
主な訪問地:インレー湖
少数民族インダー族が暮らすインレー湖をボートに乗って一日観光。水上村の銀細工や織物、紙すき工房の見学、金箔の雪だるまの仏像がいるファウンドーウー・パゴダや「ジャンピング・キャット」で知られるガーペー僧院などを巡った。
朝起きて部屋のテラスに出てみると、湖にうっすらと靄がかかっていて幻想的。目の前の山の稜線は朝焼けで赤くなっています。
気温は昼間とうってかわって肌寒く、フリースを羽織ってちょうどいいくらい。
少しすると朝日が山から顔を出してきました。
部屋から外に出ると、空はスコーンと晴れ渡り、すがすがしくてとっても気持ちいい。
湖の上には気球が上がっていました。今日は最高の眺めだろうな~。
美味しい空気ですっかり目も覚めたところで、ホテルのレストランで朝食です。
朝食はブッフェ形式で、ミャンマー料理から洋食、そして和食までたくさんの種類が用意されていました。
朝食の後、出発までまだ時間があったのでホテルとその周辺を散歩してみることにしました。
今回は、フロントの反対側へ行ってみます。こちらにもずらりとコテージが並び、畑やスパなんかもありました。
スパの先へ行くと、陸へ続く橋が渡されていたので向こうまで行ってみます。
これから出勤するらしいホテルのスタッフの人たちとすれ違いながら進んでいきました。
長い橋を渡って陸地へ着くと傍らにヒマワリ畑が。そしてその先には従業員用の寮っぽいものがあり、制服を着た人たちの姿が見えました。
ここでUターンしホテルの部屋へ戻りましたが、涼しい朝の気持ちの良い散歩でした。
9時45分、ホテル出発。
今日は一日インレー湖の見所をボートで巡ります。
まずは、最初の見学場所ファウンドーウー・パゴダへ向けて、1時間ほど湖を進んでいきます。
ホテルを離れて湖の中ほどまでくると、漁をするインダー族の人たちの姿があちこちに見えてきました。
広い湖ではなかなかすぐそばで見ることができないのですが、中にはチップ目当てに観光客のボートに近づいてくれる人がいます。
彼らの姿をフレーム一杯に撮るには望遠レンズがないと難しいので、写真がほしい場合は、こっちに来てくれるように頼むといいかもしれません。
海のように広がる湖から、だんだん細い水路に入ってきました。傍らには民家やホテルなどの建物が見えます。
水路の交差点をいくつか曲がっていくと、地元の人や観光客を乗せたボートの数が増えてきました。
そろそろファウンドーウー・パゴダに到着のようです。
パゴダの中に入る前に、ファウンドーウー・パゴダのお祭りで使われる鳥の形の筏を見せてくれました。
ワナさんは「筏」と言っていますが、筏から連想するものとしてはかなり巨大で立派。
その後、パゴダの船着き場へ。パゴダの中は裸足にならなければならないため、ボートの中でサンダルを脱ぎそのまま中へ入ります。
ボートは一日貸切なので、余分な荷物も置いて行って大丈夫。
階段を上り本堂へ入ると、中央に大きな祭壇がありました。
=====ガイド======
かつてのミャンマーの王がこの地の領主に仏像を贈呈し、ここに仏教を広めるように言った。
もともとこのファウンドーウー・パゴダは湖の中ではなく外にあったが、第二次世界大戦のころ爆撃の恐れがあるためこの場所にうつした。昔は浮島だったが、今は乾いて普通の土地になっている。
白檀の木でできたお堂でいい香りがする。約900年前につくられた仏像が安置され、金箔をはり過ぎて雪だるまのようになっている。
仏像は5体あるが、年に一度のお祭りの時には、真ん中の1体だけを残して他の4体を舟に乗せて湖を巡る。広いインレー湖の中にあるこのお寺には、みんななかなか参拝にこれないから、そのお祭りの時にお寺の方からみんなのところへ行く。
そのルートを示した地図があるが、1泊とまる場所には「蝋燭」、半日だけ滞在する場所には「ランチボックス」が描かれている。全部まわるのに約3週間ほどかかり、ミャンマー一長いイベントとなっている。
かつては、御本尊の5体すべての仏像を筏に乗せて巡っていたが、60年前に嵐にあい仏像もろとも沈んでしまったことがあった。4体は無事に回収できたが、1体だけがどうしても見つからなかった。あきらめてお寺に帰ったが、見つからなかった最後の一体がいつのまにか戻ってきた。
そのため、その1体はものすごいパワーを持っているとされ、嵐の件以来、真ん中の1体だけを残してお祭りが行われるようになった。
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仏像のところまで行けるのは男性のみで、女性は祭壇の下までしか近づけません。そのため、金箔の仏像の様子を映したモニターが設置されています。
本堂には、雪だるまになる前の仏像やお祭りのときの写真なども展示。昔は仏像もスリムだったんですね~
本堂から出ると、さきほど見た筏が格納されている建物や、まわりの露店などが見下ろせました。
再び船着き場まで下りボートに乗り込みますが、ボートの渋滞がすごくて順番がなかなかこない。
観光シーズンは時間に余裕をもってまわるのをおすすめします。
ファウンドーウー・パゴダの次はインポーコーン村の織り物工房へ。
向かう途中でもたくさんのボートとすれ違い、地元の人たちはみんな挨拶してくれます。
工房の「Hand Weaving Center」の船着き場でボートをおりて中へ入ります。
ここでは、蓮からとれる繊維を利用した機織などを見学することができ、民族衣装のロンジーやスカーフなどの購入も可能。
=====ガイド======
蓮で作った織物は、暑いときには涼しく、寒いときには温かい。貴重なものなので、昔はお坊さんしか使っていなかった。袈裟を一枚作るのに、ハスの幹が10万本必要。シルクよりも高いため、模様のところにだけハスを使うことが多い。
