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ペルー旅行記-#5

インカの港町リマ

主な訪問地:リマ~ニューヨーク

リマの空港が濃霧で閉鎖になったため一泊延長することになったが、そのおかげでリマの市内観光ができた。早起きして、早朝の街を散策。サン・マルティン広場ラ・メルセー教会でミサの見学、アルマス広場サンプランシスコ教会・修道院など訪問。その後もいろいろとトラブルがあったが、なんとかニューヨーク経由で無事帰国。

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ペルー旅行10日目 リマ~ニューヨーク

サン・マルティン広場

サン・マルティン広場シェラトンの豪華朝食ブッフェを食べ、3人で市内観光へ出かけることになりました。
ホテル出発まで、2時間ほどしかありませんが、幸いホテルが観光名所の近くだったので、歩いても見て回れそうです。

少し歩くとサン・マルティン広場へ出ました。広場の中央には、ペルーの独立に大きく貢献したサン・マルティン将軍の銅像が建っています。
観光客や学生の社会化見学らしき団体さんなどもいますが、それよりも、警官の姿がやたらと多く目に付きます。そのうちの一人が、少し距離をおいて私たちの後をついてきました。
たった3人の観光客に専用のガードなのかわかりませんが、それほど危ないのか、親切なのか、ヒマなのか、よくわかりません。

ラ・メルセー教会

ラ・メルセー教会広場を通り過ぎ、商店が並ぶラ・ウニオン通りに出ました。まだ早朝なので、シャッターの下りているお店がほとんどです。
その通り沿いにラ・メルセー教会があり、中に入れそうだったので御邪魔してみました。

この教会は、リマで最初にミサが行われた場所で、内部はすばらしい装飾がなされ、思わずため息がもれます。
並んだ椅子の間をまっすぐに伸びる通路の先には、きらきらと輝く祭壇があり、信者の人たちがその祭壇に向かって祈りをささげています。

しばらく息を殺して眺めていると、その祭壇のそでから神父様が現れました。なんとミサの始まりです。まさかこの教会で本物のミサが見れるとは思わなかったので、かなりラッキーでした。

アルマス広場

アルマス広場教会を後にし、ラ・ウニオン通りを抜けるとアルマス広場に出ます。
この広場は旧市街の中心で、周りはコロニアル調の建物が建っていて、中央には17世紀に作られた噴水があります。

 

サンプランシスコ教会・修道院

サンプランシスコ教会・修道院そこから少し歩いて、サンプランシスコ教会・修道院に向かいます。
ここは、旧市街の中でも必見の見所で、実は初日にも着ましたが外観のみの見学だけで通り過ぎた場所でした。
今日は中も見学してみます。さすがに人気の教会だけあって、たくさんの観光客がいました。
中へ入ると、さきほどにも増して見事な内装です。

感動しながら回廊を歩いてくと、地下への階段がありました。
鉄格子越しに中が見えたのですが、なんとそこには人骨が・・・。
そう、これはカタコンベという墓地なのです。最初知らなかったので、かなり驚きました。

リマの路地裏見学できたことに満足し、そろそろ時間も迫ってきたのでホテルへ戻ります。10時もまわったので、さきほどよりも町が賑やかになっていました。

予定外の観光でしたが、天気にも恵まれ貴重な体験ができて本当によかったです。
集合時間ぎりぎりまで、有意義な時間を過すことができました。

再びトラブル発生

リマ市内の渋滞全員ロビーに集まり、出発の時間になりました。
しかし、昨日ラン航空が手配したはずのバスがいつまでたっても現れません。
添乗員さんがなんとか現地の旅行会社と連絡を取って、代わりのバスを手配しましたが、すでに一時間以上経過。

これはもう一泊か?

