主な訪問地:イカ(ワカチナオアシス)~ナスカの地上絵~パラカス~バジェスタス島~リマ
子供のころの自由研究でも取り上げたほど憧れたナスカの地上絵をついに訪問。小型のセスナに乗り込み大地に刻まれた巨大な絵を夢中で追った。リトルガラパゴスとも呼ばれるバジェスタス島では、野生のアシカやペンギンなど間近で見られ迫力満点。リマでは空港が濃霧でフライトキャンセル。帰国のはずがまさかの一泊延長となった。
今回泊まったホテルは、中庭を囲むように部屋が並び、ドアを開けるとすぐに外になるのですが、朝7時過ぎ、朝食を食べに部屋を出ると、そこにカメがいました。
日常生活であまりそういうことがないので、かなり驚いてしまい、早朝にもかかわらず叫んでしまいました。
そして、いそいで部屋にもどりカメラを引っつかみ撮影。
本当にペルーはビックリ箱のように次から次へと楽しませてくれます。
ホテルの中庭からは壁のような砂丘が見えました。
昨日ホテルに着いた時は夜で暗かったため周りの景色が見えませんでしたが、これは面白い場所にやってきたらしい。
レストランに行くと、目の前に湖が広がっていました。昨日は暗くてよく見えなかったのですが、ここは砂丘に囲まれたワカチナ・オアシスという砂漠地帯で、砂丘の谷間に滾々と水が湧き出ているのです。
食べた後、少し写真を撮りに行きました。
風もなく波もたっていないので、本当に鏡のようです。
8時。ホテル出発。
車窓からは巨大な砂丘が見え、すごいところに泊まっていたんだと改めて実感。
パンアメリカンハイウェイを進んでいくと、道は岩山に入ります。切り立った岩壁の間をくねくねと通り、峠を抜け反対側に出ると、だんだんと石がゴロゴロとした砂漠になっていきました。
やがてミラドール(展望台)が出現し、上空にはセスナも飛びはじめました。
ついに、ナスカの地上絵エリアに突入です。
マチュピチュに行ったときと同じように、いやおうなくテンションが上がります。
9時15分。空港に到着。
セスナへの搭乗は、ここで勝手に決められてしまいます。混んでいると何時間も待つことになるそうですが、私達は1時間ちょっとの待ち時間で順次搭乗することになりました。
機体は、3人乗りから12人乗りまで数種類あるのですが、それも選ぶことはできず、順番に割り振られていきます。
私は12人乗りの一番大きなものでした。大きいほうがあまり揺れないのでよかったです。
10時50分。いよいよ順番がきました。
荷物検査(ボールペンとかは没収されるらしい)とボディチャックを受け、パイロットの人の案内で滑走路の脇に並んでいるセスナへ向かいます。
乗るときにチップとして一人1ドル渡し搭乗。私は、パイロットのすぐ後ろの席になりました。
この機は12人乗りなので、パイロットが二人います。(安心です)
私達を案内してくれた人は、日本語が少し話せたので、片言の日本語と英語を織り交ぜていろいろと説明してくれました。
シートベルトは腰だけでなく、肩からも掛けるようになっていて、
きっと揺れるんだろうな
というのを物語っています。
緊急時の注意点や地上絵の見方などの説明を一通り終え、いよいよテイクオフです。
ブンブンとプロペラが回りだし、私たちを乗せたセスナは一気に上空へ飛び立ちました。みるみる地上が小さくなっていきます。
私は、こんな小型機には乗るのは初めてだったので、それなりに揺れる覚悟はしていたのですが、事前に添乗員さんが、
ここから乗って酔った人はほとんどいない(リマとかから乗ってきた人は結構やられる)
と言っていたので、そんなに神経質にもなっていませんでした。
しかし
キャー
12人乗りとはいえやはり小型機。少しの気流の乱れで機体は上下に浮き沈みします。みんなもまだ慣れないので、飛び立ってしばらくは結構叫んでました。
しかしセスナはお構い無しに最初の地上絵の上空へ。
