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チュニジア旅行記-#1

北アフリカの世界遺産とモザイク都市を巡る

チュニジア

地中海の恵とサハラ砂漠の厳しさを併せ持つ、モザイクの都チュニジアの旅行記。芸術的なモザイクの装飾と独自のドアの造形で彩られた町はまさにリアル美術館。カルタゴ遺跡やエル・ジェムの円形闘技場などの文化遺産も豊富で、チュニスやスースなどは町自体が遺産となっている。竪穴式住居に暮らすベルベル人の町マトマタは、スターウォーズの撮影地としても有名。アラブ人がほとんどを占めるチュニジアでも、青と白のシティブサイトは地中海沿岸の雰囲気をかもし出している。アートと自然が織り交ざったチュニジアの魅力を写真と共に綴る。

主な訪問地:チュニス~ケルアン~トズール~ドゥーズ(ショット・エル・ジェリド・サハラ砂漠)~マトマタ(ベルベル人の民家訪問・スターウォーズ撮影地)~スファックス~スース~エル・ジェム~カルタゴ遺跡~シディ・ブ・サイド~ミラノ
旅行時期:2006年1月/利用航空会社:アリタリア航空/[外務省]チュニジア基本情報

チュニジア旅行 評価:3.03.0星 -kaycom

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チュニジア旅行1日目 成田~ミラノ~チュニス

36人の海外旅行

2006年1月、正月休みも明けてすぐ、再び会社を休んで友人とチュニジアのツアーに参加しました。

 今回は、全工程添乗員付きのツアーのため、とても気楽に出発しました。集合時間ピッタリに集合場所へ滑り込み、今回ご一緒する36名の一団と合流。海外でこんなに多人数で動けるものかと思いました。

 今回同行していただく、添乗員の佐藤さんと挨拶をし、アリタリア航空で日本を飛び立ちました。

チュニジア入国

 ミラノ経由でチュニジアの首都チュニスまで、フライトだけで15時間。空港で、現地ガイドのシュワイエムさんとドライバーのアモーレさんのお出迎えを受け、ホテルまで。真夜中の到着だったため、ホテルまでの道のりは何も見えませんでした。ホテルに到着し、初めてのアフリカ上陸の感動もそこそこに、すぐにベットにもぐりこんでしまいました。

チュニジア旅行2日目 チュニス~ケルアン

世界遺産チュニスの街

朝ホテルの窓から外を見るとチュニスの街が一望できました。

チュニス

バルトー美術館

いよいよ今日からチュニジア観光の開始です。バスに乗り、バルトー美術館に向かいました。町並みは、さすがに首都だけに建物もたくさん立ち並んでいて賑わっていました。そして、窓やドアの装飾がとても繊細で美しい、とういうのが印象に残りました。

チュニス
チュニス
チュニス
チュニス
チュニスチュニス
チュニス
チュニス
チュニス

バルトー美術館では、たくさんのモザイク作品が展示されています。どれも歴史的に貴重なもので、イスラム教に深く関わるモチーフが多いようです。膨大な作品のどれを見ても、精魂こめて作り上げたことが伝わってきます。細かいタイルをひとつひとつ敷き詰めて作り上げる労力を思うと、チュニジアの人の繊細な気質が感じられました。

チュニス
チュニス
チュニスチュニス
チュニス
チュニス
チュニス
チュニス

メディナ

次に向かったのは、メディナ(旧市街)です。壁に囲まれたメディナは、私の行きたかった場所のひとつでした。狭い入り組んだ路地の両脇にところ狭しと小さな店が立ち並び、その間をたくさんの人が行きかっています。歩いていると、あちことから「1ディナール」と声をかけてきます。以前行ったネパールによく似ていました。
シュワイエムさんが教えてくれましたが、やはりこういった場所は、 観光地価格のためかなり高めに設定してあり、ぼったくられるということです。

チュニスチュニス
チュニスチュニス
チュニス

ランチは魚介の料理。

チュニス

ザクーアンの水道橋

バスに戻り、次はザクーアンの水道橋に行きました。崩れかけてはいるものの、かなり長い距離にわたって残っており、下車して観光した場所では、ほぼ完璧な姿がありました。あたり一面、ぽつぽつとサボテンが生えた瓦礫の荒野が広がっていて、一本の線路が突き抜けています。近くにすんでいる子供たちが、水道橋の遺跡に登って遊んでいました。