とさすがに不安になってきました。
やっとバスが到着し、いそいで空港に向かいます。リマ市内の渋滞でさらに時間をとられつつも、時間前に空港に到着。それでももうかなりギリギリな時間です。

リマ市内の渋滞列に並んでいる余裕はないので、ブーブー言われながらも先に手続きを始めさせてもらいましたが、対応した係官がまたとろく、右往左往しているだけでまったく処理が進みません。
添乗員さんも半切れになりながらサポートし、やっとのことで全員のチェックインを済ませます。
本来ならとっとと出国審査まで行きたいところですが、お客さんからの

お土産を買いたい

という希望を叶えるべく、5分だけ時間をくれました。お店で悩んでいるヒマはありません。すでに目をつけておいた会社用のお土産を買い込み、再集合。駆け足で、荷物検査のブースへ向かいます。

しかし、そこでまたトラブルが。
チケットを見せると、

このチケットは昨日のだ

ということで足止めをくらいました。
フライトがキャンセルして変更になったと添乗員さんが説明しても、通せないの一点張り。そうこうしている間にも時間はどんどん過ぎ、出発まであと20分ほどになってしまいました。

これは本当にもう一泊かも…

とツアー参加者みんなが思っていたに違いありません。
他の係官も集まってきて、完全にキレた添乗員さんとバトル。しばらくすったもんだの末、やっと通過の許可がおりました。次々に検査をおえていきますが、こういうときに限って、

ピーー

と引っかかる人が出てきます。
ツアー一同からため息がもれますが仕方ありません。

全員パスするのを待って、次は出国審査です。
行列はできていませんでしたが、係官が2人しかいません。
しかもそのうちの一人は、かなり年を召したおじいちゃん。
私はそのおじいちゃん審査官にあたったのですが、
こちらの事情は露知らず、のんびりと審査がはじまりました。
そして、

ポン

とスタンプが押され、これで終わりかと思ったら、
なにやらモゴモゴといいながらパソコンをいじくって、再び

ポン

(…なぜ2回?)←私の心の声

パスポートを受け取りページを見ると、間違って同じスタンプが二度押されていました…

おじいちゃん…

審査官が2人でよかった。
このおじいちゃんだけだったら、確実に飛行機に乗り遅れていたでしょう。
そんなおじいちゃん審査官のトラップをクリアし、搭乗口へ行くと、クルーのみなさんが私たちを発見し、早く早くと手を振っています。
しかしペルー添乗常連の添乗員さんは、

急がなくていいっすよ。悪いのはあっちなんだから

とゆうゆうと歩いて一言。

さすが

こうでなくちゃ南米の添乗員は務まらないんでしょうね。出発5分前、なんとか無事に飛行機に乗ることができました。

ニューヨーク到着

ニューヨークのホテル23時前、ニューヨーク到着。
ここからホテルまでは車で5分ほどということですが、その車(ホテルのシャトルバス)がなかなか来ません。私たちと同じ境遇で一泊する羽目になった他の人たちと辛抱強く待ちます。

夜中の1時半をまわったころ、ようやく、かなりくたびれたバスが到着しました。
ホテルにはすぐに着きましたが、チェックインを済ませ部屋に入れたのが2時半ごろ。すぐにシャワーを浴びて、やっとのことで就寝です。

ペルー旅行11~12日目 ニューヨーク~成田

またトラブル

ニューヨークの空港朝起きると外は雨。
朝食を食べに1階のレストランへ向かいます。ブッフェスタイルで、メニューがベーコンやらスクランブルエッグやら、アメリカに来たんだな~というものばかりでしたが、それはそれで美味しかったです。

朝食後、荷造りをしロビーに集合。今日はちゃんと空港までのバスが来て、予定通り空港に到着。
豚インフルが流行っていると聞いていましたが、リマ空港と違って、空港の職員含め、特に警戒しているような雰囲気はまったくありませんでした。

アメリカン航空これから乗るアメリカン航空のチェックインカウンターにはそれほど乗客は並んでいなく、すぐに手続きができそうでした。

しかし・・・
先発隊の人たちがカウンターに行くと、いろいろと質問され、なにやら怪しい雰囲気に。私は列の後ろの方にいたので何を話しているのか聞こえませんでしたが、添乗員さんやカウンターの人たちの様子を見ると、どうやらまた、

このチケットでは乗れない

といわれている感じです。そしてまたもや私たちのグループだけ列からはずされ、添乗員さんがトラブル解消に尽力をつくすことになりました。
かなり時間をかけなんとかチェックインにこぎつけましたが、後で聞くと、ラン航空が今回のスケジュール変更の手続きをちゃんとしていなかったそうです。
なんだか、

