ペルー(マチュピチュ・ナスカの地上絵・チチカカ湖など)旅行のお役立ち情報を掲載。実際に現地に行って体験した事実をもとに、旅のポイントや注意点、治安、食事や宿泊施設の状況、持っていくと便利なものなど、独自の感覚と観点で記載しています。基本情報は外務省や旅行会社などのサイトを見ていただければわかると思うので、ここではそれ以外の現地で使える情報をご覧ください。
主な訪問地:リマ~クスコ~ウルバンバ(民家訪問)~オリャンタイタンボ~(ペルー鉄道)~アグアスカリエンテス~マチュピチュ遺跡(インカ道・太陽の門など)~ララヤ峠~シユスタニ遺跡とウマヨ湖~プーノ(チチカカ湖・ウロス島)~フリアカ~イカ(ワカチナオアシス)~ナスカの地上絵~パラカス~バジェスタス島~ニューヨーク
旅行時期:2009年4月~5月/利用航空会社:日本航空、ラン航空、アメリカン航空/[外務省]ペルー基本情報
ペルーのハイライト(マチュピチュ、ナスカの地上絵、チチカカ湖)はもちろん、砂漠の美しいワカチナオアシス、リトルガラパゴスと呼ばれるバジェスタス島まで訪れる盛りだくさんの内容。
以下のリンクをクリックすると、その行程が書かれた旅行記をご覧になれます。
言わずと知れた世界遺産の最高峰マチュピチュ、ウロス島が浮かぶチチカカ湖、謎の地上絵が点在するナスカの地上絵はもちろん、美しい砂漠が広がるワカチナオアシス、野生動物が息づくバジェスタス島など、よく知られたハイライト以外にもかなりレベルの高い見どころがある。
また、リマやクスコの街並みも異国情緒満点。リマは、コロニアルスタイルの建物が立ち並びヨーロッパ風、クスコは赤い屋根と古い石組みが素晴らしくアンデスの雰囲気が一気に高まる。
マチュピチュに限って言えば、祭壇や居住区があるメインの場所だけでなく、上の方にあるインカ道を少し歩いてみよう。太陽の門からインカ橋の間なら、マチュピチュ本体の見学のついでに行ける。ただ、道が細く、切り立った崖っぷちを通るので高所恐怖症の人は少しきついかも。
日本からペルーまでもかなり遠いが、ペルー国内の移動もなかなか大変。しかし、有名な観光地を巡る行程なので、道路や途中の休憩所は設備が整っていて、青空トイレの心配はなかった。
移動に使った交通手段は、国内線(2回)、バス、鉄道(2回)で、観光のも含めると、セスナとボートも入る。
また、リマからクスコの飛行機移動は標高差がすごいのでここで高山病になる人が多い。また、クスコからプーノまでは、標高4335mのララヤ峠を越えていく。
道路は綺麗で問題ないが、ストがよく起こるので、そのせいで足止めや迂回を強いられることがしばしばあった。
何れも陸路の部分は、長距離移動が多い。
ペルーの趣を出しているホテルが多く、装飾がかわいくて女性はうれしいと思う。
設備も問題なく、お湯もちゃんと出る。アメニティもほとんどのホテルの部屋に揃っていて快適だった。さすが観光立国。
長距離移動も多く、標高も高いので、体をゆっくり休めるためにもある程度良いホテルに泊まった方がいいと思う。
高地のホテルでは、高山病に効くというコカ茶がロビーに設置されていたり、酸素ボンベも常備されている。高地に慣れるためには、できるだけ酸素ボンベに頼らない方がいいが、どうにも辛い場合は遠慮せず申し出よう。
ペルー料理はおいしい。ペルーに行くまでは、どんなものか想像できなかったが、感動するほどおいしかった。魚からチキン、ビーフ、野菜の食材、調理方法、味付けなどバラエティーに富んでいて、ホテルでも町のレストランでもはずれなし。
ペルーはじゃがいもの原産国なので、いろいろな料理にいろいろな種類のものが出てくる。ホクホクしたものからモッチリしたものまで食べ比べてみると面白い。
また、味はもちろんだが、盛り付けも綺麗で見た目にも楽しめる。あまりにおいしかったので帰国後ペルー料理のレストランを探して食べに行ったほどだ。
水道水は飲料には向かないので、ミネラルウォーターを買って飲もう。現地はとても乾燥しているし、高山病対策にもなるので、売店などで見つけたら常にストックしておくといい。
田舎のほうではあまり問題ないが、都心では一部危険エリアがあり、街中でもあちこちで警察が警備している。スリや置き引きも多いので、貴重品の管理はしっかりしよう。
夜は出歩かない、人けのない路地には入らない、危険エリアには近づかない、単独行動はできるだけしないなど、当たり前のことに注意していれば、観光客があちこち歩いているのでそんなに神経質になる必要はない。
また、結構頻繁にストがあり、主要な道路が封鎖されることがある。多くは、石ころが置かれたり、車などでバリケードが作られたりして通行を妨げるだけだが、都合のいい迂回路がない場合は、次の目的地に着くまでかなり時間がかかるだろう。
