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ウズベキスタン旅行記-#1

世界遺産の旧市街とシルクロードの青き都

イチャンカラ

多様な民族と文化が交差するシルクロードの国ウズベキスタンの旅行記。サマルカンドブルーまたは青の都と異名を持つほど青の美しいサマルカンドは、色々な諧調の青のタイルで装飾されたモスクや門が訪問者を迎えてくれる。世界遺産のイチャン・カラ、ブラハの町は、まるでタイムスリップしてしまったかのような中世の世界そのままに、独特な城壁と石畳の町並みで異国情緒は満点。満月に照らされるモスクの旧市街を夜の散歩に出れば、どこからかコーランの祈りが厳かに聞こえてくる。シルクロードの悠久の時をたどるウズベキスタンの魅力を写真と共に綴る。

主な訪問地:タシケント~ウルゲンチ~ヒヴァ(イチャン・カラ)~キジルクル砂漠(アヤズカラ・ユルタ)~ブハラ~ギジュドゥヴァン~サマルカンド
旅行時期:2007年9月/利用航空会社:ウズベキスタン航空/[外務省]ウズベキスタン基本情報

行程

ウズベキスタン旅行 評価:4.04星 -kaycom

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ウズベキスタン旅行1日目 成田~タシケント

ウズベキスタン航空

ウズベキスタン航空2007年9月、8日間の日程でウズベキスタンのツアーに参加しました。

今回のメンバーは8人。添乗員はつかず、現地係員のみのツアーです。

 集合は、成田空港第一の指定カウンター。そこで、成田発組みのメンバーと落ち合い、簡単に挨拶を交わしてウズベキスタン航空に搭乗。関西国際空港を経由してタシケントに向かいます。
ウズベキスタン航空の評判は、インターネットなどで見てある程度想像はしていましたが、思ったより綺麗な機内で意外でした。噂通り、離陸前にドリンクサービスがあったり、しょっぱいピーナツが出たり、乗務員がガムを噛みながら接客したりしていましたが、結構フレンドリーな対応で、嫌な印象は受けませんでした。日本語を話す乗務員も同乗しています。

  離陸するまで30分以上滑走路をぐるぐる周り、このまま陸路で大阪か?と思われた頃、やっと離陸。関空で一度飛行機を降りた後、関西空港発組みをピックアップして、一路ウズベキスタンの首都、タシケントへ向かいました。

ウズベキスタン航空ウズベキスタン航空の機内食

入国審査で一苦労

8時間30分のフライトでタシケントに到着。気温は25,6度。事前情報で、昼間は40度近くいくと聞いていたので、思ったより涼しくて拍子抜けしました。
飛行機を降りてバスで空港の建物まで向かいます。入国審査の建物に入ると、たばこの煙がムンムンと立ち込めていました。喫煙ルームというのはなく、入国審査をやっている同じフロアでみんな好きなようにタバコを吸っています。そして、入国審査をするためのカウンターも、一応ウズベキスタン人用、ファーストクラス用、一般外国人用と3つに分かれているのですが、そんなのは関係なく、どこに並んでも早く並んだ人から審査してくれます。その審査も、とにかく時間がかかるので、飛行機を降りたら最初のバスに乗って、なるべく早く列に並ぶのが良いでしょう。
こういうところを見ると、まだまだ「サービス」という概念が薄い国だなと思いました。

 なんとか入国審査をパスし、荷物を受け取って税関へ向かいます。ここで、事前に書いておいた「税関申告書」を2枚提出します。申告書には、所持金や貴重品などを書かなければならなく、ウソをつくと没収されることもあるらしいので、正確に書きましょう。2枚のうち1枚は控えとしてスタンプを押した後渡されるので、忘れずにもらってください。出国する際、出国用の税関申告書と一緒に、怪しいところがないかじっくりと見られました。

 1時間かかり、ようやく入国し、今回のガイドのドニヨル(以下ドン君)と関空発組みと合流できました。

初ウズベキスタン

時刻は現地時間で18時すぎ。外は夕暮れ。空港から出ると、タクシーなどの客引きがいますが、ネパールモロッコほどではなく、静かなものでした。

タシケントの空港

マイクロバスに乗り込み、今夜のホテルへ。これが想像以上の豪華さでした。正直、こんな綺麗で広く、アメニティも用意されているホテルに泊まれるとは思っていもいなかったので感激です。

