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モロッコ旅行記-#2

サハラ砂漠と世界一の迷路

主な訪問地:サハラ砂漠(ラクダ・メルズーガ大砂丘・テント泊)~フェズ(世界一の迷路・タンネリー)

トドラ渓谷からしばらく走るとサハラ砂漠の砂丘が目の前に迫ってくる。メルズーガ大砂丘を裸足になってのぼると、どこまでも続く砂の海が広がっていた。月の下をらくだに乗って歩き、念願のサハラ砂漠でのキャンプは、満天の星空に恵まれた。世界一の迷路と呼ばれるフェズはどこまでも細い路地と高い壁が続き、どこからか子供たちの遊ぶ声が聞こえてくる。

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モロッコ旅行5日目 トドラ渓谷~サハラ砂漠

トドラ渓谷の姿

夜明けと同時に起き、朝焼けを見るためにテラスに行きました。昨日は真っ暗で何も見えませんでしたが、今その全貌がはっきりと見えます。赤茶色の岩壁が、両側から渓谷の内側にせり出し頭上にそびえ立っています。今にも岩が崩れ落ちてきそうな、そんな迫力満点の場所に私たちは泊まっていました。

岩壁の間に月が浮かび、だんだんと空が明るくなっていきます。やがて、岩の上の方が朝日に照らされ赤く染まっていきました。ほんの一時ですが、何かの映画のワンシーンのなかにいるようなそんな感じでした。

トドラ渓谷
トドラ渓谷トドラ渓谷
トドラ渓谷
トドラ渓谷トドラ渓谷
トドラ渓谷トドラ渓谷

ホテルを出発し、泉が湧くオアシスに寄り道。水中には小さな魚が泳いでいました。

オアシスオアシス
オアシス
オアシス

カスバ街道

カスバ街道をひた走ります。乾いた土色の住居が積み木のように立ち並び、遠目にはジオラマのよう。

カスバ街道
カスバ街道
カスバ街道
カスバ街道
カスバ街道
カスバ街道
カスバ街道
カスバ街道
カスバ街道カスバ街道

途中お昼ご飯で立ち寄った民家のレストランも異国の雰囲気が満載でした。

カスバ街道カスバ街道
カスバ街道
カスバ街道
カスバ街道カスバ街道
カスバ街道

サハラ砂漠

今回このツアーに参加した最大の目的地、サハラ砂漠に向かいます。実は、子供のころからなんとなく憧れていて、大人になったら行ってみたいとずっと思っていた場所でした。チュニジアでも訪れたのですが、思い描いていた「砂漠」と少し違ったので今回はリベンジです。

トドラ渓谷から約4時間。石ころだらけの大地の向こうに、砂漠の砂丘が見えてきました。強い日差しの中ホテルに到着。このホテルは砂漠の目の前にあり、ヨーロッパの観光客でいっぱいでした。設備が高級ホテル並みとはいかないので、団体の日本人観光客はめったに来ないそうです。
部屋のドアの開け閉めに若干のコツがいりますが、トイレもシャワーもついてるので宿泊するのに問題はありません。

サハラ砂漠
サハラ砂漠
サハラ砂漠
サハラ砂漠
サハラ砂漠
サハラ砂漠
サハラ砂漠
サハラ砂漠

メルズーガ大砂丘

少し休憩したあと、夕焼けを見るために、ラクダに乗って砂漠を歩き、メルズーガ大砂丘を登りました。これぞ私が思い描いていた砂漠です。うねうねとした大きな砂丘がどこまでも続き、日の光りで風の影を作っています。

地元の少年らに助けられながら、やっとの思いで砂丘の頂上まで登りましたが、これは、軽石で歩きにくい富士山に登るよりもきつかったです。斜面は見かけよりもかなり急で、四つんばいになってよじ登るという感じです。さらにサラサラの砂なので、足が埋もれてなかなか進みません。カメラなど持って行くときは厳重にガードしたほうがいいでしょう。

サハラ砂漠
サハラ砂漠
サハラ砂漠
サハラ砂漠
サハラ砂漠
サハラ砂漠
サハラ砂漠
サハラ砂漠サハラ砂漠
サハラ砂漠
サハラ砂漠
サハラ砂漠
サハラ砂漠

夕焼けはあいにく雲であまりよく見えませんでした。でも、砂漠にこれたということで大満足です。登りは大変でしたが、下りは簡単でした。少年に足をつかまれ、砂丘の斜面を一気に滑り落ちます。これが気持ちいい。砂だらけになりますが、お勧めです。

