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新疆ウイグル自治区旅行記-#3

タクラマカン砂漠縦断

主な訪問地:ホータン~タクラマカン砂漠~クチャ

ホータンからタクラマカン砂漠を縦断しクチャへ向かう。砂漠でもところどころにタマリスクやコヨウが育ち、特にコヨウは秋には黄色く染まり美しい。クチャでは三蔵法師ゆかりの塩水渓谷キジル千仏洞などを訪れ、悠久のシルクロードを感じることができた。クチャのナンはウイグル自治区の中でもおいしいと有名。

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新疆ウイグル自治区旅行5日目 ホータン~タクラマカン砂漠~クチャ

タクラマカン砂漠縦断

7時15分起床、8時に朝食。
外を見ると今日もどんより曇り空です。

8時45分出発。
ホテルから出ると、駐車している車に砂が積もっていました。砂漠の麓では、いつの間にか細かい砂があらゆるところに進入してくるそうです。

ホータンホータンホータン

今日はそのタクラマカン砂漠を縦断し、クチャまで移動。その距離は約680kmにおよびます。
砂漠を縦断するには、第二沙漠公路を通ります。この道はホータンからアラルまで続き、全長424.7km。2005年6月に着工し、9億円かけて、2007年9月に完成しました。
道のはじまりには石碑がたてられ、その向こうには砂丘がうねっています。

タクラマカン砂漠タクラマカン砂漠

砂漠の奥に進むと砂丘の高さが増して行き、一番標高の高いところでは1300mもあるとか。
砂漠には砂が移動しないように葦が植えられ、その他にもタマリスクやコヨウが育っています。
コヨウは「生きても1000年、枯れても1000年、倒れて1000年」と言われるほど長生きの木で、こんな過酷な砂漠でも元気に根をはっています。

■動画:新疆ウイグル自治区のタクラマカン砂漠縦断

植物以外でも、ラクダや鹿、ウサギなんかも生息しているそうで、道の脇にはラクダの銅像も建っていました。
途中で何度か写真ストップや青空トイレで休憩しながらひたすら広大な砂漠の中を進んでいきます。

タクラマカン砂漠タクラマカン砂漠
タクラマカン砂漠タクラマカン砂漠
タクラマカン砂漠タクラマカン砂漠

そろそろお昼時。
当初予定していたレストランが潰れたということで、アラルという場所の小さなサービスエリアでラグメンをいただきました。

サービスエリアラグ麺

チマンの水曜バザール

ランチのあともひたすらタクラマカン砂漠を北上します。
2時間半ほどすすみ、タリム川を越えると沙雅県に入りました。
さらにしばらく行くと、動物を乗せたトラックやロバ車が多くなり、ほどなくクチャの手前、チマンの水曜バザールに到着。
道の両側で所狭しとたくさんの人たちが取引をしています。
少し時間をくれたので、いろいろとのぞきながら歩いてみました。
話せるのは「こんにちは」と「日本」の単語だけでしたが、それだけでもみんな笑顔で接してくれました。

水曜バザール水曜バザール
水曜バザール水曜バザール
水曜バザール水曜バザール水曜バザール

イスラム圏では、女性の写真を撮るのはなかなか難しいのですが、ここでは結構気軽に撮らせてくれました。
というより、逆に撮ってくれと頼まれることもしばしば。
後ろ髪引かれる思いでお別れし、クチャへ向かいました。

クチャ到着

午後8時、今日のホテル「庫車飯店」に到着。
時間も遅いので、部屋に行く前に、そのまま別棟のレストランで夕食です。
レストランは温室の庭園の中にあり、ステージ完備の巨大なもの。その端っこで庭を見ながらいただきます。
ここでガイドさんからワインを振舞われたのですが、これがかなり美味しい。考えてみれば、この辺りは良質な葡萄の産地なのでいいワインができるのも納得。

庫車飯店庫車飯店
庫車飯店庫車飯店庫車飯店

しかしここは中国のイスラム圏。
現地の人はアルコールを飲まないし、お土産に持って帰ろうにも持ち出すのは難しいとのこと。
こんなに美味しいのだから、外国向けにたくさん作って輸出すれば、ウイグルの人たちの収入になるのにと思いますが、そう簡単には行かないのでしょう。非常にもったいない。
食事のあと部屋に行くと、これがなかなか素敵。結果、この旅行中で一番気に入ったホテルになりました。

庫車飯店庫車飯店庫車飯店

新疆ウイグル自治区旅行6日目 クチャ

三蔵法師が辿った塩水渓谷とキジル千仏洞

ホテルで朝食を食べて9時半に出発。
今日は一日クチャの観光です。

まずはキジル千仏洞へ向かいます。
途中、かつて玄奘三蔵法師がインドに向かう時に通ったとされる塩水渓谷でストップ。このあたりの地形は独特で、地層の線が綺麗に模様になって見ることができます。

塩水渓谷塩水渓谷

さらに見晴らしのいい高台でも写真撮影。

クチャの大地

キジル千仏洞は断崖に掘られた230あまりの石窟があり、それぞれに素晴らしい壁画が描かれています。
残念ながら写真撮影は禁止で、カメラはもちろん、荷物もロッカーに預けて入らなければなりません。
入口で外観の写真を撮ってから出発。

キジル千仏洞キジル千仏洞
キジル千仏洞キジル千仏洞

砂埃が舞う中、石窟まで階段を上っていきます。
今回見学したのは、32、34、38(音楽堂)、27、10、8番の石窟。
特別窟の音楽堂では、ウイグルの楽器や飛天が描かれており、青色はアフガニスタンから運ばれたラピスラズリを使っているそうです。
また8窟では、日本の正倉院にのみ現存する五弦琵琶が描かれているなど、シルクロードから繋がる日本との関わりも垣間見ることができました。
外国の調査隊に持ち去られたり、破壊されたりした箇所も多く残念ですが、綺麗に残っているものはとても美しいので一見の価値ありです。