タシケントのホテルタシケントのホテル

 部屋に荷物を置いた後、夕食を食べるためにホテルのロビーに集合。そこで現地通貨のスムに両替が出来たので、40USドルを変えました。すると、5万スムの札束がひとつと端数が渡され、財布に入りません。
両替は、大きなホテルか銀行がレートがいいそうなので、そういうところで変えたほうがいいでしょう。今回のツアーでは、この40ドル分のスムで十分足りました。おみやげ物屋さんではドルが使えるところも多いので、ドルとスムを両方持っていると便利です。ただ、スムは最両替ができないので、たくさん両替してしまうと、使い切るのに苦労します。

 ホテルから歩いて地元のレストランに行きました。ヨーロッパスタイルというかなり幅の広い料理でしたが、日本人の口にもあう美味しいものでした。ちなみにここでビールを頼みましたが、一本3200スム。トイレチップが200スムで、だいたいどこもこんな感じの値段です。

タシケント
夕食

 ウズベキスタンは、一応イスラムの国ですが、お酒を飲む人も多く、一般のお店や町の売店でもそれらを扱っています。なにしろ、地ビールや地ワインもあるくらいで、この日夕食をしたレストランと同じ建物にある「Vacuum」というクラブの1階では、酔っ払ったロシア人が座ってました。

タシケント

ウズベキスタン旅行2日目 タシケント~ウルゲンチ~ヒヴァ

ウズベキスタン航空国内線

今日も快晴。朝晩は寒いくらいですが、昼間は強い日差しが照りつけ暑くなります。といっても空気はとても乾燥していて風は涼しいので、日よけ用に長袖を着ていてもちょうど良いくらいでした。

 この日はタシケントからウルゲンチへウズベキスタン航空の国内線で移動です。人数が多かったのでジェット機になりましたが、少ないとプロペラ機らしいです。予定の時刻を遙かに過ぎた頃搭乗。ボーディングパスには座席番号が書いてありますが、あくまで目安で、実際は自由席でした。機体は3列・3列の小さなもので、満席状態。やっぱり離陸前にドリンクサービスがありました。

タシケントの国内線タシケントの国内線

ウルゲンチからヒヴァへ

約1時間のフライト後、無事ウルゲンチへ到着。空港から出ると、コスモスやバラの花が咲き乱れていました。ここで、これから最終日まで一緒に行動する運転手のブラッドと合流。彼は、タシケント生まれのロシア人です。
ここは、冬-40度、夏+50度にもなる過酷な地で、コットンの収穫が世界№5。タシケントに住む学生以外の学生はほとんどみんなコットン畑で強制的に働かされるそうです。

ウルゲンチからヒヴァへはシルクロードを通っていきます。現代のシルクロードは綺麗に舗装されていて、車に乗っていてもとても心地がよかったです。

シルクロード

今日のホテルに到着。山小屋ちっくなとてもかわいらしい内装で、部屋もかなり広いです。ロケーションもイチャン・カラの近くでかなりグッド。

世界遺産イチャン・カラ

部屋に荷物を置いて、さっそく世界遺産のイチャン・カラ散策に出発です。城壁内に入るのですが、その際にカメラの撮影代5000スムが必要です。

イチャン・カラ
イチャン・カラ
イチャン・カラ

中に入ると、写真で見た、未完成のミナレット、カルタ・ミナルが目に飛び込んできました。まるでタイムスリップしたような中世の街並みが太陽の光に照らせれています。

イチャン・カラ
イチャン・カラ
イチャン・カラ
イチャン・カラ
イチャン・カラ
イチャン・カラ

ドン君は、3日前にもガイドでここへ来て、その時はかなりな猛暑でお客さんも大変だったそうです。それにくらべると今回は、かなり涼しいようなので、暑さの苦手な私にとってはラッキーでした。
ウズベキスタンの料理が並ぶ昼食を食べ、ドン君の案内で歩き始めましたが、途中で結婚式に遭遇しました。写真を撮ってもいいというので、撮っていると、逆にこちらがビデオカメラに撮影されてしまいました。こちらでは、カメラを持っていると、撮って撮ってとよく言われます。特にチップを要求するわけでもなく、純粋に写真を撮ってほしいみたいです。

イチャン・カライチャン・カラ
イチャン・カラ
イチャン・カラ
イチャン・カラ
イチャン・カライチャン・カラ

中央アジア最大の神学校ムハンマド・アミン・ハーン・メドレセや、ハーンの宮殿タシュ・ハウリ宮殿などを見学。

イチャン・カラ
イチャン・カラ
イチャン・カラ
イチャン・カライチャン・カライチャン・カラ
イチャン・カライチャン・カライチャン・カラ
イチャン・カライチャン・カライチャン・カラ
イチャン・カラ
イチャン・カラ
イチャン・カラ
イチャン・カラ
イチャン・カライチャン・カラ
イチャン・カラ
イチャン・カライチャン・カライチャン・カラ
イチャン・カラ
イチャン・カライチャン・カラ
イチャン・カライチャン・カラ