サハラでテント泊

今日は、ホテルに泊まるか、砂漠の中にあるテントに泊まるか選択できました。私はもちろんテントです。
夕食後、テントまで車で行き、中に入るとシングルサイズの小さなベッドがいくつも並んでいました。砂漠の中で満点の星空の下眠るのは、アウトドアが好きな人なら一度はしてみたいことではないでしょうか(ないかも)。
夕方砂漠に行ったときはそうでもなかった風が今になって強くなってきました。寝るころには、テントの布がバタバタ音をたてて、飛んでってしまうんじゃないかと思ったほどでしたが、砂漠の民の作るテントはそんなヤワではありませんでした。

サハラ砂漠サハラ砂漠
サハラ砂漠

モロッコ旅行6日目 サハラ砂漠~フェズ

砂漠の夜明け

まだ暗い夜明け前、風はおさまったものの寒くてガタガタ震えながら、日の出を見るためにテントを出発しました。いくつか小さな砂丘を超え、写真スポットを選んでそこで待機。
そんなに待つこともなく、青からオレンジに空の色が変わり、朝日が顔をだしました。うねる砂漠に太陽の光りの筋がいくつも差込み、いたるところに曲線の柔らかい影を作り出します。大きな砂丘の影から小さな風紋の影まで、真っ暗な砂漠が一気に美術館になりました。

しばらく、その美術館の中をゴロゴロころがりながら写真を撮りました。低い太陽の光りで浮かび上がる砂漠の光と影を、寝転んだ低い位置から見ると、まさに自然の作り出した芸術を感じることができます。

「来てよかった」と心から思いました。

サハラ砂漠
サハラ砂漠
サハラ砂漠
サハラ砂漠
サハラ砂漠
サハラ砂漠
サハラ砂漠
サハラ砂漠
サハラ砂漠
サハラ砂漠
サハラ砂漠サハラ砂漠
サハラ砂漠サハラ砂漠
サハラ砂漠
サハラ砂漠

砂漠の夜明けを満喫したあと、ホテルに戻ってシャワーを浴び、朝食をとっていると、ツアーのメンバーとは違う日本の人らしき男性に会いました。声をかけてみるとやっぱり日本人。あとでわかったのですが、この方はある雑誌と今回参加したツアーのモロッコのパンフレットの写真撮影のために来たそうで、このあとフェズでご一緒することになります。

そういえば、モロッコに来てから会った日本人観光客は本当にわずか。どこに行ってもヨーロッパ人ばかりで、しかもすごい団体なので、場所によってはここはどこの国だと思うこともしばしば。ラシッドに聞くとモロッコにくる観光客で一番多いのはフランス人、次いでスペイン、イタリアなどがつづき、日本人は7位だそうです。

長距離移動

今日は、メルズーガからフェズまで約8時間かけて移動。荒涼とした風景がどこまでも続きます。

長距離移動
長距離移動
長距離移動
長距離移動

途中ランチで立ち寄ったレストランでは、シシカバブをいただきました。

ランチランチ
ランチランチ
ランチ

モロッコの治安

モロッコを車で移動していると、いたるところで警察の姿を見かけます。なんでも、街に出入りする人をチェックしているそうで、街の入口と出口には必ず制服姿の警官が検問しています。
そのお陰か、モロッコの治安はとてもよく、このツアー中は一度も危険な目に遭わなかったし、危険な空気すら感じませんでした。それは、モロッコ人の日常を見ていてもよくわかり、夕方になると(夕方じゃなくても)どこからともなく人が集まりだし、いたるところでおしゃべりが始まります。家の前や公園、道端…そこかしこで夜遅くまでじゃべっています。こんなことは、治安がよくなければできないことでしょう。

モロッコの都会

今まで、旧市街や大自然の中で過ごしていたため、フェズの新市街に着いたときはとても都会に思えました。

フェズに到着したのはもう夜でしたが、新市街にある公園は、散歩する人やおしゃべりする人で一杯です。歩いている人もおしゃれな人が多く、ジーンズショップやマックなどもありました。でも、モロッコ人の人懐っこい気質はここでも同じで、私たちが(めずらしい日本人)観光客なのがわかると、車にのっていても道のむこうから笑顔で手をふってきます。そんなのが何度もあるので、さながら皇室状態でこちらも手を振り返していました。

