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中国湖南省旅行記-#4

映画『芙蓉鎮』のロケ地にもなった王村

主な訪問地:鳳凰~王村(芙蓉鎮)~張家界~上海~成田

鳳凰から郊外の南方長城に上り、映画『芙蓉鎮』のロケ地にもなった少数民族が暮らす王村へ。芙蓉鎮名物の豆腐料理も味わい、昔ながらの家が立ち並ぶ細い路地の散策や、芙蓉鎮瀑布の裏を渡ったり小さい村ながらも楽しめた。再び張家界へ戻り「砂絵博物館」を見学後、市内で郷土料理の夕食。スーパーに立ち寄ったあと空港へ行き、上海経由で帰国した。

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中国湖南省旅行記5日目 鳳凰~王村(芙蓉鎮)~張家界

鳳凰郊外の南方長城へ

7時、昨日の夕食と同じホテルのレストランで朝食。

鳳凰
鳳凰
鳳凰

9時半、ホテルを出発し鳳凰郊外の南方長城へ向かいます。
まずは、ガイドさんから今日の予定。

=====ガイド=====
これから約20分ほどかけて南方長城へ行く。南方長城は中国の南の方の長城で少数民族が作った。ここは少数民族の居住区で一番多い民族はミャオ族だが、他の民族も住んでいる。昔は民族間でいろいろな争いがあったため、自分の民族を守るために作った。

2000年の前までは、この長城については資料の中のみ存在していてどこにあるのかとかわからなかったが、2000年に実際に発見され、2003年から観光地として開放された。解放されている部分はだいたい5キロくらい。山の部分が解放されていて、上まで上ることができる。上りたくない人は、広場の周りに展望台があるのでそこから景色がみられる。入口から広場までだいたい100段の階段があり、広場から山の上までは300~400段ぐらい。広場には、宣伝のために作った大きな囲碁の碁盤があり、駒は人がやる。

南方長城のあとは、行きと同じ道を通って張家界に戻るが、途中、トゥチャ族が住む「王村」に立ち寄る。その後は張家界の砂絵博物館に行く。張家界の砂絵はここにしかなく、張家界の山の中の石とか砂とか樹皮などを利用して作られている。
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というわけで、これから南方長城の山に登るわけですが、天気がちょっと怪しい。

湖南省湖南省

案の定、長城の入口に着くころにはポツポツと雨が降ってきてしまいました。一応、山の上まで登るつもりで雨具を用意していきます。

南方長城の頂上へ

南方長城の入口から、まずは広場までの階段を上ります。

南方長城
南方長城
南方長城

門をくぐると、さきほどのガイドさんの説明通り、碁盤の目が広がっていました。本当に大きくて、下からだとその全貌がよくわかりません。

南方長城

ここから長城の上まで行きたい人は、さらに階段を登っていきます。急な石段がずっと上まで続き、けっこうきつい。

南方長城
南方長城南方長城
南方長城
南方長城南方長城

15分ほど息を切らしながら上るとやっと頂上に到着。上から今までのぼってきた階段を振り返ると恐ろしいほどの斜度です。

南方長城

頂上は平たんで、ちょっとした公園のようになっていました。山の稜線に沿ってさらに城壁は続き、そこから周りの景色がよく見えます。本当はもっとゆっくりしたかったのですが、雨も降っているし時間も限られるので、そのまま下りの道へ向かいました。

南方長城
南方長城
南方長城
南方長城
南方長城

南方長城の下山時にまさかの迷子

下山時は、登ってきた方とは反対側の階段から下りて行きました。スコーンと下まで落ちている雨で濡れた急な石段はスリル満点。

南方長城
南方長城

滑らないように慎重に下りていくと、横道との分岐点がありましたが、石段の方がしっかりとした道だったのでそのまま下っていきます。
すると、城壁の先端のところに人がいて、この先には進めないとのこと。見ると、城壁がそこで切れて崖になっていました。とても飛び降りれるような高さではなかったので、あきらめて今下ってきた階段を上り返すことに。実は、さきほど通り過ぎた横道が正しかったのだそう。