乗客には事前に「地上絵マップ」が渡されていて、そこに書かれた番号順に回っていきます。すかさず片言日本語のパイロットが、
ハイハイココココ。ツバサノシタ。シャシンシャシン
と案内を始めました。
セスナの席は左右一列に並んでいるので、どちらからも見えるように、右と左と両方旋回してくれます。そしてその旋回加減も大サービスで、ほとんど真下に見えるくらい傾いてくれるのです。写真を撮るには最高ですが、酔いやすい人は結構きついかも。
添乗員さんに、
右も左も両方見ると酔いやすいので、自分の側に来たときだけ見るといいです
とアドバイスをもらっていましたが、その通りかもしれません。私の場合は、普段乗り物酔いとかしないのですが、何度か反対側も除いていたら(そのせいだけかはわかりませんが)、
う・・・
という状況がちょいちょいありました。
自分の番じゃないときは、ひたすら空を見つめて耐えるとかしていないと、狭い機内で・・・という事態も起こりかねません。実際下りた後、みんな気持ち悪かったと言っていたので、短時間だったから持ちこたえられたものの、もう少し長かったら私も危なかったかもしれないと思いました。
さて、肝心の地上絵は、感想としては
結構ハッキリ見えた
という感じです。
地上にはたくさんの線が走っていたりするので、一瞬どれだかわからないのもありましたが、地上絵マップとパイロットの案内のお陰で、私はすべて確認できました。
しかし、中にはわからなかった人もいたので、とりあえずセスナから見える範囲の写真を撮っておくといいかもしれません。(どこかに写っている)
また、地上絵はセスナから見てもかなり大きいので、カメラのレンズは広角のものがお勧めです。
長年この目で見るのを夢見ていた地上絵が実際に眼下に現れるので、かなり興奮もするし感動的でした。しかし、それと同時に、
いかに早く見つけフレームに収めるか
という勝負にもなってきます。
ひとつの地上絵の上でセスナが旋回するのはせいぜい数十秒。
その間に、
捜索→発見→撮影→肉眼で見学
という一連の作業を次から次へと現れる各地上絵で行わなければならなりません。見逃したからといって、もう一回はないのでかなり真剣です。でもその甲斐があり、すばらしい謎のアートを堪能することができました。
それでは、そんな状況の中で撮影したナスカの地上絵の写真をどうぞ。
およそ30分ほどのフライト後、無事に空港へ帰還。いろいろな意味で集中していたので、空港に戻ったときには若干気が抜けてました。
空港へ着いたあと、他の人たちが帰ってくるまでお土産屋さんを見てみました。
小さいお店が数軒しかないのですが(しかも同じようなものばかり)、交渉次第では結構お手ごろ価格で購入できます。
ナスカで有名なお土産に、地上絵が刻まれた石があるのですが、これはこの後行くミラドールで買うと、その売り上げがミラドールの維持費に充てられるということでここでは見送り。逆にミラドールではそれしか売っていないと言っても過言ではないので、それ以外のものを物色しました。
ペルーのお土産全般に言えることですが、インカの模様にしても地上絵のデザインにしても、どれもかなり私好みなので、そういった民芸品を見るたびにテンションがあがります。
普段の旅行では、あまり買い物はしないのですが、今回は、
気に入ったものは買う(限度あり)
と決めていたので、行く先々でお土産(主に民芸品)を買っていました。おかげですでにスーツケースはパンパンです。
一時間ほどしてみんなも無事に帰還したので空港を出発。まずは地元でもおいしいと評判のレストランへ向かいました。
そのお店はホテルの中にあるのですが、なんとも異国情緒あふれる佇まいです。ここのお勧めはコロッケなのですが、さすがにじゃがいも原産国だけあって、
うま~~い!