今日のホテルは新市街にある4つ星のホテルです。設備もよく、部屋にはテレビがあり、シャワーのお湯もじゃんじゃん出ます。ここが最後の宿泊先になりますが、ゆっくり休むことができました。

ホテル
ホテル

モロッコ観光7日目 フェズ

世界一の迷路

今日は一日フェズ観光。メルズーガで会ったカメラマンの人たちも同行します。
宮殿でフェズの公認ガイドのおじさんと落ち合い、南展望の丘に行きました。ここからは、フェズの街が一望できます。薄茶色の家々が積み木を並べたようにひしめいていました。夜、ここから夜景を見たら綺麗だろうな。

フェズ
フェズ
フェズ
フェズ
フェズフェズ
フェズ
フェズ

この後、陶器工房を訪れ作業所の中を見学しました。実に細かい模様をお皿や壺に描いています。中でもモザイクタイルを使った工芸品作りでは、色のついた面を下にして模様を作っていくので、職人さんはそのタイルの色をみんな覚えて並べていくそうです。まさに職人技。

そんな素晴らしい技を見せてもらったあと、そこで作っている工芸品を売っているお店へ案内されました。「今日はお土産を買う」と気合を入れていたので、物色する目も真剣です。所狭しと並べられた商品の中から、毎日使えるカップを2つ購入。他のみんなも最終日ということもあり、いろいろと買っていました。

フェズ
フェズ
フェズ
フェズフェズ
フェズフェズ
フェズフェズ
フェズフェズ
フェズ

フェズ・エル・バリ

いよいよ世界一のメディナ、フェズ・エル・バリへ。路地好きの私はもうワクワクしてたまりません。
今回は、 ブ・ジュルード門から入ります。この門は、外側から見るとフェズの色の青、内側から見るとイスラムの色のひとつ緑になっています。

フェズ
フェズ

門を通ると、そこから迷路が始まります。道は細くなり、行きかうのは人とロバやラバだけ。車は入れません。ガイドのあとに続き、入り組む路地を進んでいきます。一人では絶対迷子になってしまうでしょう。

たくさんの小さなお店や露天が並びその間を、人やロバをよけながら歩きます。お店には、果物やパンなどに並んで、羊の頭やラクダの肉などがも売られていました。ラクダの肉は、牛ににていておいしいそうです。

ブ・イナニア・メドレセのモスク、人一人がやっと通れる細い路地、頭を低くしないと通れない路地…そんな道を通りながら水汲み場、ネイジャリーン博物館などの見所をまわりました。

フェズ
フェズ
フェズフェズ
フェズフェズ
フェズ
フェズフェズ
フェズフェズ
フェズフェズ
フェズフェズ
フェズフェズ
フェズ
フェズフェズ
フェズフェズ
フェズフェズ
フェズフェズ
フェズ
フェズ
フェズ
フェズフェズ
フェズ
フェズ
フェズ

モロッコ料理のランチ

ランチはちょっと高級なモロッコ料理のレストラン。内装も豪華で料理も色鮮やか。ここではハト料理がでました。

フェズ
フェズフェズ
フェズ
フェズ
フェズ

タンネリー

昼食のあとメディナの中でも楽しみにしていた、なめし皮の色染めをしているタンネリーへ。皮製品のお店の最上階から、その風景を見ることができました。テレビでよく見ていた光景が今目の前に。まるで有名人に会ったような感じです。

フェズ
フェズフェズ
フェズ
フェズ
フェズフェズ
フェズ
フェズ

サヴィア・ムーレイ・イドリス廟

たくさんの革製品が売られていましたが、そこでは何も買わず、サヴィア・ムーレイ・イドリス廟へ。ここでは、ロウソクをお供えするそうで、周りには色とりどりのロウソクが売られていました。

フェズフェズ
フェズフェズ
フェズ

刺繍屋さん

次に刺繍屋さんへ行きましたが、ここではモロッコのお母さんたちがすべて手縫いでテーブルクロスやマット、ハンカチなどに刺繍をしています。とてもかわいくて、お土産にハンカチ数枚購入しました。

