市場の横を抜け町の中心地に入っていくと、たくさんのお店が連なっていました。
よくこんな山の中にこれだけ大きな町をつくったものだと感心するくらい、観光客向けのいろいろなお店が並んでいます。

ナムチェバザールナムチェバザール

店先の商品に目移りしますが、散策はあとにして、とりあえず今日のロッジに一直線。
町が山の斜面に作られているので、水平方向に行く以外はすべて坂。ロッジは斜面の上の方にあるらしく、まださらに階段を登ります。

空腹もあり最後の階段はきつかったですが、なんとかA.D.フレンドシップロッジに到着。
時刻は11時35分。予定通り4時間の行程でした。

ナムチェバザールナムチェバザールナムチェバザール

食堂に入ると、壁に田部井さんや野口健さんらの写真が飾ってあり、ここがエベレスト登頂の拠点であることを実感します。
実際、ここから先にはこの町ほど物がそろっているところはないそうです。

全員が無事到着し、待ちに待ったホットサンドの昼ごはん。お代わりもしお腹一杯食べました。

A.D.フレンドシップロッジランチ

ロッジの部屋昼食のあと、いつものようにくじ引きで部屋の鍵を引き部屋に行くと、窓からはナムチェバザールの町とコンデリ峰が一望できました。

午後は市内散策。
まずは山の斜面の上のほうにたつナムチェゴンパへ。細い路地を登っていくと、町を取り囲むように、コンデリ、クスムカングル、タムセルクの山々が連なり壮観な風景です。

ナムチェバザールナムチェバザール

ゴンパには僧侶が一人いて中に入ることが出来ました。チベット仏教のグルリンポチェや経典が並び、荘厳な雰囲気をかもし出しています。
やっぱりこの独特の感じはチベットでもブータンでも同じようです。

ナムチェバザールナムチェバザール

僧侶にお礼を言って、次は町の中心まで行くことになりました。
私は、トレッカーがよくしていたバンダナのようなマスクがほしかったので、Kさんに聞いて購入。それは筒状になっていて伸縮性があり、頭からかぶって口や鼻を覆うというもの。生地も薄くて使い勝手が良かったです。

ナムチェバザール

ヒマラヤのカフェ

他にポストカードなどを買い、帰りにカフェによってお茶をしました。
ショーケースにはパンやケーキがならび、メニューにはピザなどもあります。
そこで、ヒマラヤのカフェの味はどんなものか試してみようと、一緒に入った内の3人で協力して、チョコレートケーキ、アップルパイ、ピザなどを注文。
これがなかなか美味しくて、ヤクのチーズがたっぷりのったピザは特に絶品。

ナムチェバザール

注文を受けてから釜で焼くこだわりで、テーブルにきてからお店の人がブラックペッパーをふりかけてくれます。
お客さんは観光客ばかりで、本を読みながらくつろいでいる人もいました。

ナムチェバザールナムチェバザールナムチェバザール

もう薄暗くなってきたのでお店を出てロッジへ戻ります。
時刻は16時半。夕飯まではまだ時間があるので部屋で休憩。

19時、食堂で夕食です。今夜のメニューはトマトスープと春巻きのようなもの。

ナムチェバザールナムチェバザール

ティハール祭り

食後、部屋に戻って寛いでいると、部屋の外でTさんから、

今子供達が踊りにやってきました

とのお知らせがありました。
さっそくカメラとお菓子を持って食堂にいくと、数人の子供たちが音楽に合わせて踊っています。
実は今日はティハール(収穫祭)というお祭りの日で、ハロウィンのように子供達が各家をまわってお菓子やおこづかいをもらうのだとか。
メンバーからも飴やかりんとう、羊羹など色々なものが出てきました。

ナムチェバザールナムチェバザール

お菓子なども出揃って踊りも終わると子供達は次の家に向かいます。
ほんの数十分でしたが、地元の文化に触れることができました。

次は、エベレスト山群が目の前に広がるシャンボチェの丘へ

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