やっぱり…

という感じ。
添乗員さんはリマ空港で現地のガイドさんと共に、これでもかというくらい確認したそうですが、やはりこういう結果になってしまいました。
それにしても、こういうことがあると、

ツアーでよかった

と実感します。

リマ航空の怠慢をアメリカン航空のベテランスタッフががんばってくれたおかげで、無事チェックインをすることができましたが、あと一息のところでまたもや足止めです。
今度は飛行機を目の前にした搭乗口で、

南米からの人はちょっと列からはずれてください

とのお達しが。
しかしここはそれほど時間がかからずに通してくれました。
やっとのことで飛行機に乗れましたが、最後の最後までラン航空にはやられました。

アメリカン航空

 かなり年季の入った機内に乗り込むと、席はとても狭く、座席のテーブルもよごれっぱなしでした。
今までの旅行がすごくよかっただけに、なんだかテンションが下がってしまいます。もうここは、ひたすら映画を観て時間を潰すことに専念しました。
おかげで、そんなに苦痛を感じることもなく成田に到着。

機内で検疫

検疫しかし今回は、ここでも足止めです。
豚インフルの発生のために、感染国から入国する飛行機は検疫を受けなければなりません。

到着してしばらくすると、完全防備の検疫官が数人乗り込んできて、事前に配られた問診票をひとりひとり確認しながら、サーモグラフィ片手に回ってきます。

怪しい人には、その人の座席に赤いシールを貼って、さらに詳しい聞き込みがおこなわれていました。そして、さらに危ないという人がいると、その人のまわり数人とともに機内に隔離。私は検疫の後すぐに下りれましたが、隔離組みは居残りさせられていました。

16時過ぎ、無事荷物も受け取り、家路につきました。

ペルーのお土産

ペルーの民族楽器 サンポーニャ

サンポーニャリマで購入。
ペルーでの民族音楽の演奏では欠かせない楽器。

インカ模様の布

インカ模様の布アグアスカリエンテスで購入。

 

インカ模様のバッグ

インカ模様のバッグアグアスカリエンテスで購入。

陶器の小物入れ

陶器の小物入れアグアスカリエンテスで購入。

ペットボトル入れ/カップ

ペットボトル入れ/カップクスコ/アグアスカリエンテスで購入。

ベビーアルパカのマフラー/帽子

ベビーアルパカのマフラー/帽子ララヤ峠/アグアスカリエンテスで購入。

ナスカの石のキーホルダー/踊り子のバッジ

ナスカの石のキーホルダー/踊り子のバッジナスカ/クスコで購入。

ナスカの地上絵をデザインしたコースター

ナスカの地上絵をデザインしたコースターナスカで購入。

ナスカの地上絵マップの壁掛け

ナスカの地上絵マップの壁掛けナスカで購入。

バルサのミニチュア

バルサのミニチュアウロス島で購入。

インカ模様の陶器のネックレス

インカ模様の陶器のネックレスウロス島で購入。

インカの塩/お茶

インカの塩/お茶リマで購入。

インカの神様の飾り/インカのストラップ

インカの神様の飾り/インカのストラップリマで購入。

ペルーのコーヒー

ペルーのコーヒーリマで購入。

チョコレート

チョコレートリマで購入。

総評

ウロス島今回の旅行は結局12日間という長いものになりましたが、ペルー滞在中は、本当に内容の充実した旅行をすることができました。食事も毎回美味しく、今まで参加したツアーの中では、一番コストパフォーマンスがよかったように思います。

南米というと、とにかく遠くて行くのが大変という印象があり(実際にそうですが)、なかなか踏み出せずにいましたが、今回、思い切って行ってみて、その価値は十分にあると感じました。
遺跡はもちろん、アンデスの大自然、広大な砂漠、野生動物など、一国とは思えないほど多彩な見所がてんこ盛りです。
また、とにかく、行く先々で食べる食事が美味しいというもの大きなポイントでしょう。
現地の人の日本人に対する態度も親日的で、ガイドさん曰く、ペルーに来る観光客の中で、日本人が一番信頼されている、と言っていました。

ペルーに行ってみたいと思っている方は、ぜひ思い切って行ってみてください。ただし、高度順応などを考えて、ある程度余裕のある日数でまわることをお勧めします。

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