現実にはありえない非現実的な空想・幻想の風景を、今まで旅して撮影した写真とCGでフォトコラージュを作成したときのエピソード。作成には、想像力と時間が必要だが、自分の頭の中に描いた空想の世界が実際に作り出されるのは楽しい。
雪山の八ヶ岳とチューリップ畑の合成。真っ白な雪原に、色とりどりの花が咲き乱れたらきっと綺麗だろう。
モロッコのサハラ砂漠と新宿の高層ビル街の合成。世界各地で砂漠化が叫ばれているが、いつしか東京もこんな風景になるのだろうか。
チュニジアの港町の路地裏と夕暮れの地中海の合成。狭い路地の先には、ピンク色に染まる大海原がどこまでも広がっている。
モロッコのトドラ渓谷と東京の夕焼け空の合成。深く落ち込んだ谷底から見上げる空は、東京のものでもとても綺麗だった。
チュニジアのドアとモロッコのサハラ砂漠を歩く少年の合成。砂漠の中にポツンとたたずむ扉の向こうには、いったいどんな世界が広がっているのだろう。
東京の高層ビルと太平洋の合成。広がる波の下には、大都会東京の街が沈んでいる。この状況とは相反して、夕空がこんなに綺麗なのはなぜだろう。
星空のCGとモロッコのサハラ砂漠の合成。月夜に青く輝く砂漠には、うっすらと水が流れている。しかし、日が昇ればまた、その水は消えてなくなってしまう。
宇宙のCGとモロッコの世界遺産アイト・ベン・ハッドゥの合成。悠久の時の流れとともに、たくさんの歴史を見てきた遺跡。そしてこれからも静かに見守っていくのだろう。