そのあと、クフナ・アルクからの展望(←おすすめ)を満喫します。

イチャン・カラ
イチャン・カライチャン・カラ
イチャン・カライチャン・カラ
イチャン・カライチャン・カライチャン・カラ

ここで自由行動になり、私たち数名は、ここで一番高いイスラム・フッジャ・メドレセのミナレット(塔)に登りに行きました。

イチャン・カライチャン・カラ

ドン君が登頂料3500スムのところを3000スムに値切ってくれて、いざ中へ。明り取りの窓からかすかに光は入ってくるものの、かなり薄暗く階段も急です。

地元の女の子が手を引っ張ってくれますが、自分で四つんばいになって登るほうが遙かにラクでした。でも彼女は、さすがに登りなれているらしく、暗いミナレットの中を息も切らさずズンズンのぼり、帰りも駆け下りていきました。

イチャン・カライチャン・カラ

ミナレットの頂上からは、360度ヒヴァの街並みを望むことが出来ます。他の塔は置いても、これには登る価値があるように思います。

イチャンカラ

無事手探りで下りた後、素朴な住宅街が広がる南門方面に行って見ました。家のまわりでは、子供たちが元気に走り回って遊んでいます。家の前には台が置かれていて、暑い夏は屋外にあるその台の上で子供たちは寝るそうです。
南門は、最初に入った西門と違い、とても素朴なものでした。門の外へ出ると、数人の子供と少年達がいました。写真撮影をしていると、少年の一人が自分の携帯カメラで私たちを撮っていました。何が珍しいのかわかりませんでしたが、とりあえず仲良くなって一緒に記念撮影。いい思い出になりました。

イチャン・カライチャン・カラ
イチャン・カライチャン・カラ
イチャン・カラ

城壁内に戻ると現地の子供たちのショーが始まりました。いろいろな民族が暮らすウズベキスタンですが、みんな仲良く暮らしているというテーマだそうです。

イチャン・カラ

イチャン・カラを満喫し、今日の夕飯へ向かいます。
民家のようなレストランで絨毯敷きの床に座って食べるのですが、やっぱり靴を脱いで、お座敷で食事をすると落ち着きました。メニューはスープやロールキャベツなど。歩き回った後の疲れた体にはとてもありがたい食事でした。
食事の後、ライトアップされたイチャン・カラを通ってホテルまで歩いて帰りました。

民家での夕食

ウズベキスタン旅行3日目 ヒヴァ~アヤズカラ~ブハラ

キジルクム砂漠の古代都市遺跡

朝食後、歩いて5分ほどのイチャン・カラの城壁まで行ってみました。曲線を作る城壁が朝日を浴びてオレンジ色に染まっています。出発時間まで時間がなかったのですぐに帰りましたが、これを一目見れてよかったです。

イチャン・カラ
イチャン・カラ

7時30分出発。今日はひたすらキジルクム砂漠を走ります。昨日はあまり気づかなかったのですが、結構頻繁に警察の検問があり、そのたびに車を止めて警官のチェックを受けます。チェックと言っても私たちはツアーなので、トランクを開けられたり、車内に乗り込んで見られたりということはなく、ドライバーと一言二言話すだけですぐに通過できました。

舗装された綺麗な道をしばらく進むとアムダリア川に架かる長い浮き橋に着きました。ここで一旦車から降りて歩いて渡ってみます。鉄製のその橋は、鉄の板のつぎはぎで出来ているようで、車で通るにはきつそうなデコボコや段差がたくさんありました。川に落っこちてしまうような穴も所々に開いているので、歩いてわたる場合には足元に注意が必要です。

アムダリア川
アムダリア川
アムダリア川アムダリア川

橋を渡るとカラカルパクスタン自治区に入ります。
だんだんと砂漠らしい荒涼とした風景が広がってきました。サラサラの砂の大地に背丈の低い草木が生えています。
そんな風景の中をしばらく進むと、砂の城を意味するトプラクカラに到着。ここは城壁に囲まれた宮殿跡で、遠目では小さなグランドキャニオンのような感じでした。そこを上まで登っていくと、トプラクカラを一望できる場所に出ます。空っ風に吹かれながら砂漠に点在する遺跡を眺めていると、なんとも言えないノスタルジックな気分に浸ってしまいます。
この辺りには、まだ見つかっていない同じような遺跡がたくさんあるそうです。