フェズ
フェズ

このあと小さな出入り口からメディナの外に出て、ガイドのおじさんとお別れしました。

フェズフェズ
フェズフェズ

スーパーマーケット

私たちは車でお買い物ツアーを続行。スーパーマーケットに行きました。想像していたものより大きく立派で、品数も文句なしです。ここが最後の買い物ポイントということで、時間いっぱい物色。おかげですべてのお土産を買うことができました。楽しかったー。

フェズ

ここで途中から同行していたカメラマンの人たちと、ガイドのアットマンとお別れ。
アットマンは本当に優しく私たちをサポートしてくれました。あのジェントルマンぶりは、日本にきたら絶対モテるだろうなと思います。日本語ガイドの試験を受けるということで、ぜひがんばってほしい!本当にありがとう。

最後の晩餐

今日はモロッコでの最後の夜ということで、街のレストランへ行きました。このレストランは、内装が豪華絢爛でとても美しく、他の観光客もたくさん来ていました。テラスからはすぐ目の前にメディナを見下ろすことができます。

メニューはクスクス。タジンかクスクスかのどっちかだろうとは思いましたが、やっぱりです。決してまずくはないのですが、モロッコにきてからの食事がほとんどがそれだったので、ちょっと飽きていました。
食事をしていると、ショーが始まり、ベルベルの音楽やベリーダンス、結婚式のデモンストレーション、マジックなどなど、夜の11時すぎまで盛り上がりました。

フェズ
フェズフェズ
フェズ
フェズフェズ
フェズ
フェズ
フェズ
フェズ

こうしてモロッコ最後の晩餐が終わり、ホテルへ戻りました。

モロッコ旅行8~9日目 フェズ~カサブランカ~成田

モロッコ出国

フェズからカサブランカ空港までは約5時間。青々とした草原や荒涼とした荒地などの景色をみながら移動します。モロッコでは本当にいろいろな風景を見ることができました。雪のかぶったアトラス山脈、緑の草原、砂漠…。一日で、コートが必要な寒さから半そで汗をかく暑さまで。いろいろな顔を見せてくれました。

ミントティー

カサブランカ空港でラシッドとお別れです。最後まで笑顔で案内してくれました。日本語もガイドとしての知識も対応も素晴らしかったです。彼のお陰でモロッコという国を好きになれたし、思い出に残る旅にすることができました。また、モロッコに行くことがあれば、ぜひまた彼に案内してもらいたいと思います。本当にお世話になりました。

空港で搭乗を待っていましたが、離陸時間になっても搭乗がはじまりません。ドバイでの乗り継ぎの時間が短いので、30分遅れると、ドバイで一泊の可能性があるときいていました。15分、20分…刻々と時間が過ぎていく中、ふと外を見ると、私たちが乗る飛行機の操縦室の窓を拭いている人の姿が見えました。これはドバイ一泊コース決定か、とちょっとラッキーと思っていたころ、搭乗案内が始まりました。
結局乗り継ぎには間に合い、長い飛行時間を過ごして、日本へ帰国しました。

総評

マラケシュ今回のツアーは本当に満喫できました。
旧市街のメディナ、世界遺産、砂漠…訪れたいところをみんな周れたと思います。人数も少なくメンバーも旅なれた人ばかりだったので、終始とても居心地がよく過ごせました。

 モロッコは、治安もよく人々も穏やかでとても観光しやすい国だと思います。観光大国というだけあって、有名な見所には観光客がたくさんいて、ハイウェイや休憩ポイントなどはとても綺麗でした。
人々の素朴な暮らしもいたるところで見ることができます。暮らしている所は土壁の集落で、路地には荷物を積んだロバが行きかっていたり、砂漠では民族衣装を着たベルベル人がラクダをひいていたり…、日本での日常を忘れて異国情緒にどっぷり浸かることができると思います。

 時間のある人は、ツアーではなく個人で周るのもいいと思いますが、時間の限られている人はやはりツアーに参加した方が無難でしょう。見所が散らばっているので、限られた時間の中、交通手段の確保をして移動するとなるとそれだけでかなりの時間を取られてしまいます。かといって、狭いメディナなども多いので、大人数のツアーで行動するというのも結構きついでしょう。なので、現地係員が案内してくれる、個人ツアーというのが一番いいような気がします。

 モロッコは、旅なれた人でもきっと満足させてくれる国だと思います。ぜひ一度訪れて、人々の温かさと自然の大きさを感じてきてください。おすすめです。

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