他の料理もはずれはありませんでした。(と言うより当たり)旅先の料理がおいしいというのは、本当にうれしい事です。
お腹も満たされた後は、今度は地上からナスカの地上絵を見学するためにミラドールへ向かいます。レストランからはバスですぐに到着。
さいわい他の団体さんがいなかったので、待つこともなく上れました。上には10人ほどが一度に上れるので、2グループに分かれます。
下から見るとそうでもないのですが、実際に上ると結構な高さがあり、地上絵の「手」と「木」の一部を見ることが出来ました。
このミラドールは、ナスカの地上絵の研究に半生を捧げたマリア・ライヘさんが建てたもので、彼女は既に亡くなっているのですが、その意思を受け継ぎ保存・運営されています。
見学後は、塔の下で売っている石を購入。実は地上絵は、ナスカカレンダーでそれぞれ誕生月が割り振られていて、自分の誕生日によってその絵が決まっています。
露店にはその一覧表があるのでそこで調べましょう。
ちなみに私は「クモ」でした(微妙…)
自分のデザインがなかなか見つからないときは、店番のオジサンに日本語で「テ」とか「コンドル」とかいうと探してくれます。だいたい1個1ドルから2ドルでした。
~~ ナスカカレンダー ~~
山羊座(12/22~1/20) :鳥
水瓶座(1/21~2/19) :海藻
魚座 (2/20~3/20) :魚
牡羊座(3/21~4/20) :犬
牡牛座(4/21~5/21) :手
双子座(5/22~6/21) :木
蟹座 (6/22~7/21) :トカゲ
獅子座(7/22~8/23) :イグアナ
乙女座(8/24~9/23) :蜘蛛
天秤座(9/24~10/23) :コンドル
蠍座 (10/24~11/23):猿
射手座(11/24~12/21):ハチドリ
今日の観光はこれでおしまい。行きと同じ道を通ってホテルへ戻ります。
ホテルには15時前に到着。夕食までまだ時間があったので、同じツアーの一人参加3人で裏の砂丘へ登ってみることにしました。
ホテルからすぐの広場に砂丘のはしっこを発見し、登ったような足跡もあったのでそこからスタート。サラサラの砂に足を取られます。モロッコでも砂丘登りは経験済みだったので、感覚はわかっていたのですが、やはり登りづらい。でも、慣れのせいか、こちらのほうが若干ラクでした。
稜線までたどり着き、あとはその稜線沿いにひたすら登っていきます。
頂上の手前に少し平らな広場があったので写真ストップ。そんなに登ったつもりはないのですが、すでに私たちが泊まっている町が一望できました。
ここからはちょっと急登になりますが、がんばって登ってみることに。
サラサラの急斜面をバランスをとりながら登るとほどなく頂上にたどり着きました。見渡す限り、果てしなくうねる砂漠が広がっています。
こんなところがあったなんて
まさかペルーでこんな砂漠を見れるなんて思っていなかったので、かなり得した気分でした。
ちょうど夕暮れ時で、西の空には真っ赤な太陽が地平線に向けて傾き始めています。せっかくなので砂漠に沈む夕日を見てから帰ることにしました。
砂漠の表面には風紋が刻まれ、傾いた太陽の光でその影を濃くしています。
やがて大きな太陽は、ゆらゆらと燃えながら砂漠の向こうへ沈んでいきました。
感動ー!
強い風で舞う砂から必死にカメラを守って登ってきた甲斐がありました。もう上から下までジャリジャリです。
でもそんなことはどうでもよくなるくらい素晴らしい日の入りでした。3人とも大満足で、今度は月の昇る砂漠を後にしました。
ホテルに戻って、本当はシャワーを浴びたかったのですが時間がなく、顔だけ洗ってレストランに行きました。
みんなは結構疲れが出たらしく、ホテルでのんびりしていたそうです。
もう喉が渇いたのでビールを注文。
カーーッ
やっぱ運動したあとの一杯は格別です。そしてお腹もペコペコなので食事も美味い!
こんな健康的に旅ができるのは本当に幸せなことです。
今夜はペルー最後の宿泊ということで、他のみなさんとも思い出話に花がさきました。
今回は旅程が11日間だったので、出発する前は長いな~と思っていましたが、毎日が中身の濃い内容だったので、一日一日があっという間に過ぎていきました。
それになにより、参加者のまとまりが良く、大きな遅延もトラブルもなかったことが旅を楽しくできた大きな要因だったと思います。
最後の夜ですが、まだ明日も観光が残っているので、まとめるのは早いですが、ここまでのところは大成功でしょう。
今日もよく動いたのでぐっすり眠れそうです。
朝7時30分ホテル出発。
ホテルのロビーにいた人は、ブタインフルを警戒し、マスクを着用していました。
パンアメリカンハイウェイを北上しリマ方面へ向かいます。1時間ほど走って、今日最初の観光地への出発地パラカスに到着。
ここでは、これから船に乗ってバジェスタス島へ向かいます。
一隻貸切で救命胴衣を装着し出発。
船(モーターボート)には屋根や壁はないので、外の風や水しぶきが直にあたります。海上には名物の霧がでていて日差しがないのが救いでもあり残念でもあり。
途中、燭台の絵が描かれたペヘレイ岬に立ち寄り(海から眺めるだけ)ました。残念ながら霧のせいで下の方しか見れなかったのですが、その大きさはかなりのものです。
バジェスタス島はまだまだ先ですが、ここにもすでにたくさんの野生動物がいました。海鳥、アザラシ、イルカなど、次々現れる動物にみんな大興奮。
まあ、海に落ちても救命胴衣をしているので、そこそこの安心感があり、揺れるボートに立ち上がって写真を撮っていました。
そこから30~40分くらいボートを走らせバジェスタス島に向かいますが、折からの濃霧で周囲が見えません。いつのまにか近くを走っていたほかのボートもどこかに消え、島も見えなくなりました。
操縦士とガイドもなにやら、
え?こっち?
