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パキスタン(フンザ)旅行のお役立ち情報

食事・宿泊・治安・持ち物など現地の情報を掲載

フンザの谷

パキスタン(フンザ)旅行のお役立ち情報を掲載。実際に現地に行って体験した事実をもとに、旅のポイントや注意点、治安、食事や宿泊施設の状況、持っていくと便利なものなど、独自の感覚と観点で記載しています。基本情報は外務省や旅行会社などのサイトを見ていただければわかると思うので、ここではそれ以外の現地で使える情報をご覧ください。

主な訪問地:イスラマバード~ベシャム~チラス~ジャグロット~シガール~カプルー~カリマバード(ハセガワメモリアルスクール)~ナガール~ホーパル氷河~ドゥイカル~アリマバード~ムルタザバード~ギルギット~シャティアール~タキシラ(ガンダーラ遺跡)
旅行時期:2010年3月~4月/利用航空会社:パキスタン航空/[外務省]パキスタン基本情報

▼ パキスタンの写真一覧 ▼
(クリックするとこの下に表示されます)

イベント

日本初公開のパキスタン映画『娘よ』

日本初のパキスタン映画『娘よ』3月25日より上映

監督・脚本・プロデュースはこの作品がデビュー作となる女性監督アフィア・ナサニエル。知られざるパキスタンの大自然を余すところなく捉え、山岳地帯に繰り広げられる母と娘の緊迫の逃走劇を描いている。すでに海外でも高い評価を受け、第87回アカデミー賞外国語映画部門のパキスタン代表にも選出された。その後世界20カ国以上で上映され、クレテイユ国際女性映画祭観客賞を始め、ソノマ国際映画祭最優秀作品賞など数多くの賞を受賞している。
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旅の概要

今回は、杏の花が咲き誇るフンザを巡る旅。シガールカリマバードを中心に、のどかな風の谷の桃源郷でのお花見が目的。

以下のリンクをクリックすると、その行程が書かれた旅行記をご覧になれます。

行程

見どころ

フンザの谷

なんといってもフンザ渓谷の壮大な景色だろう。この谷は、「風の谷のナウシカ」の谷のモデルともなったと噂される場所で、最後の桃源郷とも言われている。
春には杏などの花が咲き、秋にはポプラが黄色く色づく。それらの色と青空、周りの雪山とのコントラストはまさに絶景。
カリマバードからは、ラカポシ、ウルタル、ディラン、フンザピーク、レディフィンガーなどの高峰が間近に見られ、天気のいい朝の散歩などおすすめ。また、ハセガワメモリアルスクールでは、都合がよければ学校の見学もできる。

カリマバード近郊では、ナガール村ホーパル氷河ドゥイカルの丘などに足を延ばせる。アルチット村では、村人たちが楽器をならしフンザダンスをしている場面に出会えるかもしれない。高台に建つチベット風のお城バルチット城も屋上まで上れるのでぜひ行って見よう。

フンザに至るまでのカラコルムハイウェイはハードな道のりだが、その分景色もすごい。パキスタン名物の芸術的なデコトラを鑑賞しながらのんびり行こう。途中ではナンガパルバッドの名峰も見ることができる。

南部の方ではガンダーラ遺跡のタキシラにも寄ってみたい。フンザとはまた違うパキスタンの文化に触れることができる。

フンザまでの道のり

カラコルムハイウェイ

秘境フンザへの旅は、イスラマバードから途中のギルギットまで陸路と空路とがある。天候に恵まれれば空路で行けるが、私たちは陸路となった。その場合、カラコルムハイウェイやスカルドゥロードをひたすら走るのだが、崖っぷちの悪路でかなり揺れ、いたるところで工事をしているためしばしば足止めをくらう。そのため、行きも帰りも移動に時間がかかり、全体的に体力と気力がいる旅となる。
しかし、道中の景色は壮大で素晴らしいので、人々とのふれあいも楽しみながらのんびり構えていってほしい。

移動中のトイレは原則「青空トイレ」。最初は慣れないかもしれないが、次第にポイントを見つけるのもうまくなる。使用した紙は持って帰ろう。

宿泊施設

宮殿ホテルのシガール・フォート

場所によってレベルはまちまち。小さな村では設備もそこそで、お湯の出も悪かったりする。しかし、そういう場所に来ているのだと割り切って楽しもう。停電もしょっちゅうなので、寝るときは必ず枕元にライトを用意しておいたほうがいい。

今回の旅行の中で一番豪華だったのは、シガールの宮殿ホテル「シガール・フォート」(左写真)とギルギットの「セレナホテル」。それ以外もこれに比べると簡素だが、最低限の設備は整っているし、なによりスタッフが一生懸命おもてなしをしてくれる。そのため、ツアー中は一度も嫌な思いはしなかった。