南方長城
南方長城
南方長城

もうこの時点で集合時間には間に合わなくなったので、一緒にいた同じツアーの人が持っていた携帯でガイドさんに連絡。その後、息を切らしながら分岐まで戻り出口に向かいました。途中で救出に来たガイドさんと落合い無事バスへ戻れましたが、他の人たちをだいぶ待たせてしまっていたので平謝りです。

南方長城
南方長城
南方長城

ガイドさんの説明によると、私たちが迷い込んだ道は、本来は通行止めになっているのですが、今日はサービスでたまたま通れるようにしてあったらしい。それをガイドさんも知らなくてアナウンスができなかったということです。

芙蓉鎮(王村)で名物の豆腐料理のランチ

南方長城を後にし、次の観光地「芙蓉鎮(王村)」へ向かいます。

=====ガイド=====
今日の昼ごはんは王村の名物の豆腐料理。王村は80年代ごろから「芙蓉鎮」とも呼ばれている。有名な映画のおかげで観光地になった。
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南方長城を出発して少しすると陽射しが出てきました。もう少し早く晴れてくれれば、長城の上からも綺麗な景色がみられたのに。。
車窓からは緑が綺麗な山並みや、そこに点在する少数民族の小さな村などが見えました。

湖南省
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王村に着いて、まずはランチのお店へ。とても素敵な内装で、中庭にもテーブルがあります。

王村
王村
王村
王村

私たちは屋内の部屋に案内されました。テーブルにつくと次々豆腐料理が運ばれてきて、ひとことで豆腐といってもこんなにバリエーションがあることに驚き。料理は想像通りの優しい味で、いくらでも食べられそう。とてもヘルシーな食事となりました。

王村
王村

芙蓉鎮(王村)

ランチのあとは、お店から歩いて芙蓉鎮の村へ向かいます。道すがらの景色も情緒があってステキ。

王村
王村
王村
王村
王村

5分も歩くと入口に到着。
芙蓉鎮は、1987年に中国で公開された同名の映画『芙蓉鎮』の舞台として有名になりました。今でも少数民族が暮らす村が残り、レトロな昔ながらの街並みを見ることができます。豆腐が名物でたくさんお店があるのですが、映画の主人公も豆腐屋を営む設定で、その写真が飾られているのをあちこちで見かけました。

王村
王村
王村
王村
王村
王村
王村

チケットを買って中へ入ります。
入るとすぐに擺手堂が建つ広場に出ました。ここでは、豆腐料理が無料で提供されるイベントが行われるそう。よくみると、広場の端っこにそれを作るお母さんたちがスタンバイしていました。

王村
王村
王村
王村

広場の木陰では、この辺りで暮らす人たちがおしゃべりしていて、とってものどか。すっかり観光地化された中でも、ここで生活を営んでいる人たちの姿も垣間見れます。

王村
王村

その近くには、何かの銅像が並んでいて写真スポットになっていました。(説明を聞いたけど忘却)

王村

強い日差しの中、村の奥へと進んでいくと、土王橋という立派な橋が現れました。木造の橋の天井には、たくさんの梁が渡されなんとも重厚な造り。両側にはベンチがあるので、川面の涼しい風を浴びながら休憩するのも気持ちいい場所だと思います。

王村
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王村王村
王村
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王村
王村

橋を渡るとお土産などを売る古い建物が並び、さらにそこから脇道へ入って最深部へと向かっていきます。

王村
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王村
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芙蓉鎮の路地と少数民族の展示

細い路地を下りていくと視界が開け、古い建物の間から、遠くの崖の上に建つ少数民族の家などが見えてきました。路地の中もレトロな街並みが続きとてもいい雰囲気。

王村
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王村王村
王村
王村

まずは、少数民族の暮らしぶりを説明したパネルや、農機具などが展示された部屋を見学。そこのパネルに掲載された彼らを撮影した写真はとても興味をそそられるもので、こういう光景を実際に見てみたいと思いました。

王村
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王村王村

つづいて階段を下りて王の故居へ向かいます。

王村
王村
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芙蓉鎮の王の故居

王の故居は芙蓉鎮瀑布のすぐわきにあり、滝の展望地ともなっています。
故居には、王のベッドや家具などがあり、一部中に入って見学することが可能。前の庭には滝を見下ろせる休憩所も完備され、なんとも見晴らしのいい場所です。

