カンボジア(アンコール遺跡)旅行のお役立ち情報を掲載。実際に現地に行って体験した事実をもとに、旅のポイントや注意点、治安、食事や宿泊施設の状況、持っていくと便利なものなど、独自の感覚と観点で記載しています。基本情報は外務省や旅行会社などのサイトを見ていただければわかると思うので、ここではそれ以外の現地で使える情報をご覧ください。
主な訪問地:シェムリアップ(アンコールトム・タプロム・アンコールワット・バンテアイスレイ・ロリュオス遺跡群・オールドマーケット・トンレサップ湖)
旅行時期:2011年12月/利用航空会社:ベトナム航空(ホーチミン経由)/[外務省]カンボジア基本情報
アンコールワットをはじめとするアンコール遺跡をメインに観光。他にオールドマーケットやトンレサップ湖の水上村にも足をのばし、カンボジアの生活の様子も垣間見た。
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アンコール遺跡はどれも素晴らしかったが、中でも四面菩薩が迫力なバイヨン、大木の根が絡みつくタプロム、東洋のモナリザと言われるデバターがいるバンテアイスレイは見ごたえがあった。また、アンコールワットでは入場が制限される第三回廊もおすすめだ。所々にあいた窓からはカンボジアの風景が一望できる。朝日と夕日鑑賞もする価値あり。特に朝日は、アンコールワットの後ろから昇ってくる朝日と遺跡とのツーショットが撮影できるのでぜひ早起きして行ってみよう。
遺跡と併せて訪れたいのが、オールドマーケットとトンレサップ湖の水上村。やはり、どこの国にいっても市場は面白いし、海のように広大な湖に浮かぶ村での人々の生活は興味深かった。
今回は少しいい目のホテルにしたのでとても快適だった。1年のうちで一番涼しいとされる12月でも昼間はかなり暑くなるので、暑さに弱い人は冷房があるホテルにした方がいい。
カンボジア料理はココナッツなどを使った甘い料理が多いそうだが、それほど甘いものばかりな印象はなかった。どちらかというとアジアでよく食べられる野菜や肉の炒め物などが多い。タイ料理や中華料理もあり、タイカレーがとても美味しかった。また、カンボジアはその昔フランス領だったこともあり、フランス料理のレストランもたくさんある。初日に行ってみたが、なかなかのレベルだった。
水道水は飲めないのでミネラルウォーターを買おう。
現地ガイドの人の案内で、観光客が行くような場所ばかり周っていたので危険な目にもあわなかったし、そんな雰囲気も感じもしなかった。
郊外に行くと、「三丁目の夕日」のような世界が広がっていてとても穏やかな空気が流れている。
写真撮影の際、人を撮る場合は必ずその人に一言確認しよう。観光客慣れしている子供が、チップを要求してくることが多い。
アンコールワットの朝日鑑賞はかなり混む。私たちは6時ごろに行ったが、ベストポジションの池の前がすでに多くの観光客で鈴なりだった。一番前を確保するにはかなり早く行く必要があるだろう。そのあたりにカメラを固定できるような場所がないので、綺麗に撮りたければ三脚を持っていったほうがいい。
また、人気の遺跡ではかなり混むので、立ち止まってゆっくり撮影することは難しい。もし、暑さと湿気と天気の悪さがそこそこがまんできるなら、12月、1月のベストシーズンは避けて人が減る雨季に行くほうがいいかもしれない。
遺跡めぐりで急な階段を上ったり降りたりするので、スカートは避けたほうがいい。日差しが強いので薄い長袖があると便利。
ホテルやレストラン、主な観光地は水洗で綺麗。観光客が多いのでそれなりに整っている。紙は流すと詰まるので、近くのゴミ箱に捨てる。
朝晩は寒いくらいだが、日中はかなり日差しも強く暑くなる。一番暑い時間はホテルで休憩だったのでまだよかったが、それでも後半は結構バテた。遺跡には日陰もあまりなく、容赦なく熱線が照り付けるので日よけ対策は万全にしていこう。
現地であったら便利なものを必須度順でご紹介。
女性ならではのものもあるので、参考にしてください。
旅行ではなるべく荷物は少ないほうがいいので、いるかいらないか迷ったら、それが現地でも買えるものかどうかで判断するのもひとつの方法。しかし、どうしても必要なものでない限り、結局なくても大丈夫だったということは多い。(反対に、なんでこんなものが・・と思いもよらないものが大活躍したりもする)
思い切って荷物を減らし、身軽に旅立とう。
【必須★★★】
【できれば持っていこう★★】
【必要に応じて★】
正直、アンコール遺跡にはあまり興味がなく、社会化見学的な気持ちで行った。しかし、最初の期待度が低かったせいか、実際にその精巧なレリーフ群を目の当たりにすると、これが結構感動。バイヨンやタプロムにいたってはその神秘的で迫力あるビジュアルにテンションもかなり上がった。やはり、「行ってみたい世界遺産ランキング」などに常にランクインされることだけはある。
旅行自体は、長距離移動もないし日程も短く、設備の整った観光地ばかり巡る旅だったのでハードさは低い。しかし、暑さと人ごみはかなりのもので、人気の遺跡に関しては、ラッシュ時の山の手線なみの混みよう。次から次に押し寄せる人の波に押されてじっとしていられない。写真のベストポジションにたどり着くのも容易ではなく、かっこいいレリーフや石像の前では順番待ちも発生していた。しかし、有名どころ以外は木々の中にひっそりと佇む本来の遺跡を静かに見ることができる。
今回は、あまり地元の人とふれあう機会もなく遺跡めぐりが中心だったが、移動中やちょっとした合間に見る素朴な村の様子にはとても興味を引かれた。赤土の上に高床式住居が立ち並び、子供や鶏が走り回る。もうすこし、そういう村にも訪問したかった。
そういった意味でいうと、若干、観光地化はされているが、トンレサップ湖の水上村は面白かった。水上で暮らす人々の生活をボートの上から見られ、水位が上がって木の先端が水面からポコポコ出る風景も見ることができる。
日本からもそう遠くないので、機会があればぜひ行ってみてほしい。