チラスは国営ホテルに泊まったが、新館とインダスビューの部屋があり、どちらがいいか聞かれたら「新館」がおすすめ。こちらの方が設備がいい。

時期によっては朝晩は結構冷え込むので、寒がりの人はあたたかくして寝られるものを持っていくといい。今回のツアーでは、夜寝る前に旅行会社が用意した湯たんぽが配られた。

食事と水

フンザ料理

全体を通して、とても美味しい。ホテルで食べる食事は観光客用に用意されたものだが、サラダ、スープ、カレー、ダル、チャパティ、中華などバラエティーに富んでいた。カリマバードで宿泊したフンザエンバシーでは日本食も出て、これがなかなかのレベル。

また、フンザは長寿の里としても知られ、それのもととなる伝統的なフンザ料理がある。これは、蕎麦や乳製品、杏オイルなどで作られ、健康食だけあってどれもあっさりとやさしい味。ちょっとものたりない感じもあったが、郷土料理なのでぜひ食べてみよう。

パキスタンはイスラムの国なので、基本的にお酒は飲まないが観光客用に売っている場所もある。フンザにはフンザウォーターと呼ばれる地酒があり、ホテルで飲める。

水道水は飲めないので、必ずミネラルウォーターを買おう。またバザールなどで売られているものは衛生面で気を付けた方がいい。旅を最後まで元気に続けたいなら、口にするものはしっかりと自己管理しよう。とはいえ、水は、料理や洗い物などにもいろいろ使われているので、そこからミネラルウォーター以外の水が口に入ることもある。そこはしかたがないので、最初からお腹を壊す覚悟で行ったほうがいいかもしれない。実際、気を付けていても体調を崩す人(特におなか)が何人もいた。

治安

カリマバードの子供たち

パキスタンというと危険というイメージが最初にくることが多いが、フンザの方は東京よりも安全。もちろん、最低限の危機管理は必要だが、それは日本も同じだ。

まず、フンザには、外国の都市でよくある治安が原因の「立ち入り危険エリア」がない。早起きして一人で写真を撮りに行っても大丈夫。商店街の人や学校に行く子供たちがみんな笑顔であいさつしてくれる。

ただ、イスラマバードからフンザまでの道中は、警察がガードのために車に同乗したり、街に配備されたりしている地域もある。街の境目や特定のエリアにはチェックポイントがあり、その都度そこでチェックを受けることも少なくない。何か問題が起こればすぐに動けなくなりそうな雰囲気を醸し出しているが、起こるか起こらないかは行ってみないとわからないので、そのリスクを踏まえた上で行くしかない。

ただ、パキスタンには、あちこちに日本の支援があったことを示す日の丸が描かれた看板があり、各地の人々の対応を見ても日本人に対して好印象を持っている感じがした。

注意点

カリマバードの女子学生

写真撮影

写真撮影の際、人を撮る場合は必ずその人に一言確認しよう。特に女性は嫌がる人が多く、田舎の村だと「写真に写ると魂が抜ける」と思っている人もいてカメラを見ただけで逃げる子供たちもいた。しかし、男性や北部のフンザでは逆に撮ってくれと寄ってくる人も多い。
停電が多いためバッテリーの充電ができない場合も多いので、予備のバッテリーがあると安心。また、写真撮影が目的でなくてもメモリは多めに持って行ったほうがいい。足りなくて困っている人がいた。

文化の違い

イスラム圏なので、女性は肌の露出に気を付けよう。特にスカーフなどは必要なかったが、一枚あるとほこりよけにもなるし便利。お酒も人前で大っぴらに飲むのは控えたい。

トイレ

気になるトイレは、ホテルの部屋などでは水洗、他にはアジア式や穴だけなどがある。何れもトイレットペーパーを流すと詰まってしまうので、使った紙は近くにあるくずかごに入れる。たいてい紙は備えられていないので、トイレットペーパーをロールごと鞄に入れておくと便利。トイレだけでなく色々と使える。

体調管理

とにかくオフロードの長距離移動が多いので、少々体にこたえる。途中、お店もなかなかないので、土砂崩れや工事などで足止めになった場合のために非常食を用意しておくと安心。実際これでかなり救われた。

また水や食べ物など気を付けていてもおなかを壊す可能性が高いので、下痢止めやその他の常備薬は必須。正直、秘境系の現地で体調を崩した場合、市販の薬ではあまり効かないことが多いが、運よく効くかもしれないのでやはり持っていこう。
食事は油の多いものや香辛料がきいているものが多いので食べ過ぎに注意。