ザクーアンの水道橋
線路
ザクーアンの水道橋ザクーアンの水道橋
鉄道

長距離移動でケルアンへ

今回の旅行は、とにかく移動が長い。さすがアフリカ大陸というだけあって、規模が違います。乗っているバスも、決して乗り心地がいいというものではなく、途中で寄る休憩場所で使用するトイレも、水洗ではあるものの、壊れていたり数も少ないので、大勢の場合は苦労すると思います。

チュニスから約155km移動し、ケルアン(世界遺産)へ。チュニスに比べるとこじんまりとした印象でした。もう陽もとっぷりと暮れてしまいましたが、そんな中、夜のメディナへ行きました。昼間と違って夜はライトアップされ、とても異国情緒があふれる雰囲気でした。

ケルアン

もう少し長くいたかったのですが、そこは団体旅行、集合時間は厳守しなければなりません。後ろ髪引かれる想いで、バスに戻りホテルへ向かいました。

ケルアン
ケルアン

チュニジア旅行3日目 ケルアン~トズール

アグラビットの貯水池

朝一で、ホテルの目の前にある、アグラビットの貯水池へ。写真を採りたい人は、「1ディナール」を入り口で支払います。

ケルアン
ケルアン

遺跡観光のルール

チュニジアでは、あらゆる観光名所で写真をとる場合、「1ディナール」を要求されます。そしてほとんどの場合は、お釣りはなく、ドルも使用できません。その他でもいろいろな場面でディナールの小銭が必要となりますので、あらかじめ用意しておいたほうがいいでしょう。

シディ・サハブ・モスクとグランドモスク

アグラビットの貯水池のあとは、シディ・サハブ・モスク、グランドモスクへ行きました。実際に人々がお祈りする部屋の内部には入れませんが、外から見ることはできました。太い柱が何本も立ち、床には絨毯が敷き詰められています。お祈りの時には、中に入れないくらいの人々が集まり祈りを捧げるそうです。

ここを見学しているとき、団体さんの一人がシュワイエムさんに質問しました。
「柱の根元にも絨毯が巻かれているのはどうしてですか?」
「お祈りが長いので、疲れたらよっかかるためです。」

ケルアン
ケルアン
ケルアンケルアン
ケルアンケルアン
ケルアン
ケルアンケルアン
ケルアン
ケルアン

砂漠で大雨

本来なら雨が少なく、水不足のチュニジア。なのに、スペイトラのローマ遺跡に到着したころには、大雨になっていました。しかもこの遺跡は、なにもさえぎるものがなく、皆びしょ濡れです。でも、せっかく遠い中訪れたのでがんばって着いていったのですが、あまりのすごさに途中でギブアップして、遺跡の受付のある建物へ戻りました。そこで服を乾かしながら、みんなが戻ってくるのを待ってバスに戻りました。濡れているせいもあって、寒くてしかたなく、この後行ったレストランでは、ストーブまわりが大人気でした。

ローマ遺跡
ローマ遺跡

トズールの動物園

服が濡れたままトズールのサハラ動物園へ行きました。名物ガイドさんの案内で小さな園内をまわりました。砂漠ならではの動物もいて、最初はあまり期待していなかったのですが、十分に楽しめました。

トズール
トズール

ここには、有名な「コーラを一気飲みするラクダ」がいて、ガイドさんのリードのもと、実演してくれました。そのラクダは、本当にコーラが大好物のようで、ガイドさんがコーラを見せるだけで、すごい勢いでよだれを垂らしていました。

トズール

その他にも、サソリやらトカゲやらヘビやらを惜しげもなく出してくれて、私たちのツアーだけでなく、他のお客さんたちも楽しませてくれました。

トズール
トズール

ホテルに戻って夕食です。長距離移動でお腹が減っていたので、ボリューム満点の料理が美味しかった~。

トズール

次は、スターウォーズの世界へ

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