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規則正しい機織りの音が工房内に響く中、蓮から器用に繊維をとり、製品ができていくまでの作業工程を見ていきます。
最後にお土産屋さんを見ましたが、蓮の製品はやっぱりそれなりのお値段。
でも、それより安いシルクやコットン製品もあり種類も豊富なので、織物関係のお土産がほしければおすすめです。
お店の外には日焼け防止の「タナカ」があり、誰でも試せる感じ。
開け放たれた建物内に涼しい風が通り抜け、とても静かで居心地の良い工房でした。
織物工房の見学のあとは、水上レストラン「GOLDEN KITE RESTAURANT」でイタリアンのランチ。
もちろんボートで移動しお店の入口まで乗り付けます。
お店には壁がなく、湖の風が通り抜けていく作り。
まわりの景色もダイレクトに見渡せとても開放的です。
まずは、お気に入りのイチゴジュースを頼んで一息。これ、本当に美味しい。
今日のメニューはイタリアンということで、ピザやパスタなどが出てきました。
ミャンマー料理に比べるとファーストフード的な感じで野菜も少ないですが、食べなれた味なので安心感があります。
旅行中、ちょっとジャンクフードが恋しくなった時おすすめ。
ランチのあとは、Ywama村にある銀細工工房へ向かいます。
まずは作業工程を見学。
工房ではいろいろなシルバー製品を作っていますが、中でも有名なのが魚の銀細工。本物の魚のように体がうねうねと動き、大きいものになるとけっこうリアル。
工房の奥にお店があり、所狭しと商品が並んでいます。
が、やっぱり魚がメイン。
大きいものから小さいものまであるので、かさばらない魚のアクセサリーなどはお土産にもいいと思います。
銀細工工房のあとは、紙すき工房へ。
住宅の間の細い水路をボートで進んでいきます。
5分ほどで工房に到着。
ボートから降りて建物に上がると、女性が紙すきの作業をしていました。
=====ガイド======
葦をたたいて柔らかくし、粉になるまで水でとかし乾かす。紙すきですいて乾く前にブーゲンビリアとか葉っぱを模様として置く。映画「ビルマの竪琴」の水島さんが使っている傘はここで作ったもの。
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続いて傘づくりの作業場へ。
部屋の一角では、男性が傘の柄を作り、向かい側では紙貼りが行われていました。そして奥の方にはカラフルな傘が綺麗に並べられています。
お土産売り場では、紙製品以外のものがたくさん売られていました。
手作り感のある現地の紙が好きなので、ノートとかそういうのがあれば買っていたのですが、見たところ置いてない。
買い物はあきらめ、最後に首長族の女性たちと記念撮影。
今回の旅行では、唯一彼女たちの写真が撮れた場所でした。
再びボートに乗り込み、住宅街の中を通って水上畑が広がるエリアへ向かいます。
住宅街にも畑はありましたが、さらに進むと畑だけが広がる場所になりました。
だんだんと日も傾いてきて涼しい風がとっても爽快!
水上なのにちゃんと土がもってあり、本当に立派な畑です。
トマトがたくさん収穫でき、インレー湖の特産のひとつとなっているそうです。
水上畑を抜けてガーペー僧院の見学。
ここでも裸足になって中へ入ります。
=====ガイド======
ガーペー僧院は、輪くぐりをする猫「ジャンピング・キャット」がいるお寺として有名だった。ミャンマーの猫はジャンプ力があり狩りにも使えるほど高い能力を持っていたが、今では純粋なミャンマーの猫は45匹しか残っておらず絶滅の危機にある。
ガーペー僧院には、竹と漆で作られた立派な仏像が安置されている。とても大きなサイズだが、材料が竹なので、大人二人ほどで持ち上げられる軽さ(台座は別)。
また、王冠が頭に載っている仏像があり、これはこの仏様が生まれるときに、占い師に「この子は世界を統治する王様になるか仏様になるか」と言われ、王様を選んだため仏様とは関係のない帽子がかぶせられている。
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一通り説明を受けた後は自由行動。もう一度ぐるりと周ってみます。
洞窟をイメージしているという仏像を覆う囲いの装飾がとても美しい。
境内には猫がいましたが、これは純粋なミャンマーの猫ではなくイギリスからきたものだそう。純粋な猫は、この近くのホテルにいるとのことですが、時間の関係で見に行くことはできませんでした。
境内から続く渡り廊下にはお土産屋さんが連なり、その向こうのテラスからは水上畑が見えます。
これで本日の観光は終了。
ボートに乗ったり降りたり忙しかったですが、あまりできないスタイルの観光だったのでいい体験になりました。
ボートに戻り、一路ホテルへ帰還。
およそ30分ほど湖上を疾走し無事到着。
今日もウエルカムドリンクとスイーツでのおもてなしがありました。
カギを受け取って部屋へ向かいます。
今日気づいたのですが、シャワールームが外にもありました。
部屋で少し休み、夕食までの間、夕暮れのホテルを散歩。南国とは思えない爽やかさで本当に気持ちいい。
そして2日目の夕食です。
野菜もたっぷりでスパイシーな味付けが、一日動き回った後の体にはとても美味しい。
夕食後は隣のバーで一杯いきたいところでしたが、眠気の方が勝って部屋に撤収。
湯たんぽであたためられたベッドでぐっすり眠りました。
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