お腹を壊したときのひとつの対処法として、出るものは薬などで止めず全て出し、しばらく何も食べずに(水は十分にとる)体の中を空っぽにする。若干げっそりするが、これで回復に向かうこともある。

矛盾するが、あまり気にしすぎるのも却ってよくないし、何より旅行を楽しめないので、「秘境に下痢はつきもの」とひらきなおって挑むくらいがいいと思う。

あると便利なもの

湯たんぽ

現地であったら便利なものを必須度順、番外編でご紹介。
女性ならではのものもあるので、参考にしてください。

旅行ではなるべく荷物は少ないほうがいいので、いるかいらないか迷ったら、それが現地でも買えるものかどうかで判断するのもひとつの方法。しかし、どうしても必要なものでない限り、結局なくても大丈夫だったということは多い。(反対に、なんでこんなものが・・と思いもよらないものが大活躍したりもする)
思い切って荷物を減らし、身軽に旅立とう。

【必須★★★】

  • ライト:停電や夜間の移動用。ヘッドライトだとさらに便利。
  • トイレットペーパー:基本的にトイレに紙はない。ロールごと鞄にいれておくと色々使える。
  • 帽子/日焼け止め:秘境は日差しが強い。帽子はつばが広めで紐がついているものがおすすめ。
  • 防寒着:フリースと薄手のダウンが便利。朝晩はかなり冷える。
  • 小さなビニール袋:青空トイレで使用した紙を入れたり、道端で拾ったガーネットを入れたり、濡れたハンカチを入れたり、とにかく便利。
  • カメラなどのバッテリー:電力が不安定なので現地での充電はあてにしないこと。
  • ウエットティッシュ:食事時やトイレなど、手を拭く以外にもいろいろな場面で使える。
  • レインウェア:安いのでいいので雨がしのげるもの。防寒にもなる。
  • 常備薬:特に下痢用。
  • 非常食/お菓子:足止めをくうことがあるので手軽に食べられるもの。現地であった子供たちにも喜ばれる。

【できれば持っていこう★★】

  • ボディ/メイク落としシート:お湯が出ないときこれで体や顔を拭くとさっぱりする。
  • サングラス:ほこりよけにもなる。
  • スカーフ:モスクに入るときなど必要になる場合も。ほこりよけや防寒にもなる。
  • カメラのメモリ:あまり写真を撮るつもりはなくてもいつの間にかなくなっている。
  • サンダル:ホテル内の移動や機内などで使える。

【必要に応じて★】

  • 化粧水パック:かなり乾燥するのでこれを一回でもすると違う。
  • :機内や空港での待ち時間、ホテルで活躍する。
  • 日本のお金:旅行で使う以外に、現地の人に見せたりしてコミュニケーションに使える。
  • 日本の写真:日本はどんなところかと聞かれたとき写真があると盛り上がる。

【番外編】

  • 現地の子供たちに使ってもらう古着や文房具:貧しい地域もあり、雨の降る中、半裸や薄着の子供たちに出会うことがある。ボールペンなども喜んでくれる。
  • ポラロイドカメラ:写真を撮ってくれとお願いされることが多いが、その場で渡せないので送ってくれと頼まれる。しかし郵便事情が悪く届かないので、現地で渡せるポラロイドがあるとかなり喜ばれると思う。

総評(パキスタン(フンザ)旅行記より)

子供達の笑顔

今回の旅行は、今までで一番というくらい楽しいもので、また、パキスタンという国のイメージが大きく変わった旅でもありました。
自然の雄大さもさることながら、人の温かさには心底感動するものがあり、旅行をしていてこんなに笑顔でいた国は初めてです。

カラコルムハイウェイをはじめ、険しい道の長時間移動でハードではありましたが、その道中や行き着く先にあるものは、苦労をしてでも見る価値が十分です。

働き者の村人

気になる治安ですが、今回私が訪れたフンザやバルティスタン地方は、そこらの国の都市にくらべてもすこぶる平和で、特に人々の人柄に対しては、なにか同じ人間でも、作られている素材が違うのではないかと思ってしまうほどの心根のよさを感じました。
今回、あまり天気には恵まれず景色については必ずしも満足がいくものではありませんでしたが、この人たちに会えただけでも行って良かったと心から思えます。

ディラン

ガイドさんの話では、ポプラが紅葉する10月が一番お勧めと言っていましたが、杏が満開の春や、山の展望が期待できる夏もそれぞれいいと思います。
また、パキスタンはK2をはじめ、世界でも有数の山岳がたくさんありトレッキングでも有名なので山登りの好きな方は、そちらのほうでも訪れてみてはいかがでしょう。

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