見学後、近くのレストランで昼食。
店内にはキジル千仏洞の壁画の写真が飾られていたので撮らせてもらいました。

キジル千仏洞キジル千仏洞
キジル千仏洞キジル千仏洞キジル千仏洞

ここの見学はとても暑いので、冷たい飲み物がありがたい。
見学には水は持ち込んでいいので小さいペットボトルがあると便利です。

金字塔自然旅游区とスバシ故城

昼食のあとは、金字塔自然旅游区を通ってスバシ故城へ向かいます。
金字塔自然旅游区は、ヤルダン地形と言われる奇岩がならぶ景勝地で荒涼とした月のような景色の場所。

金字塔自然旅游区金字塔自然旅游区
金字塔自然旅游区金字塔自然旅游区

そこから約1時間でスバシ故城に到着。
ここは、新疆最大規模の仏教寺院の遺跡で、広大な大地にそれらしき建造物が点在しています。
クチャ河を挟んで、東と西にわかれていますが、現在は西寺区のみの見学が可能。

スバシ故城スバシ故城
スバシ故城スバシ故城
スバシ故城スバシ故城

こちらも玄奘三蔵法師が訪れたとされ、中心には大きな仏塔もありました。
上まで上ることができるので急な階段を上がっていきます。
頂上には仏像が飾られていて、その下に通路がありぐるりと一周することができました。またここからは、スバシ故城の全体も見渡すことができてとても気持ちいい。

スバシ故城スバシ故城スバシ故城
スバシ故城スバシ故城

仏塔から降りてその正面に回ってみると、まるで象の顔のように見えます。
ここでみんなで写真を撮って広い遺跡を後にしました。

今は自由に歩き回って見学できますが、そのうち整備されて指定した場所しか歩けなくなるそうです。

スバシ故城

クチャのバザール

クチャの市内に戻り、バザールに寄りました。
ここでのおすすめは、クチャナン。ひとくちに「ナン」と言っても地域によって色々違い、クチャのナンはウイグルの中でも美味しくて有名だそうです。
ウイグル人のガイドさんも大量に買っていました。
横断歩道を渡るとバザールのメインストリートに入ります。入口ではお母さんたちがヨーグルト売っていました。

クチャのバザールクチャのバザール

中へ入ると道の両側にびっしりと小さな屋台が軒を連ねています。
ナンはもちろん、果物、スパイス、惣菜など色とりどりの品物が並んでいました。
もうこの雰囲気とビジュアルにテンションマックス。時間の許す限りあちこと歩き回ってみました。
カエルやはりねずみ(?)の干物がつるしてあったり、トランプをするおじいちゃんや、羊(?)の頭蓋骨を囲んで食事をしている人がいたり、新鮮な果物やアイスクリームも売っています。

クチャのバザールクチャのバザール
クチャのバザールクチャのバザール
クチャのバザールクチャのバザール
クチャのバザールクチャのバザール

いろんな人たちと挨拶しながら歩いていると、屋台の後ろに美味しそうなパンが並んでいるのを発見。
いい香りにつられてフラフラとそちらのほうに行ってみると、そこはナンとパンの焼き場でした。窯の周りでお兄さんたちが今まさにナンを焼いています。生地を丸く広げ、スタンプで模様をつけたら窯の中にペタペタとはりつけます。

クチャのバザールクチャのバザール
クチャのバザールクチャのバザール
クチャのバザールクチャのバザール

写真を撮らせてもらいながら見学していると、焼き立てナンを味見させてくれました。他の地域のナンに比べ薄くてクリスピー。
窯に含まれている塩がいい感じでくっついていて、サクサクで美味しい!

クチャのバザール

そのナンを食べながら歩いていると、

美味しいかい?

とか

私も買ったよ

とか、いろいろな人に声をかけられました。
日本でもそうですが、外国人が自分の国のものを美味しそうに食べていると親近感がわきますよね^^
他にもシシカバブを作っている人や、買い物に来ていた家族など、いろいろな人たちと出会うことができ、とっても楽しい時間を過ごすことができました。

クチャのバザールクチャのバザール

写真を撮ってくれと頼まれた老夫婦に、その写真を送ってほしいと言われたので住所を聞いたのですが、あとでガイドさんに聞くとここには送っても届かないとのこと。
また行くことがあったらプリントして持っていきますね。

クチャのバザールクチャのバザール

クチャのホテルで結婚式

ホテルに戻って夕食です。
きのうと同じレストランですが、なんだか様子がちょっと違う。ラブラブな感じのアーチに赤い絨毯。今夜はここで結婚式が開催されるのだそうです。

結婚式結婚式

ステージに近いところでは招待客が座るので、私たちは一番後ろの席でいただきます。
聞くと、私たちも結婚式を見学していいとのことなので食べながら始まるのを待ちました。

夕食

バラバラとお客さんが集まり始め、会場がにぎやかになりました。
結婚式ですが、普段着の人が多くなんともリラックスした感じです。
ほどなく新郎新婦が登場し、ステージに上がってご挨拶。
その後、各テーブルの間を縫って、来てくれた人たちと言葉を交わしていました。

結婚式

ガイドさんが気を利かせて、私たちのテーブルにも呼んでくれたので、日本式の「三三七拍子」で祝福。ちょっとビックリしていましたが、いい思い出になってくれたらうれしいです。
食べると幸せを分けてもらえるというお菓子やナッツもいただき、いい体験ができました。

結婚式結婚式

次は、西遊記の世界へ

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