写真撮影の際、人を撮る場合は必ずその人に一言確認しよう。観光客向けに民族衣装を着ている人を撮影するとチップを要求される。その場合、撮影してから払うようにしよう。最初に渡してしまうと撮影後「まだもらっていない」と二重請求してくることがある。
また、ペルーは大自然から遺跡、野生動物までたくさんの被写体があるので、できれば一眼レフカメラがあるといい。ナスカの地上絵は、セスナから撮影することになるが、一個の絵にかけられる時間が限られる上、たくさんの線が走っていて見つけ辛いものもある。そのため、広角レンズを装着しとにかく地面を写しておこう。どこかに写っている可能性がある。
重症度の差はあれど、なんらかの症状が出る可能性は高い。特にリマからクスコまでは飛行機で急に高度を上げるため、ここで発症する場合が多い。あとは標高4000m近くあるプーノでひどくなる人が何人かいた。
高山病は、高地に来てからの最初の行動を気を付けるかどうかで、その後の発症率や症状が大きく変わるそうだ。私も高地には色々行ったが、これは正しいと思う。以下に高山病対策を記載する。
私の場合、1と3を常に心がけていると少し頭が痛くなるだけで済むことが多い。
また、短い日程(全行程が8日とか9日とか)だと、高度順応ができずに発症する確率が高い。
どこも水洗で綺麗。紙がない場合が多いのでトイレットペーパーをロールごと鞄に入れておくといいい。トイレ以外にもいろいろと役立つ。
先の高山病とともに、最初は時差の影響も出るだろう。私たちの場合、遠い日本からリマに着いたのが早朝で、そのまま市内観光になだれこんだ。ずっと飛行機でくたくたの体に、暑いリマの日差しの中の観光はかなりきつく、この日の最後の方はみんな「(今日の観光は)もういい」と、まさかのギブアップ宣言が出たほど。
南米はただでさえ行くのが遠くて大変なので、せめて最初はゆっくりできるくらいの余裕があったほうがいい。
ペルーレイルに乗ってアグアスカリエンテスというマチュピチュの麓の町まで行くのだが、その際、大きなスーツケースは持ち込めない。そのため滞在中に必要な荷物を別にして持っていかなければならない。
私たちのツアーは2日間に渡ってマチュピチュに滞在したので、1泊2日分の荷物をリュックに詰めた。
【マチュピチュ観光に持って行ったものリスト】
あとはホテルに泊まるとき必要な着替えや洗面用具など。マチュピチュには、入り口のところにレストランがあるが、遺跡の中にはトイレや売店とかは一切ないので、水や軽いスナック(飴とかチョコ)を持って行くと心強い。
また、雨が多く天気の変わりやすい場所なので、雨具は必須。私たちも一時降られたが、レインウェアがあったので助かった。折り畳み傘は、雨の中写真を撮るときに便利。(カッパだけだと濡れる)
私の場合、カメラが大きいのでリュックはかなりパンパン。お土産を入れる用の手提げも持って行った。
また、2013年現在は、マチュピチュの入場制限があり一日2500人までとか。チケットは、一か月ほど前までにインターネットで購入しなければならないそうなので、行くときは注意しよう。
現地であったら便利なものを必須度順でご紹介。
女性ならではのものもあるので、参考にしてください。
旅行ではなるべく荷物は少ないほうがいいので、いるかいらないか迷ったら、それが現地でも買えるものかどうかで判断するのもひとつの方法。しかし、どうしても必要なものでない限り、結局なくても大丈夫だったということは多い。(反対に、なんでこんなものが・・と思いもよらないものが大活躍したりもする)
思い切って荷物を減らし、身軽に旅立とう。
【必須★★★】
【できれば持っていこう★★】
【必要に応じて★】
今回の旅行は結局12日間という長いものになりましたが、ペルー滞在中は、本当に内容の充実した旅行をすることができました。食事も毎回美味しく、今まで参加したツアーの中では、一番コストパフォーマンスがよかったように思います。
南米というと、とにかく遠くて行くのが大変という印象があり(実際にそうですが)、なかなか踏み出せずにいましたが、今回、思い切って行ってみて、その価値は十分にあると感じました。
遺跡はもちろん、アンデスの大自然、広大な砂漠、野生動物など、一国とは思えないほど多彩な見所がてんこ盛りです。
また、とにかく、行く先々で食べる食事が美味しいというもの大きなポイントでしょう。
現地の人の日本人に対する態度も親日的で、ガイドさん曰く、ペルーに来る観光客の中で、日本人が一番信頼されている、と言っていました。
ペルーに行ってみたいと思っている方は、ぜひ思い切って行ってみてください。ただし、高度順応などを考えて、ある程度余裕のある日数でまわることをお勧めします。