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ウズベキスタン旅行のお役立ち情報

食事・宿泊・治安・持ち物など現地の情報を掲載

満月とモスク

ウズベキスタン旅行のお役立ち情報を掲載。実際に現地に行って体験した事実をもとに、旅のポイントや注意点、治安、食事や宿泊施設の状況、持っていくと便利なものなど、独自の感覚と観点で記載しています。基本情報は外務省や旅行会社などのサイトを見ていただければわかると思うので、ここではそれ以外の現地で使える情報をご覧ください。

主な訪問地:タシケント~ウルゲンチ~ヒヴァ(イチャン・カラ)~キジルクル砂漠(アヤズカラ・ユルタ)~ブハラ~ギジュドゥヴァン~サマルカンド
旅行時期:2007年9月/利用航空会社:ウズベキスタン航空/[外務省]ウズベキスタン基本情報

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旅の概要

ウズベキスタンのシルクロードを辿る旅。月夜に照らせれるモスクや青が美しいサマルカンド、中世の街並みが広がるブハラヒヴァなど、異国の雰囲気満点の街を散策した。

以下のリンクをクリックすると、その行程が書かれた旅行記をご覧になれます。

行程

見どころ

イチャンカラ

中世の雰囲気が漂うシルクロードの交差点ウズベキスタンは、その土地柄、色々な文化が織り交ざっている。ロシアに支配されていたことから、その色も濃いが、それ以外にも様々な人種が暮らしており、市場や住宅街など面白い。

要所要所にモスクが建っており、どれも似たようなものなので最後の方は飽きてくるが、サマルカンドの廟は有名なだけあって美しい。サマルカンドブルーという異名を持つほど青が美しい場所なのだが、日が翳ってくるとその青もくすんでくるので、夕暮れ前に行ったほうがいい。

ブハラヒヴァは、まるでテーマパークの中に入ってしまったかのような街並みで、石畳の路地を歩いているだけで楽しい。ミナレットなどに登って高いところから街を見下ろすと、薄茶色の乾いた色のなかに青いモスクの屋根が映えている。私が訪れたときは、ちょうど中秋の満月で、輝く月とモスクがとても絵になっていた。
また、イチャン・カラの朝日に染まる城壁は美しいので、ぜひ早起きして行ってみよう。

そんなおもちゃのような街並みとは一転、ヒヴァからブハラに向かう途中に寄ったキジルクム砂漠は、荒涼とした灼熱の大地がどこまでも続いている。何もないように見えるが、トプラクカラやアヤズカラなどの古代都市遺跡があり、遊牧民がラクダを飼いながらユルタで暮らしている。そのユルタでランチもできるので、ぜひ寄ってみよう。

ウズベキスタンは綿花の栽培が盛んで、9月のこの時期にはいたるところで白い綿毛を摘んでいた。声をかけると見学されてくれるところもある。

宿泊施設

ホテル

ホテルは設備も整っており問題ない。民家を改装してホテルにしたところは、ちょっと狭いがそれぞれの部屋のつくりが違って面白い。
チャンスがあったら遊牧民が暮らしているユルタに泊まってみるといいかもしれない。

食事と水

麺料理

シャシリク(串焼き)や麺、餃子などの粉もの、ロールキャベツ、野菜スープなど、中央アジア周辺とロシア料理っぽいものが混在していた。果物が豊富でとても美味しい。味は日本人にも合うが、全体的に脂っぽいものが多いので食べ過ぎに注意。

水道水は飲めないのでミネラルウォーターを買おう。
ユルタ(遊牧民が暮らすテント)出た生野菜についている水にやられた人もいたので食べないほうがいい。

治安

ブハラ

観光で周る分には問題ない。町中では子供が走り回って遊んでいるし、ブハラでは夜も数人で歩いてみたが、地元の人も散歩していてそれほど危険な感じはしなかった。
最低限の危機管理をして、異国の地を楽しもう。
しかし、公共の場での政治的な話は、ロシアから独立はしているが、未だにタブーだとガイドさんが言っていた。

注意点

ユルタ

写真撮影

写真撮影の際、人を撮る場合は必ずその人に一言確認しよう。
どちらかというとみんな「撮られたがり」なので、カメラを持っていると撮ってくれと頼まれることが多い。特に子供たちが寄ってくる。

文化の違い

多くがムスリムなので、女性は肌の露出に気を付けよう。モスクに入るとき特にスカーフなどは必要なかったが、一枚あるとほこりよけにもなるし便利。ムスリム以外の人も暮らしているのでお酒は色々なところで売っているし、街中にもバーがある

