主な訪問地:ニズワ~ジュベルシャムス~ミスファット~マスカット
オマーン4日目は、オマーンのグランドキャニオンといわれるジュベル・シャムス渓谷のトレッキングと、古い家々が残りオマーンで最も美しい村のひとつとされるミスファット村の散策。夜はマスカットのホテルでバレンタインスペシャルディナーを堪能した。
ホテルで朝食後出発。
今日もいい天気で暑くなりそうです。


=====ガイド=====
これから1時間ほど移動してアルハムラまで行き、そこでトイレ休憩後、4WDの車に乗り換える。
午前中は「ジュベルシャムス」山系のハイキングで、約2000~1800mのところを2時間くらいで往復する。行きが下りで帰りが登り。ここでは、山専門のマウンテンガイドが案内。
ハイキングのスタート地点までの間に写真スポットに立ち寄って行く。
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今回のツアーはハイキングがメインだったので、やっと今日から本番という感じです。
このあたりから見える山々の標高は、1000~1500mほどで、面白い形の山が多い。




ほどなく乗り換え地点のアルハムラに到着。
ここから5台のランドクルーザーに分乗して山の上に向かいます。


私の車は4号車。他に3人が乗り、あとはドライバーさんです。

アルハムラから山間に入って間もなく、最初の写真スポットで停車。
=====ガイド=====
ここはグルという場所で、約2000年前にイランから来た移民が家を建てて暮らしていた。今ではここから7km離れたワディ・ナハという村に一部が住んでいる。丘の上には王の城もあった。
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再び車に乗り込みぐんぐん標高を上げていきます。やがて道路はオフロードになり、揺れと砂煙がすごくなってきました。4WDに乗り換えた理由がわかります。






二か所目の写真スポットに到着。
ここからは、オマーンの観光のパンフレットなどにも載るジュベル・マシェット(マシェット山標高2500m)が見えます。かっこいい形の岩山。


このあたりの地面は筋の入った岩が平に並んでいて、独特の風景を創りだしています。なんだか恐竜が今でも歩いていそうな太古の雰囲気。


少し移動して、今度はオマーンのグランドキャニオンと呼ばれる場所へ。
本家のグランドキャニオンはテレビなどでしか見たことがないですが、こちらも結構な迫力です。





観光スポットだと思うのですが、お土産屋さんとか乱立しているわけでもなく、そういうのどかなところもいい。



グランドキャニオンから10分ほど走ると、ハイキングのスタート地点に到着。
ここから案内をしてくれるマウンテンガイドのハマドさんと、元気なヤギたちが出迎えてくれました。




アラブのグランドキャニオンと呼ばれるジュベル・シャムスのトレッキング開始。
底が見えないほど深く切れ落ちた断崖の道を下りて行きます。
このルートはW6というトレッキングルートで、渓谷は谷の幅が5km、高さが1kmあるそう。









周りを取り囲む絶景に圧倒されながら歩くこと30分。休憩ポイントに到着です。
ここから先もまだ進みますが、ちょっと無理という人はここで待っていることに。



写真撮影や水分補給をしてスタート。




10分ほど歩いたところで時間切れとなったので同じ道を折り返します。
まだ先に行きたいという声があがりましたが、ツアーなのでそうも行かず断念。私ももっと進みたかったのでちょっと消化不良でした。











ルートは断崖の脇の細い道でスリルがありますが、私たちが行ったところまではアップダウンはそれほどないので、普通に山歩きができれば大丈夫。
サンダルで歩いている観光客もいましたが、岩がゴロゴロしているので、少なくともスニーカー程度のものを履いていくのがおすすめです。
陽射しが強いので、日よけ対策と水分の携行は忘れずに。
トレッキングの後は、車で15分ほど移動したところにあるホテル「Jebel Shams Resorts(ジュベル・シャム・リゾート)」でランチ。


ランチはブッフェで、ドリンクも飲み放題。
私たちが最初のお客さんだったらしくどれも作り立てです。






これまでは脂っこいものが多かったですが、外国人客が多いリゾートホテルだけあって、野菜もたっぷりで味付けも美味しい。
暑い中歩いた後でしたが、たくさんいただけました。
このホテルはジュベル・シャムの中にポツンと建っているので、大自然が広がる周辺の観光にとても便利。
レンタサイクルもあるのでこれで駆け抜けるのも気持ちいいと思います。

ランチをしたホテルから1時間ほど走り、次の観光地ミスファット村に到着。
ここは古い家々が並ぶオマーンの中でも最も美しい村のひとつとされ、たくさんの観光客が訪れます。
=====ガイド=====
ミスファット・アル・アブリーンは民族の名前からきていて400年以上前からある村。村は岩山の中にあり、この村の家々は石や粘土からできている。
これから古い家や村の中を通る灌漑用水路を見ながら散策していく。女性の写真は撮らないように。
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迷路のように続く細い路地をラサールさんについて歩いていきます。










養蜂をやっているということで、けっこう大きなハチがぶんぶん飛んでるがちょっと怖いですが、映画のセットのような景観にテンションアップ。
少し歩くと眼下に用水路が見えてきました。

その脇の急な石段を降りていきます。下から見ると立派な石垣が組まれているのがよくわかる。
なんだか映画の「ラピュタ」の世界みたいです。


そこから植物園が広がる平坦な道を通って行きます。





荒涼とした岩山の中にあるのに、豊富な水のお陰でこんな豊かな植物が育っているんですね~。
途中、共同の水汲み場でトイレ休憩。
ここに勢いよく流れている水は、山からきているのだそう。


休憩後、さらに崖の上を進んでいきます。
斜面に広がる村なので、どこに行くにもアップダウンがあり、なかなかの運動量。


階段を上がると水路があったのですが、相談の結果、面白そうなのでその淵を歩いていくことに。
幅が見ての通り狭いので、バランスを崩して水没している人もいました。




水路の突き当りの階段を上り、今度は村の内部へ。
崖をほぼ直登するので脚にくる。





息をきらしながら路地に入っていきます。
くねくね曲がった細い路地は、両側が高い壁に囲まれているので、この先がどこに続いているのかまったくわからない。冒険心が否応なくくすぐられます。



















どこをどう進んでいるのかわからないまま歩き、気づくと村の外へ。ここまでは車でこれるらしい。


舗装された道を4WDのあるところまで向かいます。
見晴らしがとても良く、村を見下ろせる写真スポットも。







この村には宿泊もできるので、スケジュールが許すなら数泊してのんびりするのがおすすめ。
今回はちょっと時間が短すぎて、せっかくここまで来たのにもったいなかったです。
二連泊するホテルは「Hotel Tulip Inn Downtown Muscat(ホテル チューリップ イン マスカット)」。
※今はこの名前ですが、以前は「Ruwi Hotel」といい、地球の歩き方にもこの名前で掲載されています。


3つ星ホテルですが、部屋も広々していて色使いもかわいい。






今夜の夕食は、ホテルのレストランでいただきます。
今日はバレンタインデーということで、いつもとは違うスペシャルディナーらしい。プールサイドの会場は真っ赤なライティングで、ハートの形がいたるところにありました。










デートでもなんでもない私たちには熱すぎる演出でしたが、やっぱり「スペシャル」にあたったというのは素直に嬉しい。
そして、イカの天ぷらなども出てきた夕食はとても美味しく、かなり満足度の高い時間を過ごせました。
→次は、三大オアシスのワディ・シャーブとビマー・シンクホール
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