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オマーン旅行記-#1

アラビア半島オマーンの絶景ハイキングと世界遺産巡り

オマーンの渓谷

アラビア半島東部に位置するオマーンの大自然と世界遺産を巡るオマーン旅行記。首都のマスカットから海辺のリゾート地マトラやオールド・マスカットを経由し、歴史的建造物が残るニズワで連泊。世界遺産の灌漑用水路ファラジ・ダリスや近郊のバハラ・フォートなどを見学し、後半は、オマーンの山岳地域の渓谷やオアシス、古い村をハイキング。最後はワヒバ砂漠でスリル満点のサンドドライブを体験した。

主な訪問地:マスカット~ニズワ~ジュベルシャムス~ミスファット~ワディ・シャーブ~ワヒバ砂漠
旅行時期:2018年2月/利用航空会社:カタール航空/[外務省]オマーン基本情報

行程

オマーン旅行 評価:4.04.5星 -kaycom

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オマーン旅行1~2日目 成田~ドーハ~マスカット~ニズワ

カタール航空利用で成田からドーハ経由でマスカットまで

2018年2月。今日から7日間のオマーン旅行に出発。
今回のツアーは17名の参加だそうで、想像以上の多さにびっくり。マイナーな国なのによくこれだけ集まったものだ。

成田空港のラウンジで一息ついたあと、カタール航空のカウンターでチェックイン。
カタール航空はワンワールドに加盟しているので、JALのマイレージカードが使えます。
チェックインの時、リチウム電池や乾電池などは手荷物の方に入れておきましょう。預ける方に入れるとひっかかる場合があるそうです。

オマーンの首都マスカットまでは、22時20分発の飛行機でカタールのドーハ乗り継ぎで向かいます。時間通り搭乗が始まりましたが、飛行機は定刻より20分ほど早く出発。

成田カタール航空

ドーハまでの間に機内食が2回。
暗くてうまく撮れなかったのですが、普通に美味しかったです。

カタール航空
カタール航空

カタール航空は今回乗るのが初めてだったのですが、機内も綺麗で乗務員の対応もよく気持ちよく過ごせました。

成田から約12時間半のフライトでドーハ着。時刻は早朝の4時半です。
スーツケースはマスカットまで受け取る必要がないので、乗り継ぎも楽ちん。
ここで約3時間の待ち時間があるのですが、お店がたくさんありこの時間でも開いているので退屈しません。

ドーハドーハ
ドーハドーハ

暇つぶしをし、7時40分発のマスカット行きに搭乗。
空港の建物から外に出てバスで飛行機に向かいましたが、朝の空気は涼しくてとっても爽やか。

ドーハ
ドーハ
ドーハ

機体は3席-3席の小ぶりなもので、飛行時間が短いので機内食も軽食が一回のみ。

カタール航空カタール航空
カタール航空

約1時間半で、定刻よりちょっと早目にマスカットに到着です。

オマーンの観光ビザを空港で取得

飛行機からタラップに降り空港の建物へ。
オマーンに入国するにはビザが必要なので、まずは空港内のカウンターで取得します。

マスカット
マスカット

ビザの金額は一人20リアル(日本円で6000円くらい)ですが、団体の場合、まとめて申請すると手数料がちょっと安くなったりするので交渉の余地あり。
ビザはペラペラのレシート2枚だけで、一枚は入国審査で渡し、一枚はスタンプを押され戻されます。

マスカット

のんびり進む手続きに、入国できたのは1時間ちょっと過ぎてから。
荷物を受け取って、今回現地ガイドをしてくれるラサールさんと合流。30代半ばのガッシリした男性です。

時刻は12時前。飛行機の移動で若干眠いですが、このままバスに乗って観光へ向かいます。

マスカット

海沿いのマトラ・スーク

バスが走りだしてまず気づいたのは、道路や車、建物がとても綺麗。石油で豊かな国なので、そういうのがこういうところに現れているのかも。

マスカット
マスカット

まずラサールさんから今後の予定などの案内ですが、今回はハイキングがメインということで、ガイドは英語のみ。
それを私のつたない英語力と、添乗員さんのはしょりまくった翻訳でなんとかお伝えしていきます。

=====ガイド=====
今日のこれからの予定は、まず、海沿いにあるマトラ・スークに行く。この市場はオマーンの中でも古いスークのひとつで、日用品やお土産など売っている。市場全体が屋根に覆われ陽の光が奥まで届かないため、昔はダーク・スークと呼ばれていた。

