
主な訪問地:レー~デリー~バンコク~羽田
いよいよ最終日。早朝、レーからヒマラヤを越えてデリーまで。そこからジェットエアウェイズのビジネスクラスでバンコクへ。空港でマッサージをして時間をつぶし、全日空で羽田まで帰国した。
早朝5時すぎ起床。
今日はレーから飛行機に乗るので早起きです。
6時、ロビーでチェックアウトをし、パルダンさんとはここでお別れ。
でもなんとなく、パルダンさんとはまた会うだろうなという気がしたので、それほど寂しい感じはなく、ただただ感謝の気持ちでお別れしました。
空港に着いて、今度はお世話になったドライバーさんとお別れ。
言葉が通じないのであまり話すことはなかったのですが、本当に優しさが滲み出てくるような人柄で、終始安全運転で安心して乗っていられました。
またラダックにきたら運転してもらいたいな。
空港の中に入ってセキュリティーチェックを受け、出発まで待機。
待合室は、シーズンオフになるラダックから南に出稼ぎに行く人などで混んでいました。
山名さんによると、地元の人はエア・インディア、外国人観光客はジェットエアウェイズを利用することが多いそう。
この日も天気がよく、予定通りに飛びました。
デリーまでほんの1時間ちょっとですが、まったく別世界に行くような感じです。
窓からは綺麗なヒマラヤ山脈が見えました。
■動画:ヒマラヤ越えフライト
デリーに着いて、乗り継ぎのカウンターに行くために一旦建物から出ると、レーとは大違いのむわっとした空気に包まれました。
暑い・・一気にやる気がなくなる暑さです。
インドの有名どころの観光もしたいと思っているのですが、絶対冬に来ようと思いました。
次はデリーからバンコクまでのフライトです。
山名さんがジェットエアウェイズのカウンターでチェックインをしていると、そこのスタッフとなにやらやりとりがはじまりました。
聞くと、それぞれプラス1万円でビジネスにアップグレードできるとのこと。
すると山名さんがさっとクレジットカードを出して、ささっと払ってくれました。
さすが太っ腹!(見た目じゃなくて)
そういうわけで、思わぬ贅沢にありつけることになり、暑さでげんなりしていた気持ちが一気にV字回復。
搭乗までの間、空港内で朝ごはんを食べながら時間を潰しました。
いよいよ搭乗時間になり、3人してルンルン気分で乗り込むとビジネスクラス一番乗りでした。
広い座席に、たくさんのボタン。
わーい一番だー
などとはしゃぎなら豪華な椅子で遊んでいると(貧乏くささ丸出し)、他のお金持ちたちが最後にゆうゆうと乗り込んできました。
どうやら本物のビジネスクラスユーザーは、ギリギリまでラウンジでくつろいでから乗ってくるらしい。
そしてビジネスと言えば、豪華な機内食とお酒も楽しみのひとつ。
しかしここで残念なお知らせが。
さっき食べた食事が思いのほかパンチがあり、まだぜんぜんまったくお腹が空いていない。
でもこの期に及んで食べないなんてそんなもったいないことできません(貧乏くささ丸出し)。
テーブルクロスが敷かれ、順番に料理が出てきます。
それぞれ完食していたら最後までもたないので、申し訳ないですがちょっとづついただきました。
メインのカレーは彩りもよく、味もいい。
これで空腹だったらどんなに美味しくいただけたことかと、さっきのハンバーガーを恨みつつ(完全に逆恨み)なんとかデザートまでたどりつきました。
デカイ・・
最後の最後で大きなケーキがどーんと。
そしてちょっとつまむと、あ~おいしい。
でももう、食べたいのに食べれない・・完全にキャパシティオーバーです。
今だけギャル曽根になりたいと心から思いました。
泣く泣く食事を終え、あとはバンコクまで爆睡してビジネスクラス終了。
次は全日空でバンコクから羽田までこの旅最後のフライトです。
待ち時間がかなりあるので、みんなで空港内にあるマッサージに行きました。
山名さん行き着けのお店で、お手頃価格で受けられます。
私は肩こりの常連なのですが、施術中、何度も、
カッタイネー
と言われながらぐいぐいやられました。
一時間たっぷりやってもらうと体もほぐれほかほかに。(でもお腹は空かない)
残りの時間は、お土産を物色して時間を潰しました。
22時半。定刻通り離陸。
追い打ちをかけるように2回の機内食が出ました。
羽田には早朝6時半に着き、ここでみんなとお別れです。
山名さんと、友人のTさん、9日間お世話になりました。
またどこかの国でご一緒しましょう。
滞在はレーとアルチだけでしたが、ラダックの高僧パルダンさんと今回のツアーを企画・同行してくれたGNHの山名さんのおかげで、あまり訪れることのない小さなゴンパまで案内してもらい、本当に中身の濃い旅になりました。
お客さんが私と友人のふたりだけだったということもあり、小さなゴンパでもゆっくり見学でき、パルダンさんのガイドもしっかり聞くことができました。おかげでこのような旅行記が書けたと思います。
ラダックの観光シーズンは6月から9月の短い間ですが、その間にはたくさんの観光客(特に欧州)が訪れるそうです。私たちが訪れた9月下旬はシーズンも終わりのころで、静かなラダックを満喫することができました。
お祭りを見たいとかの目的がなければ、ちょっとハイシーズンをずらして訪れた方がいいかもしれません。
ラダックはインド北部のチベット文化圏で「チベット本土よりもチベットらしい」と言われる場所ですが、街中を牛が歩いていたり、カレーが美味しかったりとインドらしい部分もあります。
チベット本土のように寺院などが中国によって破壊されなかったため、重要な寺院や壁画、仏像などが残っており、チベット文化圏が好きな方にはたまらない場所だと思います。
さらに、荒涼としたラダックらしい大地や、ムーンランド(月世界)と言われる絶景も見ることができるので、文化、美術、自然といろいろなことに感動できるでしょう。
日本からの直行便がなく乗り継ぎが結構大変だったり、高山病の心配もありますが、一度は訪れてみる価値のある場所としておすすめできます。
ぜひ、ラダックの真っ青な空と乾いた高地の空気を感じてきてください。