世界屈指の遺跡が点在しアンデスからジャングルまで有する南米ペルーのエピソード。天空のマチュピチュ遺跡、ナスカの地上絵をはじめ、チチカカ湖やバジェスタス島も訪問。砂漠に湧き出るオアシスのワカチナでは、どこまでも続く砂丘のうねりに真っ赤な夕日が沈んでいった。リトルガラパゴスと呼ばれるバジェスタス島で聞いたアザラシたちの地響きのような共鳴は野生の力強さを感じさせ、岩場に群れるペンギンや海鳥にも目を奪われた。
このマチュピチュの全景を目の当たりにしたときは、世界のスーパースターに出会ったような興奮を覚えた。まったくすごいエネルギーだ。
マチュピチュ遺跡は断崖絶壁の上にあるので、遺跡を歩き回るときは急な坂を登ったり下りたりしなければならく、結構体力がいる。
マチュピチュから続くインカ道には、木を渡しただけの場所がある。その手前にはドクロマークのプレートがあり通行禁止になっていた。
マチュピチュには放し飼いにされているリャマがいる。細い通路で出会うとすれ違うのが大変。
マチュピチュの麓の町アグアスカリエンテスには、町の中をペルーレイルが走る。列車がくるとどこからか係りの人が出てきて、観光客がひかれないようにガードしてくれる。
標高4000m近くのチチカカ湖に浮かぶウロス島には、太陽光パネルが備え付けられていた。
トトラで作られたバスラの船でチチカカ湖を遊覧。二階建てになっていて、二階にいたが思ったより安定感があり乗り心地がよい。
ウロス島には日本人担当の島があるらしく、日本人が行くと「さくらさくら」などの歌をうたって見送ってくれる。
ラ・ラヤ峠(4335m)はさすがに空気の薄さを感じたが、民族衣装を着たお土産屋さんたちががんばっていた。
ワカチナは砂漠のオアシスで、綺麗な泉が湧いている。水面は鏡のようになっていてあたりの風景を映しこんでいた。
朝起きて中庭に面したホテルの部屋を出るとそこに亀がいた。まったく想像していなかったので悲鳴をあげてしまった。
ホテルを囲む砂丘を登ってみたらどこまでも続く砂漠が広がっていた。波打つ風紋が沈む夕日に赤く染まり息をのむ美しさだ。
リトルガラパゴスと異名を持つバジェスタス島にはモーターボートで向かう。かなり雰囲気のある島で、ここは来る価値あり。
バジェスタス島にはたくさんのあざらしやペンギンなどが生息していて、迫力ある風景を見ることができる。
ナスカの地上絵は小型のセスナに乗って見に行くが、そのセスナは受け付け順に割り振られる。少人数用の方が揺れるらしい。
ひとつの地上絵につき写真を撮るチャンスは一度きり。地上には結構いろいろな線があるので、見つけられない場合はとりあえず手当たりしだいに撮っておこう。
ペルーの旅行で初めに行く高所はだいたいクスコになる。高山病になる人はここで症状が出始めるので、高山病対策が必要。
秋のペルーは大地がパッチワークのようになってとても美しい。ぜひ空から見てみたい。