市場を見た後ランチをし、マスカットで最大のモスク「グランド・モスク」で写真ストップ。その後、1時間45分ほど移動しニズワへ向かう。

オマーンの人口は約450万人で、そのうちの4割は外国人。オマーン収入の80%は石油と天然ガスとなっていて、税金や教育費、医療費などはみんな無料。さらに、600㎡の土地が各国民に与えられ、家を建てても売ってもよく自由に使うことができる。

男性は、民族衣装「ディシュダーシャ」を着て、中には白いTシャツと腰巻、頭にはターバンを巻いたりクンマを被る。ターバンは公式の時に、クンマは日常で使用。女性は真っ黒な「アバヤ」を着用して顔しか見せない。
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民族衣装について後でラサールさんに聞いたところ、夏の暑い時期は一日に3回着替えることもあるそうで、たくさんの替えの服を持っているのだとか。確かに、どの人を見ても常にピシッとアイロン掛けされたものを着ていて、白色(グレーや茶もあるが)にも関わらず、汚れの目立つ人も見当たらない。これがオマーン男性のたしなみのようです。

空港から30分ほどするとマトラの真っ青な海が見えてきました。遠くの崖の上にはマトラ・フォートが聳えています。

マトラ
マトラ
マトラ

バスを降り、スークを散策。今でも屋根に覆われているので、強い日差しや雨を気にせず歩くことができます。

マトラ
マトラ
マトラ
マトラ
マトラ
マトラ
マトラ
マトラ

私たちが訪れた時は、地元の人も他の観光客の姿もあまりなく閑散とした雰囲気。客引きも控えめなので歩きやすい市場です。

一旦建物を抜けて反対側へ行ってみました。お店が並んだ通りの向こうに綺麗なモスクがあり、イスラム圏に来たことを実感。

マトラ
マトラ
マトラ

今度は入口の方まで戻り、展望台のような場所があったので上ってみました。目の前の湾が一望でき、海風が気持ちいい。

マトラ
マトラ
マトラ
マトラ
マトラ

漠然と荒涼としたイメージがあったオマーンですが、考えてみれば海に面しているので、こういうリゾートっぽい場所があるのも当然。旅の目的によっていろんな楽しみ方ができそうです。

オールド・マスカットのアラム・パレス(スルタン・カブース・パレス)

バスに乗り、オールド・マスカットへ向かいます。

=====ガイド=====
オマーンの首都マスカットは、世界の中でもシンガポールの次に2番目にクリーンな街とされている。

これから私たちが通るのは、1953年に建設された「カブルパス」というオマーンでも最古の道路でたった7キロしかない。

このあと立ち寄るオールド・マスカットでは、14世紀に建てられたミラニ・フォートとジャラリ・フォートという二つの要塞とスルタン・カブース・パレス(アラム・パレス)が見られる。スルタン・カブース・パレスは、オマーンにある6つのパレスのうちのひとつで、ポルトガル統治時代に創建。

ここから、さっき説明した古い道路と、フォート、パレスが見える。また、街の出入りに使うマスカットの門があり、1970年以前までは日の入りから日の出までは閉められていた。なぜなら、当時力をもち始めたスルタン・カブースが、重要な港があるこの地を守るためそういう規則を作ったから。
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そういって、見晴らしのいい高台でバスが止まってくれました。
オールド・マスカットとはいうものの、建っている家々はもう古くないそうで、たしかに遠目から見てもみんな綺麗。

オールド・マスカット
オールド・マスカット
オールド・マスカット

門を通って町の中へ入っていきます。強い日差しに白い建物の壁が反射してまばゆい限り。

ほどなくアラム・パレスに到着。広い敷地内は色とりどりの花が咲いた庭があり、公園のようになっています。

アラム・パレス
アラム・パレス
アラム・パレス
アラム・パレス
アラム・パレス
アラム・パレス

現在は、皇帝のスルタン・カブースはこちらにはいらっしゃらないそうですが、どこもかしこも整備が行き届いていて美しい。
建物の中には入れないので外観のみの見学でした。

ちなみに、ガイドブックには「アラム・パレス」と書かれていましたが、ガイドのラサールさんは「スルタン・カブース・パレス」と呼んでいたので、地元の人にとってはこちらの名前の方が親しみがあるのかもしれません。

オマーンのヒーロー「スルタン・カブース」

ランチのお店に向かう途中、ラサールさんがオマーンのヒーロー「スルタン・カブース」について熱く語ってくれました。

スルタン・カブース

=====ガイド=====
現在のオマーンという国は、1970年に最初のリーダーとなったスルタン・カブースが即位したことから始まった。

スルタン・カブースは1940年にオマーンの南サラーラで生まれた。父親の意向でイギリスのサンドハースト学校に留学し、卒業後に軍隊としてドイツに行く。その後、インドにいた祖父と暮らし、オマーンに戻った後イスラム教について学んだ。そして、1970年7月23日に国王に即位。