みたいな感じでボソボソしているのが見え、若干不安に。さすがに陸地も見えないところで海に放り出されたら、救命胴衣をしているとはいえ、あまり助かる気がしません。
しかししばらくすると、前方にうっすらと島らしき影が現れました。操縦士も確信したらしく、そちらへ舵を切ります。ボートの上の私達の間にも無言の安堵感が広がりました。
だんだんと近づくにつれ、島の様子がはっきりと見えてきました。
なにこれ
と思わずつぶやいてしまったほど、そこには予想外の風景がひろがっていました。マチュピチュやナスカの地上絵は、予備知識がそこそこあったので想像はできましたが、バジェスタス島に関してはほとんど何も知らない状態だったので、余計にそう思ったのかもしれません。
知っていたのは、旅行の旅程表に書いてあった、
リトルガラパゴスとも呼ばれる野生動物が生息する島
ということだけです。
写真も見たことがなかったので、勝手に、ゴツゴツした岩場が広がっていて、そこでアシカが日向ぼっこしている、というような風景を想像していたのですが、実際に目の前に現れた風景は、とても野生的で荒々しいものでした。
それはまるで、
リアルカリブの海賊
海面から直接生える奇岩が幾重にも折り重なり、ブルーのようなエメラルドグリーンのような不思議な色の海水がその隙間を埋めています。
あたりにはうっすらと霧が立ち込めていて、それがまた異空間のような雰囲気をかもし出していました。
上空には無数の海鳥が飛び交い、岩山にはアシカやペンギンが悠々とすごしています。
すごいすごい!
まさかこんなところだとは思わなかったので(あまり期待してなかった)、いい意味で裏切られ、かなり興奮です。
野生動物たちのいる岩山は、海からほぼ垂直に聳えているので、すぐ近くまで船を寄せることができ、間近で観察することができました。
興奮する中、どこからか地鳴りのような音が聞こえてきました。船が進むにつれ、だんだんと大きくなっていきます。
やがて奥まった小さな入り江が現れ、そこに多数のアシカの群れが出現しました。地鳴りのような音は、彼らの鳴き声だったのです。
その初めて聞く鳴き声と迫力に圧倒。
彼らの群れているところが、ちょうど岩のドームのようになっているので余計声が響いているのでしょう。その風景は、まるでなにかのセットのように、
できすぎ
と感じるくらい、絵になっていました。
もうみんな揺れる船で立ち放題(もちろん私も)。予想外に素晴らしい展開に、落ちることなんてすでに頭にはありませんでした。
写真をかなり撮り、満足したところで、次の船が来たので、湾を出発。その後もしばらくアシカたちの鳴き声が聞こえていました。
次に現れたのは岩のアーチ。
何かのテーマパークか?と思わせるほど完璧なアーチです。その下を通り抜けバジェスタス島クルーズはおしまい。
また30分ほどかけて港へ戻ります。
最後の最後で、こんなお楽しみが待っていたなんて、かなりおすすめです。
再びバスに乗り、ほどなくパンアメリカンハイウェイ沿いのレストランに到着。旅行最後のペルー料理になりますが、ここも美味しいと評判のお店なので楽しみです。
どれも美味しかったのですが、特に、大きなジャガイモが入ったスープがみんな絶賛でした。
焼きそばは、日本のものとほとんど同じ味でしたが、ソースをかけるとピリ辛になって美味しさアップ。
日本でもうけると思います。
レストランから出ると、目の前を通るハイウェイがやたらと混んでいました。あまり気にせずバスに乗ると、添乗員さんから、
この先でまたストがあり、さきほどまで道が封鎖されていたが、食べている間に終わったらしい
という話がありました。
本当にペルーはあちこちでストが行われているようです。
若干渋滞していましたが、それもすぐに解消され予定通りリマに到着。時間に余裕があるので、市内観光をすることになりました。
まずは「恋人達の広場」。