トイレ

ホテルやレストランは水洗だが、外ではアジア式や青空トイレもあり。紙は流すと詰まるので、近くのゴミ箱に捨てる。

体調管理

今回のツアーは私以外、みんな一度は体調を崩していた。周るところが町中心だったのでツアーの難易度的にはラクな方だったが、お腹を壊したり、暑さでやられたりして、次々と倒れていった。特に暑さと日差しは体に応え、夏には50度にもなる場所があるそうなので、行くなら涼しくなってからのほうがいいだろう。私が行った9月も、昼間はまだまだ暑かった。
僻地でやられるのはよくあることなので、自分でできうる対策をしたら、あとは仕方ない。せめて保険にはきちんと入っておこう。
お腹を壊したときのひとつの対処法として、出るものは薬などで止めず全て出し、しばらく何も食べずに(水は十分にとる)体の中を空っぽにする。若干げっそりするが、これで回復に向かうこともある。

キジルクム砂漠はまさに灼熱だ。強い日差しもまともに浴びるので、日よけ対策は万全にしていこう。遺跡見学中は、売店などもないので、水はたっぷり用意すること。また、ユルタでランチを食べる場合は、衛星面で心配があるので生野菜は食べないほうがいい。実際、このあと体調を崩した人がいた。

あると便利なもの

サマルカンド

現地であったら便利なものを必須度順でご紹介。
女性ならではのものもあるので、参考にしてください。

旅行ではなるべく荷物は少ないほうがいいので、いるかいらないか迷ったら、それが現地でも買えるものかどうかで判断するのもひとつの方法。しかし、どうしても必要なものでない限り、結局なくても大丈夫だったということは多い。(反対に、なんでこんなものが・・と思いもよらないものが大活躍したりもする)
思い切って荷物を減らし、身軽に旅立とう。

【必須★★★】

  • ライト:停電や夜間の移動用のライト。ヘッドライトだと便利。
  • トイレットペーパー:外ではトイレに紙のない所が多い。ロールごと鞄にいれておくと色々使える。
  • 帽子/日焼け止め:日差しが強い。帽子はつばが広めで紐がついているものがおすすめ。
  • 防寒着:フリースとウインドブレーカーが便利。朝晩は結構冷える。
  • 小さなビニール袋:青空トイレで使用した紙を入れたり、濡れたハンカチを入れたり、とにかく便利。
  • カメラなどのバッテリー:現地で充電できないと悲惨。
  • ウエットティッシュ:食事時やトイレなど、手を拭く以外にもいろいろな場面で使える。
  • レインウェア:安いものでいいので雨がしのげるもの。防寒にもなる。
  • 常備薬:下痢や風邪用。リップクリームは役に立った。
  • スカーフ:ほこりよけや防寒、日よけにもなる。

【できれば持っていこう★★】

  • お菓子:移動中などに手軽に食べられるもの。現地であった子供たちにも喜ばれる。
  • メイク落としシート:たまにこれで拭くとさっぱりするし、保湿効果もある。
  • サングラス:ほこりよけにもなる。
  • カメラのメモリ:あまり写真を撮るつもりはなくてもいつの間にかなくなっている。
  • サンダル:ホテル内の移動や機内などで使える。

【必要に応じて★】

  • 化粧水パック:かなり乾燥するのでこれを一回でもすると違う。
  • :機内や空港での待ち時間などで活躍する。
  • 日本のお金:旅行で使う以外に、現地の人に見せたりしてコミュニケーションに使える。
  • 日本の写真:日本はどんなところかと聞かれたとき写真があると盛り上がる。

総評(ウズベキスタン旅行記より)

パン

今回の旅行は、町を中心にしたツアーで、天気も快晴だったので、比較的ラクにまわることができました。ただ途中、体調を崩してしまう人が続出し、その日の観光が出来なかった人もいたので、体調管理(特にお腹)には注意したほうがいいと思います。自信のない人は、水はもちろんですが、サラダなども控えたほうがいいかもしれません。お腹を壊して日本から持ってきた薬を飲んだ人がいましたが、一時的に効いただけで治りはしませんでした。

 ウズベキスタンは行くことが決まるまでは、どこにあるのか場所も知らず、なんとなく危険なイメージがありました。しかし、実際に行ってみると人々は穏やかで、子供たちが外を元気に走り回るような治安のよい国でした。もっとも私が行ったのは観光地だけなので、国境付近はやはり危険だという話もあります。ツアーでいく場合は問題はないので、ぜひ機会があればシルクロードの世界を体験してみてください。

 気候は夏は暑く、冬は寒い国です。地域によっては50度から-40度にもなるそうなので、できればその時期を避けたほうが無難でしょう。私が行った9月下旬は、ちょうど涼しくなってきた頃で、昼間は暑かったですが乾燥しているのでそれほど不快ではなく、夕方から朝にかけては寒いくらいなので、観光するにはとてもいい気候でした。ただ、日差しはとても強いので、日焼け止め対策は万全にしたほうがいいでしょう。暑くても長袖を着て歩くことをオススメします。

 安全に異国情緒を味わうにはぴったりの国だと思います。冒険というほどハードでもなく、リゾートというほどのんびりでもない、適度に外国の雰囲気を楽しめるので、初めての海外旅行にもいいかもしれません。ただし、青空トイレは必須です。

観光・ハイキングのモデルコース紹介「モデルコースナビ」
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