その当時、オマーンは最貧国のひとつで、収入になるものがひとつもなかった。そのためオマーンの人々は仕事を求めて自国を離れていった。スルタン・カブースはそんな国民たちに「一緒に国をつくっていこう」と呼びかけ、離れていた国民たちに戻ってくるように訴えた。

そして最初のインカムとなる石油と天然ガスを得る。それらを自国でコントロールし自由に売るために石油輸出国機構(OPEC)には加盟しなかった。他国に輸出して国が潤ってくると、スルタン・カブースは国民の教育や医療などを全て無料にし利益を還元。今では世界の中でも裕福な国となっている。

スルタン・カブースが国をつくったとき、オマーンの人々の間には団結がなかった。そのため彼は、これからは国を発展させるために民族や宗派を超えて団結しなければならいと訴える。人々は実際に協力して今のオマーンを築き、団結すれば国もつくれることを知った。そのため、今でも争いもなく世界の中でも平和な国のひとつとなっている。

スルタン・カブースはたくさんの偉業を成しとげ、現在77才で健在にされている。

当時は国のリーダーはイマームと呼ばれモスクにいた。しかし今はスルタンとなり、イマームはモスクにだけいる。
オマーンには3タイプのイスラム教徒がいる。イバード派、スンニ派、シーア派でそれぞれ少し違うが、ここではお互いに尊重し合って暮らしているため争いはない。
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こういう歴史を知った上でその国を旅行するとより楽しめますね。
また、あとで知ったのですが、オマーンは東日本の震災後、アメリカ、台湾、タイに次いで4番目に大きな金額を支援してくれたそうです。

トルコ料理のランチ

しばらくしてランチのレストランに到着。
今日のメニューはトルコ料理ということで、以前トルコを旅行した時に食べたようなメニューが並びました。

トルコ料理
トルコ料理
トルコ料理
トルコ料理
トルコ料理
トルコ料理
トルコ料理

サラダに豆のペースト、ヨーグルトソース、シシカバブ。どれも美味しいですが、特に鯛のグリルがとってもいい味。
オマーンは1700キロメートルの海岸があり漁業が盛ん。市場では毎朝新鮮な魚が売られているそうです。
魚類が豊富な国は旅行をする上でかなり嬉しい。

食後、店内を見学させてもらいました。
下の写真は、デザートのスイーツ(あとでバスの中でご馳走になったがめちゃくちゃ甘い)や、料理されるのを待つ魚たち。

トルコ料理
トルコ料理

今回がホテル以外でのオマーンで最初の食事ですが、今後も期待できそうです。

オマーン最大のモスク「スルタン・カブース・グランド・モスク」からニズワへ

ランチの後、スルタン・カブース・グランド・モスクで写真ストップ。

=====ガイド=====
このモスクは2001年に完成したオマーン最大のモスクでマスカットの中心にある。中央の一番高いミナレット(塔)は約90mで、ドームは約50m。モスクには2万人収容できる。
内部を見学する際は、長そで長ズボンに女性はスカーフが必要。
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スルタン・カブース・グランド・モスク
スルタン・カブース・グランド・モスク

今回は外観のみだったのですが、オマーン最大のモスクということでぜひ内部も見学してみたかった。

撮影後は、今日の宿泊地ニズワへと向かいます。
途中のファンジャという場所ではワディ(水が流れてできた谷間)なども見られ、雨期になるとこの谷いっぱいに水が流れるそう。

ファンジャ
夕焼け

街道沿いには、トヨタや日産、パナソニックなどの日本企業の看板があちこちにあり、走っている車も日本車が多い。やっぱり性能が良く燃費のいい日本車はここでも人気のようです。

日本車

Al Diyar Hotel(アル・ディヤール・ホテル)に二連泊

日も暮れ始めた頃、グランド・モスクから約2時間ちょっとでニズワのホテルに到着。
今夜から2連泊するのは「Al Diyar Hotel(アル・ディヤール・ホテル)」。

Al Diyar Hotel
Al Diyar Hotel
Al Diyar Hotel
Al Diyar Hotel
Al Diyar Hotel

部屋に荷物を置いて、ホテルのレストランでブッフェの夕食。

Al Diyar Hotel
Al Diyar Hotel

部屋も食事も可もなく不可もなくという感じですが、大通り沿いにある割には夜は静かでよく眠れました。

次は、見所満載の古都ニズワとバハラの観光

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