ペルーのデザイナーがデザインしたタイルの壁が公園を囲んでいて、たくさんの市民がのんびりと過していました。海沿いの崖の上にあり、海を一望することができます。
次は「マリア・ライへ公園」へ。
ナスカの地上絵の研究に半生をかけた女史を記念する公園で、いくつかの地上絵をかたどった花のオブジェがあります。
バスに乗り、再び市街地へ入ると、新日本大使公邸が現れました。以前、旧大使公邸で占拠事件が起きたため、厳重なセキュリティが施されているそうです。
ここは車窓のみ見学し、その事件が起きた旧大使公邸に行くことにしました。
閑静な住宅街の中に、最初はそれとはわからないほどひっそりと建っていました。今はもう使われていませんが、分厚い木のドアには、何発もの銃痕など、事件の傷跡が生々しく残っています。
また、当時、その事件を解決するために、平和的対話が10回行われた公邸の向かいにある家も見ることができました。
気づくと、銃を持った警備の人が近くにいました。
話を聞くと、なんとその人は、占拠事件のとき、この公邸の中から、元フジモリ大統領夫人を外へ連れ出した人だということ。
まさか、事件現場で当時の関係者と会えるとは思ってもいませんでした。貴重な体験です。
兵士に別れを告げ、リマ市内にある日系人家族が経営するお土産屋さんへ行きました。
今までにも各地で民芸品などをゲットしてきましたが、そこでなかったものや品質がいいものを買おうと思います。
中はとても広く、旅行者がいかにも欲しそうなものがズラリと並んでいました。もう、見ているだけでも楽しいです。
私はここで、サンポーニャ(笛)や塩、コーヒー、小物諸々を購入。
今までの旅行の中で、一番買い物をしました。
買い物を終え、ペルー最後の食事に日本食レストランへ向かいます。旅行に行ったら、なるべく現地のものが食べたいので、特に楽しみでもなかったのですが(あまり期待もできないし)、お店に入ってみたら、たたずまいはまるっきり日本。
まあ、でも料理は、
外国でよくある「なんちゃって日本食」なんだろう
と思いながら待っていました。
ほどなく黒いお重が運ばれてきて、中を見ると、お刺身や厚焼き卵など、見慣れた料理が並んでいます。そして見た目だけでなく、味も「日本」でした。しかも、日本の下手な定食屋さんよりぜんぜん美味しい。食べ終わるころには、
やっぱ日本食はいいよね~
とすっかり満足してました。
お腹もいっぱいになり、あとは、豚インフルの感染に気をつけて日本へ帰るだけです。もうすっかり日の暮れたリマの町を空港に向かって進みます。
空港に着くと、マスクをしている人が結構いました。若干不安になりながら、チェックインのための列に並びます。
しかし、待てど暮らせどなかなか進みません。
しばらくして、私達の一行だけ、ちょっと列をはずれて待つことになりました。
空港の端でかなり長い時間座って待っていると、やがて添乗員さんとガイドさんが戻ってきて、
霧で飛行機が飛ばなくなり、もう一泊リマに滞在することになりました。
との報告が。
詳しいスケジュールについてはホテルへ行くまでの間にするということで、とりあえず空港を出てバスに乗り込みます。
本来なら、今日リマを出て明日ニューヨークへ着き、そのまま乗り継ぎをして帰国、という予定でしたが、今回のキャンセルで、
リマ1泊→ニューヨーク1泊→帰国
という、リマだけでなくニューヨークにも1泊することになり、帰国が一日遅くなることになりました。
しかし、幸い今はGW中。一日遅れてもまだ休みなので、会社に影響はありません。しかも費用は全てラン航空持ち、ということで、これは、
ラッキーー♪
疲れてはいましたが、出発まで何をするかいろいろ考えながらホテルへ向かいました。
そして、着いたホテルはなんとシェラトン!
今までで一番豪華で煌びやかなロビーです。
添乗員さんがチェックインをしている間に、同じツアーの人と明日の予定を決め、ホテル出発までに少し時間があるので、それまで市内観光に行くことにしました。