キジルクム砂漠
キジルクム砂漠
キジルクム砂漠
キジルクム砂漠
キジルクム砂漠
キジルクム砂漠

青空トイレを済ませて、再び車で2つの都城跡が残るアヤズカラへ。先ほどのトプラクカラよりも高い丘がふたつあり、その上に遺跡が残っています。私もここへくるまでは、まったく知りませんでしたが、きてよかったと思えるスポットです。

私たちはまず、低い方の遺跡に登りました。日ごろの運動不足が祟ります。遮るもののない強い日差しの中、ぜーぜー言いながら登りきると、そこからは砂漠の地平線が見えました。ぽつぽつと草木が生える大地がどこまでも広がっています。爽快です。

次は高い方の遺跡に向かいました。低いほうの遺跡がある丘の中腹辺りの斜面を歩いていきます。また同じように、石と岩の丘を登り頂上に到達。崩れかけた大きな石の壁が立ち並んでいて、遠くには真っ青な湖が見えました。何か、映画のセットの中に紛れ込んだような感じです。

キジルクム砂漠
キジルクム砂漠
キジルクム砂漠
キジルクム砂漠キジルクム砂漠
キジルクム砂漠キジルクム砂漠
キジルクム砂漠キジルクム砂漠
キジルクム砂漠
キジルクム砂漠キジルクム砂漠
キジルクム砂漠
キジルクム砂漠
キジルクム砂漠
キジルクム砂漠キジルクム砂漠
キジルクム砂漠キジルクム砂漠
キジルクム砂漠キジルクム砂漠キジルクム砂漠

ユルタで食事

その遺跡をぐるっとまわりこむように砂漠の中を歩き、昼食場所のユルタ(遊牧民の移動用の住居)に行きました。

キジルクム砂漠キジルクム砂漠
キジルクム砂漠キジルクム砂漠
キジルクム砂漠キジルクム砂漠
キジルクム砂漠キジルクム砂漠
キジルクム砂漠キジルクム砂漠

ユルタは羊の皮で外側が覆われ、中は絨毯が敷き詰めてあります。外の強い日差しと冷たい風を遮ってくれるのでとても快適でした。

キジルクム砂漠
キジルクム砂漠
キジルクム砂漠

ランチが運ばれてきましたが、ここで使用する水は溜めたものを使っているので、それで洗っている野菜は絶対に食べないようにという注意がドン君からあらかじめありました。そのため、パンやスープなど火を通したものだけ食べましたが、特にパンが焼き立てでとてもおいしかったです。
食べていると、ユルタの小さな入り口から、ラクダが行ったりきたりしているのが見えました。

キジルクム砂漠でランチ

食事が終わって外にでてみると、さっきまではいなかったラクダが数頭、放し飼い状態ですぐそこにいました。ラクダ自体は何度か見たことはありますが、綱に繋がっていない状態のは初めて見ました。よく逃げないものです。

キジルクム砂漠
キジルクム砂漠キジルクム砂漠

砂漠の風景

昼食後はひらすら砂漠の中のシルクロードを突っ走ります。ところどころで、工事をしていて悪路な場所もありましたが、総じて快適でした。トイレはあまりないので青空トイレが基本ですが、今回のツアーメイトはみんなそういう旅になれている人ばかりだったので、なんの問題もありません。ただ、砂漠ということで、隠れる窪みがなかなかみつからないというのはありました。

キジルクム砂漠
シルクロード
シルクロード

お腹も一杯になり、うとうとしているといつのまにか夕暮れ時になっていました。ほとんどまん丸の銀色の月が薄紫色の空に昇り、反対側では、真っ赤な太陽が砂漠の向こうに沈んでいきます。そのなんとも言えない幻想的な風景にしばらく見とれていました。太陽が沈みきり、空がだんだん暗くなっていくと、今度は満天の星空が広がります。たった数十分の間になされる壮大な自然のショーでした。

シルクロード
シルクロードシルクロード

ブハラのホテルに着いたのは夜の9時前でした。9時からホテルのレストランで食事をし、この時はじめてみんなで自己紹介をしました。みんな本当に旅好きのようです。

ブハラのホテルブハラのホテル
ブハラのホテルブハラのホテル

次は、満月に輝く青い都サマルカンドへ

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