王村
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王村
王村
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建物のあちこちに配された調度品や、壁や扉の彫刻など、長い年月を感じさせるくたびれた感じがとてもステキ。一度、こんなところで暮らしてみたい(1週間くらい)。

芙蓉鎮瀑布の裏を渡る

王の故居を後にし、滝の麓まで下りていきます。

王村
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王村
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王村
王村
王村

滝に近づき下から見るとすごい迫力。ゴーゴーとものすごい音を立てて流れ落ちる滝のそばでは声も満足に聞こえません。これからこの滝の裏側を通って向こう側に行くというのですが、あたり構わず水しぶきが舞い上がり、とても濡れずに渡りきれそうにない。

王村
王村
王村

それでもここに一人残るわけにもいかないので、意を決して突入します。一番やばそうなカメラをタオルでくるみ、なんとか数枚写真を撮ることに成功。その後は、悲鳴を上げながら小走りで駆け抜けていきました。

王村
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王村

無事全員渡りきり滝の方を振り返ると、滝と町並みが合わさった美しい景色が見えました。ここは写真スポットとしておすすめです。

王村
王村
王村

芙蓉鎮の路地

芙蓉鎮瀑布の裏を渡りきったあとは、芙蓉鎮の路地を歩いていきます。
鳳凰古城に比べて人が圧倒的に少なく、かなりいい雰囲気。石畳の道の両脇には、豆腐屋さんはもちろん、魚の干物やお酒などさまざまなお店が軒を連ねています。苔むした石垣や、反り返った瓦屋根など本当に素敵なので写真を撮る手が止まらない。

王村
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王村王村
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芙蓉鎮瀑布の上を渡る

路地から川の方へいく脇道があったので入ってみました。
すると、ちょうど芙蓉鎮瀑布の上に出て、これまた眺めのいい場所です。

王村
王村
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王村
王村

目の前を流れる川に飛び石の橋があったので途中まで渡ってみました。

王村
王村
王村

けっこう隙間があって危うい感じでしたが、案の定、一人の女の子が川に落ちてびしょびしょになっていました。捕えられた宇宙人のごとく、お父さんに両腕を吊り上げられながら川岸へ運ばれる姿はなんともかわいそう。でも、滝の方に流れていかなくて本当によかった。

女の子を見送った後、川から再び路地に戻り入口の広場へ向かいます。途中で赤いオート三輪とすれ違いましたが、この町の風景に馴染んでいてとっても素敵でした。

王村
王村
王村
王村

芙蓉鎮名物「豆腐祭り」

時刻は15時半すぎ。
広場では、芙蓉鎮名物の豆腐祭りが開催されていました。
これは、先着順で作りたての豆腐料理を食べられるというイベントで、広場の片隅でお母さんたちが作った豆腐を民族衣装を着た女性たちが運んでくれます。

王村
王村
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王村
王村
王村
王村
王村

良く見ると、豆腐以外にも色々ありご当地色が満点。
残念ながら私たちは食べられませんでしたが、行く予定がある場合はぜひ参加してみてください。

盛り上がるイベントを横目に芙蓉鎮を後にし、バスが止まっているランチをしたお店に戻りました。

王村
王村
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王村
王村
王村

芙蓉鎮から張家界へ

バスに乗って再び張家界へ戻ります。
長閑な景色を眺めながら約2時間弱の道のり。

湖南省
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張家界の街へ入ると、天門山へと続くロープウェイが頭上を行き来しているのが見えました。こんな町中から山頂まで続くこのロープウェイは全長7455mもあるそう。
武陵源のロープウェイもすごかったですが、本当によくつくるなぁ。

張家界
張家界

張家界の砂絵博物館

最後に張家界の砂絵博物館を訪問。(写真撮影は一階のみOK)

張家界
張家界
張家界
張家界
張家界

=====ガイド======
ここの砂絵は、張家界出身の李軍声先生の作で、彼はまだ若いが砂絵を30年くらい描いている。

(二階へ移動)
植物の皮とか砂、石などを原材料として絵を作成している。なので絵に立体感がある。色は全て張家界の山でとれる石などの自然の色。

李先生が日本の愛知県に行ったときに作った絵がある。9枚の小さい絵を組み立てたもの。
「家」という作品名の絵は李先生の自宅。絵が好きで勉強しに行ったが、貧しい家に生まれたため、絵を描くための原材料が高くてお金を払えず張家界へ戻ってきた。そして、山の中の石などを利用して描くようになった。この絵の中のドアは実際に開けることができる。
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※この他にも何枚かの絵を説明してくれましたが、言葉だけではよくわからないと思うので割愛。

絵柄は、武陵源や鳳凰古城などの風景が多く、ここに暮らす少数民族の人々や家などが、大自然の景観と共に描かれています。
博物館ですが絵の販売も行っていて、作品によって値段はピンキリ。壁一面を覆うような大作から、小さな小物までさまざまです。

また、上の階には山並みが一望できるテラスや、一階のロビーには庭園などもあるので、見学の合間にちょっとのぞいてみるのもいいかも。

張家界
張家界

時間になり建物から外へ出るとちょうど夕暮れ時で、うっすらと雲がかかった遠くの山々が赤く染まっているのが見えました。今頃武陵源の山頂では、見晴らしはよくないかもしれませんが、幻想的な雲海が見えているかもしれない。私が行ったときは、特にこれといった特徴のある天気ではなかったので、また機会があればそういうタイミングで訪れてみたいです。

張家界

夕食とスーパーマーケット

この旅の全ての観光が終わり、夕食のレストランへ。

張家界
張家界
張家界

煌びやかなお店でいただくのは、野菜たっぷりの郷土料理。
今回の旅行中に食べた料理は、全体的にとてもヘルシーで味も優しいものが多く、外国の食事がイマイチ得意ではないという人にも食べやすいと思います。

張家界

ここでビールを頼んだのですが、これが残っていた元とまったく同じ金額。特に大したことではないのですが、きっかり現地通貨を使い切ったというのは初めてだったので、地味に快感でした^^

張家界

食事の後、少し時間に余裕があったので、地元のスーパーマーケットに寄ってくれました。
店内には、普通の食料品などの他に、名産品のキノコやお茶なども豊富にあり、お土産にもぴったり。食品関係で買いたいものがあったらおすすめです。

張家界
張家界
張家界

お土産を買ってスーパーを後にし、そこから1時間ちょっとで張家界荷花空港に到着。

張家界
張家界
張家界

時刻は22時前。この後、23時25分発の上海行きに搭乗するのですが、さすがにこの時間にもなるとちょっと疲れが出てきます。早く飛行機に乗って上海のホテルで休みたいものですが、最後の最後でトラぶってくれました。

張家界から上海経由で帰国

搭乗時刻になっても飛行機がやってこないのでどうしたのかと思っていたら、どうやら天候不良のため、向こうの空港を離陸できないらしい。到着は未定ということで、ひたすら待つしかないとのこと。

中国湖南省旅行記6日目 張家界~上海~成田

日付が変わり、絶望的になってきたところで、水とカップラーメンの支給がありました。食べる気にもならず椅子に寝転がっていたら、しばらくしてようやくアナウンスがあり搭乗開始。すでに時刻は1時半になっていました。本来の予定なら、もう上海に着いている時間です。

機内

約2時間で上海に到着。そこからホテルへ向かい、部屋に入れたのが5時前。もう朝でしたが、それでも、シャワーを浴びてベッドに横になれたのはかなりありがたい。

上海上海
上海上海

数時間眠って朝7時半起床。8時にホテルのレストランで朝食を食べ9時半に出発です。

上海上海
上海
上海

10時ごろ空港に着きチェックイン。
その後搭乗口で待っていると、目の前をセーラー服を着てうさぎの耳をした白髪のおじいさんが通って行きました。マネージャーというか、お世話役のような人がそばについていたので、どうやらちょっとした有名人っぽい。この方とは、飛行機の座席も近くて、さらに成田に着いて入ったカフェでもお会いしました。

上海

12時過ぎ、上海発の飛行機はほぼ定刻で出発。

機内機内
機内食

16時成田に無事到着し、お世話になったみなさんともお別れです。

今回は短い日程の旅行でしたが、武陵源、鳳凰古城、芙蓉鎮など、湖南省の見所がぎゅっとつまっていて内容の濃いものでした。
武陵源の絶景と鳳凰古城の夜景は一見の価値ありなので、次の行先を迷っている方はぜひ候補に挙げてみてください。

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